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室町後期の神事相撲(第1話)

2011.05.13
 室町時代の後期には有力寺社の荘園まで平然と守護大名や地頭に侵略されるようになっていた。京都の近くの荘園はまだ年貢が上がってくるが、北陸や関東になってくると、年貢はほとんど期待できない。

 こうなってくると、寺社の重要な財源は相撲の興行になる。形式上の収入は見物料であるが、実際は神事相撲の勝敗で賭け事を主催している商人からの寄進も大きい。地方の荘園のように代官がごまかすことも、守護大名や地頭に奪われることもないので、安心である。

 常夏たちは神事相撲に参加するため、神社に来ていた。剣術や弓道とは違い、相撲は身体全体をバランス良く鍛えることができる。相撲を中心に修行をする男の子には、がっちりとした体格で、太い腕とたくましい足の人たちが多い。服装も、まわしだけなので、筋肉が余計に目立つし、股間のふくらみも強調されるスタイルである。

 だが、この神社での相撲は少し違う。男の子も女の子もまわしなど着けずに、裸で試合をするのである。これは元々、雄略天皇が好んでいた形式だと伝えられている。女の子は足と足の間に何も付いていないので、きびきびと動けるが、男の子は動くたびに、おちんちんと金玉がよく揺れる。しかも、相手は裸の女の子なのだから、集中力が削がれてしまうし、体格・身体能力などで男の子に劣る女の子への配慮だったのかも知れない。

 常夏の一回目の対戦相手は古橋健吾だった。健吾は木材屋の息子で、身体はそんなに大きくないが、幼い頃からよく山に登り、大きな丸太を1人で楽々持って下りるほど健脚な男である。その健脚さを生かし、他の神社の神事相撲では何度も上位入賞している。

 常夏は健吾と対峙していた。お互いに全裸である。常夏のすっきりとした股間と胸のふくらみを見せつけられた健吾は思わず、反応してしまった。

『まずい・・・』

 健吾は雑念を打ち払い、試合に集中しようとしたが、相手と向かい合っていると、どうしても常夏の胸や股間ばかり凝視してしまう。健吾のおちんちんは大きく立ち上がってしまった。

 そんな様子を見ていて、常夏は思わず、笑ってしまう。女の子にはおちんちんが付いていないので、エッチなことを考えていると他の人に知られる心配もないのである。
「やっぱり、男の子のあそこって、全然我慢できないのね」と常夏はからかうようにして言った。
「うっせーよ!」
健吾は怒鳴ったが、おちんちんは勃起したままで、自分の意志ではどうすることもできない。理性の部分で勃起を抑えようとしても、脳から来る生殖機能の運用命令の方が優先されてしまうのである。健吾のおちんちんは、お腹に届くほどよく立ち上がり、金玉は余計に無防備となった。

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室町後期の神事相撲(第2話)

2011.05.14
 「日本書紀」には、雄略天皇が大工の手元を狂わせるために、若い女の子同士で裸の相撲を行ったという記述が残されている。
現代相撲の禁じ技に、相手の前袋を掴んではいけないというものがある。前袋とは、おちんちんと金玉を包む布のことだから、金玉握り禁止ということになる。
しかし、女の子同士の相撲ではそんなことを心配する必要はないし、この神社でも金玉握り禁止の決まりはない。そのため、男女対抗試合では、数秒で決着が着いてしまうことも多い。

 この神社では若い女の子が行司を行うことも多かった。
「それでは、試合を始めますね?」
行司役の女の子が確認をする。

 常夏は明るく返事をし、すぐに健吾に近づいた。
健吾は林業で鍛えた太い腕とゴツゴツとした手の平で、まさに、たくましい男の姿であった。

 しかし、おかしなところもある。筋骨隆々とした両足とは正反対に、足と足の間には金玉がだらしくなく、ぶら下がっているのである。いつもの状態なら、おちんちんが金玉を半分位は隠してくれるが、今、健吾のおちんちんは完全に勃起していて、全貌を見られてしまっている。

「おちんちんや金玉が付いていて邪魔じゃないの?」
「邪魔なわけがあるか。男だから当然だろう!」
健吾は強気に答えるが、実際は同年代の女の子に勃起を見られて恥ずかしいし、勃起を抑えようと、自分の身体をつねってみたりするが、効果はなかったのである。

 男の子は試合が始まる前から不利な格好なので、『男が女の子に相撲で負けるわけがない。おちんちんだって、ちゃんと付いているんだ。すぐに倒してやる!』と健吾は強く思った。

「始め」
 行司の女の子が可愛らしく開始を告げた。他の神社では行司も力士も男の子しかいないところが多いが、この神社では女の子でも普通に相撲の行司をしている。女の子の行司就任は、日本書紀の雄略天皇紀を根拠にしているが、雄略天皇は大工を陥れたかっただけで、日常的に女の子に行司をさせる意図はほとんど見受けられない。

 試合開始と同時に、健吾は猛烈な突っ張りを始めた。体格でも身体能力でも健吾が圧倒的に優位なので、決して女の子に押し返されることはない構えである。

 たくましい男の子の姿を見て、一瞬、常夏も見とれてしまう。しかし、男の子が激しい突っ張りをしていると、足と足の間に付いている金玉もよく揺れている。

 健吾の手が常夏の胸に触れようとした一歩手前で、常夏は素早く攻撃を回避し、横に回ると、足と足の間にぶら下がっている金玉を思いっきり握りしめた。

「ぎゃ!」
健吾は短く悲鳴を挙げ、常夏の手の上から股間を押さえる。
金玉は内蔵の一種で、そこを思い切り握りしめられたのだから、健吾には地獄の苦しみが待っていた。金玉は、神様が男の子にだけ与えた急所で、どんなに強い男の子でも鍛えることはできないのである。

 「男の子の大切なところって、厄介な物ね」などとからかいつつ、常夏は金玉を握ったまま、健吾を場外に引っ張り出そうとしたが、健吾も必死で踏ん張った。日頃、厳しい山仕事で鍛えているので、女の子の力では、簡単には動かすことはできないのである。

 常夏の手の中では、健吾の金玉が抵抗を続けている。握られたのが他の場所だったら、女の子の攻撃など何でもなかったが、金玉だけは違う。骨などで守られていない上、どんなに頑張っても、ほとんど筋肉が付かないのである。金玉から地獄の苦しみが伝えられる中で、健吾は男の意地で、両足を踏ん張り続けた。

 常夏もこのまま、金玉を強く握り込んで、健吾を気絶させても良かったが、それではすぐに決着が着いてつまらないので、別の方法を採ることにした。

室町後期の神事相撲(第3話)

2011.05.20
 常夏は金玉を握ったまま、健吾と組み合っていた。体格差は歴然で、普通に相撲をすれば、健吾の勝ちに決まっているが、金玉を握られていて行動は大幅に制限されている。相撲の技を仕掛けようとしても、金玉の痛みから逃れようと腰を引いても、金玉袋が伸びるだけだった。

健吾:「き、金玉を握るなんて卑怯だぞ!」
常夏:「男の子でしょう?だらしないわね。金玉の痛みくらい、我慢しなさいよ」
健吾:「くそお・・・」

 健吾は常夏に握って痛がりそうな急所がないか、探してみるが、足と足の間はすっきりしていて、何もぶら下がっていない。仕方がないので、おしりをつねるが、常夏は痛そうな表情すらしなかった。

常夏:「金玉よりおちんちんの方が良かったかしら?」

 そう言うと、常夏は、金玉の痛みで垂れている状態になっている健吾のおちんちんを優しく揉み始めた。

 「やめろ!」と言い、健吾は思わず、腰を引くが、おちんちんはすでに常夏の手の中にある。裸の若い女の子におちんちんを揉まれているのだから、健吾は当然、反応してしまう。男の証である金玉とおちんちんは両方とも女の子の手に落ちてしまった。

 常夏の手の中で、健吾のおちんちんが変化し始めた。

健吾:「離せ!」
常夏:「無理しちゃって、本当は気持ちが良いんでしょう?」
そう言うと、常夏はおちんちんを揉むスピードを上げた。

「く、くっ」
 健吾は快感から逃れようと腰を引くが、常夏はおちんちんを離さない。おちんちんや金玉から常夏の手を離すことが無理だと悟った健吾は、自分の太ももを強くつねり、痛みで勃起を止めようとした。

 しかし、こんな抵抗は常夏の愛撫の前には全く無力だった。男の子の身体は性的快感を優先させるようにつくられていて、反射的勃起に抗うことはできない。男の子の意志とは無関係に勃起してしまう仕組みになっている。

常夏:「こんな状況になっても、男の子のあそこって、大きくなるのね」
健吾:「ちげーよ!」
常夏:「こんなに大きくして何が違うの?」

 健吾は太ももをつねる力を強めるが、勃起は全く収まらないし、射精しそうな快感も近づいていた。

「あと、どれ位、耐えられるかしら?」
常夏は楽しそうに、健吾を見つめている。

 一方、健吾は太ももを力一杯つねりつつ、精神を統一させようと瞑想を始めたが、常夏は「溜まっているんでしょう?」・「おちんちんは素直ね」・「本当は出したいんでしょう?」などと射精を我慢しづらい言葉ばかり続けて言った。

 健吾は理性の部分では女の子に強制射精させられることを屈辱的に思い、射精を我慢しようと思うが、心の底では射精したいと思ってしまう。頭から射精を我慢しようと必死に命令を出すが、女の子におちんちんを押さえられていては効果がないのである。射精をしないようにと思う頭と、射精したいと思うおちんちんとの葛藤は、勃起という形で男の子に矛盾を知らせる。

 最初、健吾には射精したいという意志など一切なかったが、常夏に愛撫を続けられ、おちんちんが勃起してしまうと、脳がおちんちんの現状に男の子の心を服従させようと働きかけるので、いつの間にか、心身共に射精を優先させていたのである。

「う、う・・・」
「おちんちんと金玉はどっちの方が気持ち良いの?」

 健吾は、太ももをつねって、最後まで射精を回避しようと必死で頑張ったが、おちんちんの収縮筋が上限を超えて、ついに射精してしまった。最後の最後まで踏ん張って来たので、勢い良く出てしまう。

「やっぱり、男の子って、我慢できないのね」などと常夏が茶化し、すぐ側で見ていた行司の女の子も少し笑っている。健吾も常夏・行司という2人の若い女の子に射精を見られて、とても恥ずかしい気持ちになる。本来は常夏のやっていることの方がずっと変態な行為であるが、男の子は強制射精させられた時、女の子に自慰を見られたと錯覚してしまうらしい。

 しかも、話は恥ずかしさだけでは終わらない。射精後、金玉の痛みが再び戻ってきたのである。金玉のぶら下がっている身体から脱出できたのは精子だけなのである。

 この機会を逃さず、常夏は金玉袋ごと投げるように引っ張る。射精直後だったこともあり、防御の構えが緩み切っていた健吾は体勢を崩して、あっさりと土俵上に倒れてしまった。さらに投げられる時、常夏に金玉をグリッと持って行かれたので、耐え難い苦痛が健吾を襲う。

 「常夏の勝ちです」と行司が判定を下し、試合が終わった後も、健吾は男の子にしかわからない痛みと闘わなければならなかった。

室町後期の神事相撲(第4話)

2011.06.05
 この神社の神事相撲は、5回試合をして3勝した者から本戦に進めることになっている。常夏の2回目の相手は、高浦和馬(たかうら・かずま)だった。鈴与の弟である。色白で、髪の毛が長く、身体も細くて、鈴与の小さな頃によく似ている。実際、洛中を歩いていると、仲の良い姉妹だと思われることも多々あるらしい。しかし、和馬は男の子だし、おちんちんと金玉もしっかりぶら下がっている。

 常夏が周囲を見渡すと、苦しそうに股間を押さえてしゃがみ込んだり、すっかりうずくまって、金玉から来る痛みにじっと耐えている男の子が相当数いた。女の子を土俵外に押し出すなどして勝った男の子もいるが、その間に金玉を思いっきり金玉を握り込まれて、ほとんど動けなくなっている子も多い。

 普通、女の子は投げ飛ばされても、突っ張りを受けても、少しの間、痛いだけで、すぐに痛みは消えるが、金玉の痛みは違う。何分も何十分も続く、男の子にしかわからない苦しみなのである。

 和馬の1回目の相手は年上の男の子で、和馬は数秒であっけなく負けている。男の子同士だったので、金玉の握り合いにはならず、単純な体力勝負であった。なので、体力は十分温存しているが、今回は自分より年上で身体の大きい常夏と戦わないといけないので、少し縮まっている。

 和馬と対峙した常夏は、和馬のことを『かわいい』と思った。やはり、鈴与と似ているし、声も仕草も女の子っぽくて、ぎゅっと抱きしめたくなる感じだった。

『和馬君にはかわいそうだから、今回は金的攻撃なしで勝負をつけてあげよう』と思った。

「始め」

 常夏は和馬と組み合った。背も常夏の方が高く、腕も足も常夏の方が太い。一方、和馬は腕も足も細いし、足と足の間には金玉も付いている。和馬は頑張って踏ん張るが、常夏が押しを入れる度に金玉がだらしくなく前後に揺れる。

 体格も身体能力も相手の女の子の方が上で、男の子には金玉という最大の急所が付いているのだから、和馬が勝てるわけがない。常夏は得意の金的攻撃を控えてくれているが、このままでも和馬は負けてしまうであろう。

 しかし、そんな時、場外から「常夏の胸を握ちゃいなさいよ!」という声が聞こえた。
声の主は、鈴与である。
やはり、姉としては弟があっけなく負けてしまうのを黙って見てはいられなかったのだろう。
体格でも身体能力でも常夏に劣る和馬が勝つためには、女の子の急所を攻撃するしかない。常夏と和馬の身長差からしても、常夏の胸を引っ張ったり、握り込んだりするには有利な位置だった。

 鈴与の声を聞いて、和馬は常夏の胸を握りしめた。女の子の胸はとても柔らかく、温かい触り心地が和馬に伝えられる。金玉とはまた違った柔らかさである。男の子との身体の違いを実感して、和馬は不思議な感覚に襲われた。

 もしも、和馬がもう少し大きな男の子だったら、勃起していたかも知れないが、和馬の年齢では、視覚と通常の触覚からの情報であれば反応せずに済む。純粋に、男の子と女の子の身体の違いを楽しんでいる感じだった。

 一方、胸を握られてしまった常夏は少し困ったことになった。和馬の握力でも胸を力一杯握られながら動かれると少し痛いし、このままでは和馬を土俵外に出そうとしても胸が引っ張られてかなり痛いことになる。和馬にはかわいそうだが、やはり、金的攻撃をするしかないと常夏は思った。


室町後期の神事相撲(第5話)

2011.06.05
 常夏は和馬の金玉を2つとも片手で握った。ただし、前回対戦した健吾とは違って、成長前の金玉である。基本的な構造は同じであるが、射精可能年齢にはまだ達していないので、ほぼ男の子に地獄の苦しみを与える位しか役割がない。

 和馬は劣勢ながらも、常夏からの突っ張りや投げ技にじっと踏みとどまっていたが、金玉を握られて腰が退けた。金的慣れしている常夏は男の子が悶絶しない程度の力で金玉を握っているが、それでも男の子にとってはかなりの苦痛で、和馬は苦しそうな顔をしながら、常夏の胸を握り続けた。

「和馬君、胸を離してくれたら、金玉握りもやめてあげるよ?」
常夏の言葉を聞いて、和馬は迷った。姉に言われて胸を握っているだけで、胸握りは卑怯だという想いがどこかにあった。しかも、このまま胸を握り続けても、常夏に勝つような技を和馬は持っていない。
「和馬、騙されちゃダメよ!握り続けなさい!もしも、常夏の胸から手を離したら、電気あんまだからね!」
また、土俵外から介入があった。
仲の良い姉妹のように見えて、実践体術の技を弟で試しているらしい。

 和馬が退くに退けない情況にあるので、常夏は和馬があまり苦しまない方法で、さっさと勝負を着けることにした。男の子が1番痛がるのは副睾丸であるが、普通に金玉を軽く握っただけでも、動き回れない位の痛みを維持するのは簡単である。

「ひー、ひー、ひー」
姉から電気あんまを受けることを怖れて、和馬は必死で胸を握り続けているが、普通に胸を握っているだけではそんなに常夏は痛がらない。やはり、胸を握ったまま、引っ張ったりして、初めて真価を発揮する技である。だが、金玉を握られている和馬にそんな力は残されていない。本当は今すぐにも常夏の胸から手を離して、うずくまっていたい心境である。

 一方、金玉は軽く握られただけでも男の子に大きな苦しみを与える。内臓をぐりぐりされているのと同じ痛みが与えられるのだから当然である。本来、金玉は身体能力が女の子より高い男の子にわざと作った急所であるが、第二次性徴期前の男の子と年上の女の子が戦った場合、女の子が圧倒的に有利になってしまう。

 常夏は不意に金玉を握る力を強めた。
「ひゃ!」
和馬は短く叫ぶ。
思わず、常夏の胸から手を離しそうになるが、寸前のところで留まった。相撲は長くても数分で終わるが、姉からの電気あんまは姉の気が済むまで続く。女の子が男の子を倒すためだけに考えた実践体術の技は、大人の男の人でも我慢できないのだから、和馬が耐えられるわけがない。女の子のやりたい放題である。しかも、鈴与は、常夏のような手加減はほとんどしてくれない。完全に遊び感覚で実践体術の技を使ってくるから、今、常夏との勝負に耐えた方がマシである。

 常夏は金玉を握ったまま、土俵際まで持っていく。これには和馬も従うしかない。和馬が自発的に動いてくれるので、常夏の胸もそんなに痛まずに済む。このまま、足払いで倒しても良かったが、それだと和馬が最後まで手を離さなかった場合、とても痛い思いをするので、普通に身体を反らして、和馬だけ土俵外に行くように仕向けた。

 それでも土俵際で、和馬は必死に踏ん張ったが、金玉袋が伸びるだけで無駄な抵抗である。しかも、何とも言えない吐き気までこみ上げてきた。これも金玉に受けた攻撃を脳が内蔵中枢部への攻撃だと判断して、本来は関係ないはずの消化器官にまで沈静化の指示を出す結果である。生殖器と消化器官の同時攻撃を受けては和馬も耐えることができず、土俵外へと出てしまった。


室町後期の神事相撲(第6話)

2011.07.07
 常夏の3回目の対戦相手は、山口雅貴(やまぐち・まさき)だった。米問屋の息子で、運動神経は鈍いものの、体格だけは有力寺社の神事相撲に出ても全く問題ないほど良い男の子だった。

 雅貴と戦う相手は、土俵外に出そうとしても重たくて苦労するし、攻めあぐっている間に雅貴から突っ張りなどを受けてしまい、逆にピンチとなってしまう。しかも、瞬発力の悪さとは対照的に、雅貴の足腰はしっかりしており、強い攻めを受けても全く動じないほどの構えを身につけている。もしも、持久戦になったら、雅貴が圧倒的に有利である。

 実際、1回目・2回目に戦った男の子は、胸やお腹に強烈な突っ張りを何度もしたが、雅貴は全く痛がらなかった。腹筋や太い骨で守られているためである。しかし、どんなに強い男の子でも弱点はある。常夏はその弱点を狙うことにした。

 常夏は雅貴と対峙した。背の高さ、恰幅の良さ、どれを取っても力士向きの体型である。しかし、何よりも目を引くのは股間であった。勃起していない状態でも普通の男の子よりずっと大きい物を足と足の間にぶら下げているのである。

常夏:「ずいぶん、大きそうだけど、溜まっているのかな?私が抜いてあげようか?」
雅貴:「女のくせに生意気だぞ!」
常夏:「そう?それじゃあ、試合が終わるまで勃起しないでね。どれくらい溜まっているのかな?おちんちんは我慢できるかしら?」

 ただでさえ、全裸の若い女の子を前にして、おちんちんは敏感になっているというのに、射精を連想するようなことを言われて、雅貴の意志とは関係なしに反応し始めた。
『まずい』と雅貴は思い、大きく変形しないように努めるが、おちんちんの状態を意識するほど逆に局部は敏感になってしまう。

 これで常夏の計画の第一段階は終わった。常夏が直接触らなくても、雅貴のおちんちんは完全に勃起して、金玉はさらに無防備となった。通常時なら、垂れている状態になっているおちんちんがクッションの役目を果たしてくれて、金蹴りされてもいくらかは衝撃を和らげてくれるようになっているが、おちんちんが勃起している状態だと直接攻撃を受けることになる。しかも、勃起時は金玉袋の防御機能も緩んでいるので、ますます女の子が有利になる。

室町後期の神事相撲(第7話)

2011.07.07
「始めて下さい」
行司の合図と共に試合が始まった。

「おりゃ!」

 雅貴は威勢良く声を挙げ、雅貴は常夏と真っ正面から組み合った。体格差は歴然としており、常夏が雅貴に押し切られるように見えた。実際、常夏が全力で押し返しても雅貴はびくともせず、わずか数秒で常夏を土俵際まで追い詰めた。あとは投げ飛ばしても、突っ張りで土俵外に押し出してもいい。雅貴の勝ちが確定するはずだった。

 しかし、そこで雅貴の動きが止まった。常夏が金玉を2つとも握りしめたためである。しかも、常夏は副睾丸をグリグリと弾くように揉んでいる。副睾丸は精子を大切に育て保存する繊細な器官で痛感神経も集中している。そこを攻撃されたらのだから、雅貴には地獄の苦しみが待っていた。

「ぐお!」

 雅貴は叫びながら暴れまくって金玉から常夏の手を離そうとしたが、常夏は金玉を下に引っ張るようにして握っているため、身動きが取れない。しかも副睾丸からの激痛とともに、脳では副睾丸をグリグリと揉まれたことを内臓奥部への衝撃と錯覚し、男の子を強制的に沈静化させるので、どんなに強い男の子でも瞬時に戦意を喪失してしまう。

「き、キンタマ握りなんて卑怯なこと、しやがって!」
苦しみながらも雅貴は負けじと常夏の髪を引っ張った。女の子の髪は長く、髪の毛を引っ張られると相当の苦痛を伴う。さすがの常夏も少し痛そうな顔をした。

 見た目では、男の子と女の子との我慢大会のようになったが、握り合いでは常夏の方が圧倒的に有利である。女の子の股間はすっきりしていて何も付いていないが、男の子の股間にはおちんちんと金玉がしっかりぶら下がっている。しかも、金玉は筋肉や骨に守られていないので、男の子は内臓を直接攻撃されたのと同じ痛みを受けることになる。

常夏:「さっきまでの元気はどこへ行ったのかな?」
雅貴:「キンタマから手を離せ!」
常夏:「男の子は女の子よりも体力があるから、これくらい、平気でしょう?それとも、金玉握られると、男の子は女の子に勝てないのかな?」
そう言うと、常夏は金玉を握る力をさらに強めた。

「ぐ、ぐっ」
 雅貴は歯を食いしばって踏ん張るが、金玉からは地獄の苦しみが伝えられる。男同士で誤って股間を蹴られたりしたことはあったが、女の子に金玉を握られるのは初めての体験で、まさかこんなにも痛いとは思ってもみなかった。

 一方、金的攻撃慣れしている常夏は余裕の表情だった。どんなに強い男の子でも金玉さえ握ってしまえば、女の子に逆らえなくなるのだから。

室町後期の神事相撲(第8話)

2011.07.07
 雅貴は何とか常夏を倒そうと思ったが、金玉をしっかり握り込まれているため、身動きが取れない。握られた場所が他の場所だったら、女の子の攻撃くらい、何でもなかったが、金玉だけは違う。どんなに頑張っても筋肉がほとんど付かないため、大人の男でも生まれたばかりの赤ちゃんと同じ防御力しかない。

 しかも副睾丸から来る激痛には日頃鍛えている腹筋も上腕二頭筋も全く役に立たない。生殖機能に関わる特殊な痛みなのである。

「く、くそぉ・・・」
 雅貴はすぐにも座り込んでしまいたかったが、金玉を握られていてはそれもできない。それに、このまま、常夏に負けてしまっては男の威信に関わるので、常夏の髪を引っ張り続けた。

常夏:「私の髪、離してよ」
雅貴:「お前こそ、キンタマを離せよ!」
常夏:「えー、だって、女の子の大切な髪の毛よ。男の子の金玉なんかと一緒にしないでよ?」

 そう言うと、強弱を付けて金玉を握り始めた。強弱を付けて金玉を握られると、かえって痛みへの耐性ができにくく、男の子はさらに苦しい思いをするらしい。

雅貴:「ぐ、ぐ、キンタマだけはやめろ」
常夏:「ずいぶん、苦しそうね。まあ、男の子だもんね」
雅貴:「お前、いい加減にしろ!」

 雅貴は再び、常夏から逃れようと暴れ始めた。しかし、金玉は常夏にしっかり握り込まれている。動き回ってもさらに握り方がきつくなるだけである。

常夏:「おとなしくしなさいよ」

 髪を引っ張ったまま暴れられても困るので、常夏は本格的に雅貴の動きを封じる作戦に出た。男の子を痛みで屈服させるのは副睾丸が最適だし、消化器官や呼吸器官をダウンさせて倒すには金玉本体が有効である。

 雅貴は痛みだけだと最後までしつこく闘い続けそうな性格なので、金玉本体を狙って、間接的に戦闘不能にする方が効果的だと常夏は考えた。しかし、実践体術を習っていない雅貴は痛み以外にそんな機能があるとは知る由もなかった。

雅貴:「ひー、ひぃ・・・」
 常夏の金的攻撃を受けても、雅貴は男の意地で、試合を続けていたが、急に息が苦しくなってきた。金玉には重要な神経が集中しているから、かなりの即効性がある攻撃方法である。

常夏:「どう?降参する?」
雅貴:「女なんかに負けるわけがないだろ!」
常夏:「そう?それじゃ、金玉やられても大丈夫ね。かよわい女の子だもの。倒れたりしないでね?」

 そう言うと、常夏は金玉を袋ごと掴む感じで、下に向かって引っ張り始めた。

「うお!」
 思わず、雅貴も悲鳴を挙げた。金玉袋は厚いとは言え、皮1枚だけである。雅貴は踏ん張ったが、金玉袋ごと引き抜くような握り方をされているので、男の子には対処のしようがない。雅貴はあっさりと土俵上に崩れしまった。これで、常夏の三連勝である。

 一方、雅貴は行司が「常夏の勝ちです」と判定を下した後も、男の子にしかわからない痛みと戦わなければならなかった。金玉は男の子だけの急所なのだから、行司の女の子にもどんな風に痛いのか、想像もできない。

「立てますか?」と行司の女の子が尋ねても雅貴は苦しそうな顔をしてうずくまったままなので、常夏と行司の女の子は協力して、雅貴を土俵の外に移動させた。

「あまり無理しないで下さいね」
そう言うと、行司の女の子は痛み止めを雅貴に飲ませて、次の試合の準備のために去って行った。

室町後期の神事相撲(第9話)

2013.10.19
 明日香は3連勝で予選を通過できた。周囲を見渡してみると、女の子はだいたい残っている。一方、金的女に当たってしまった男子は、身体の大きな者でもうずくまって、棄権を余儀なくされた者が多数いる。会場の片隅で苦しそうに倒れている男たちがその例だ。

 金的女にも当たらず、持ち前の高い身体能力を生かして、3連勝できた男は意気揚々としていた。それもそのはずで、周りには全裸の女の子が何人もいる。急所攻撃好きなところを除けば、普通に可愛い女の子だし、普段、女子の裸を見る機会などない男子にとってはたまらない誘惑である。

 英二(えいじ)もその誘惑に乗せられた1人である。普段は男ばかりの道場で、きつい剣術の修行に励んでいる。実践体術の道場とは異なり、まさに男の世界である。近江に代々続く武家の出身なので、幼い頃から道場に通い、朝から晩まで猛訓練を積んでいた。

 日頃の修行と第二次性徴のおかげで、筋骨隆々とした、たくましい身体を手に入れることはできたが、身体の急成長と共に増大してきた性欲へのはけ口は全くない環境である。

 性欲など煩悩がある証拠だとみなされる道場なので、滝に打たれたり、座禅を組んだりして、性欲を遠ざけていた。座禅を組んで瞑想をしていれば、自然に勃起も収まるし、激しい性衝動に駆られることもない。

 だが、今日は様子が違っていた。日常生活では出会うことも少ない女の子がみんな全裸でいるのである。若い男が若い女の裸を見れば、当然であるが勃起してしまう。

 本戦1回目、明日香は英二と対峙していた。

 予選の時と同じく、明日香は堂々と両足を開いて仁王立ちしている。もちろん、そこには、おちんちんや金玉と言ったわずらわしい物は何もぶら下がっていない。

 一方、すっきりとした股間と胸の膨らみを見せられた英二はどうしても反応してしまう。

 英二は『まずい・・・』と思い、いつものように真名を唱え、瞑想で雑念を追い払おうとした。しかし、一度勃起し始めたおちんちんは言うことを聞かず、お腹に届きそうなまでに大きく立ち上がってしまった。

 周りの男子も似たような状況で、金的攻撃を受けていない男子は全員勃起している。試合までの間に、男子たちは座ったり、柔軟体操をしたりして、勃起を隠そうとしているが、そんな造作は女子には丸わかりである。

明日香:「男子ってば、普段は偉そうにしているのに、全然我慢できないのね」

英二:「うるせーよ。男だから当然だろ」

明日香:「でも、勃起は赤ちゃんを作るための準備なんでしょう?その気もないのに立たせないでよ♪」

 明日香にからかわれて悔しい英二は、内股の太ももをつねったりしたが、勃起は直らない。むしろ、明日香の挑発を受けて、英二のおちんちんはガチガチに固くなってしまった。いくら、男子が勃起を抑えようと努力しても、男子の身体は生殖機能の行使を優先してしまう仕組みになっているので、当然である。

 英二のおちんちんは天を指すように立ち上がり、金玉は全貌をさらけ出した。こうなると、金玉はますます無防備になる。

室町後期の神事相撲(第10話)

2013.10.19
 英二のおちんちんを思い通りにコントロールできて、明日香は得意げだった。女の子にはわからないが、男の子にとって、他人に勃起を知られることはとても恥ずかしいことらしい。

 女の子の生理現象はほとんど内面的なもので終わり、エッチなことを考えていても他人にはわからない。なので、男子のおちんちんを観察しながら、『今日はどんな風に攻めようかな?』・『英二のおちんちんって、他の男子よりも大きいね』などと、じっくり想像を膨らますことができる。

 一方、女の子の身体を見せつけられた英二はそれどころではない。勃起を抑えることもできず、『つっぱりで一気に倒してやる!』と意気込むことしかできなかった。

彩夏:「それでは始めてください」

 行司の合図で、試合が始まった。

英二:「おりゃあ!」

 開始早々、英二は大声を挙げながら、猛烈なつっぱりを開始する。がっちりとした身体から太い腕のつっぱりが勢い良く繰り出される。通常の相撲なら、どんな力士も寄せ付けないほどの惚れ惚れとする構えだった。

 しかし、おかしなところもある。男であるが故の弱点と言った方が良いかも知れないが、動くたびに足と足の間にぶら下がっている金玉が激しく揺れる。どんなに激しく動き回っても、きびきび行動できる女の子から見ると、とても不思議な光景であり、明日香にとっては、「金玉を握って下さい!」と言っているような体勢である。

 男子会心のつっぱりが明日香の顔面を直撃しようとしていたその瞬間、英二の動きがぴたりと止まった。それもそのはずで、明日香が英二の金玉を2つも片手で握りしめたのである。

英二:「ぐおお!!」

 英二は凄まじい悲鳴を上げると、金玉の痛みから逃れようと暴れ始めたが、明日香は金玉を握った手を離さない。逆に副睾丸の位置を把握すると、そこをぐりぐりと揉み始めた。

英二:「ぐうう!離しやがれ!」

 英二は叫んだが、叫んでいる間に第二の痛みが英二を襲った。男子にとっては金玉自体が急所だが、副睾丸はそれを上回る急所であり、金玉で作られた精子を受精可能なレベルに上げるまで保管している器官である。生殖活動のみならず、生命活動の維持に必要な神経が集中している。

 骨や筋肉で守られていないところに作られた大切な臓器なので、男子自身に守ってもらおうと、そこに衝撃を受けたときはどこよりも痛く感じる仕組みになっている。逆に言うと、激痛で男子は両手で股間を押さえるしかない。これで副睾丸は守られるかも知れないが、男子はその他の行動を全くできなくなってしまう。明日香はこの仕組みを利用して、英二と戦っているのである。

 英二も金玉が急所なのは知っていたが、副睾丸は存在自体知らなかった。剣術の道場で、男の急所を狙う者などだれもいなかったし、自身が股間にぶら下げている急所についての講義など受けたこともない。

明日香:「キンタマの痛みはどうだったかしら?」

英二:「こ、こんな卑怯なことしないで、堂々と戦えよ!」

明日香:「卑怯なんかじゃないわよ。英二も私の股間を握りたかったら、握れば良いじゃないの」

 そう言うと、明日香は英二が握りやすいように自分の股間を近づけた。

英二:「おりゃ!」

 苦しみながらも英二は反撃をしようと、明日香の股間に手を伸ばした。しかし、明日香の股間はすっきりとしていて握る場所がない。仕方がないので、足と足の間を圧迫した。

 見た目は男女で股間の握り合いをしていて、対等な状況に見えるが、実際は明日香が圧倒的に優勢だった。女の子には金玉のような無様な急所はぶら下がっていない。それどころか、出産に大切な部位なので、骨や筋肉で構造的に何重にも守られている。

明日香:「くすぐったいわね。そんなんじゃ、全然痛くないわよ?」

英二:「くそお・・・」

 英二は悔しがったが、男が全力で股間を握っても女の子は全然痛がらない。逆に、女の子に金玉を握られると、男子は激痛に襲われる。激痛の中で、不平等な条件を見せつけられた英二は急激に戦意を失っていく。

 一方、明日香は英二の金玉を握る手に力を加えた。

英二:「ぐわあ!!潰れる!!」

明日香:「キンタマなんて付いていても邪魔なだけでしょう?私が潰してあげる♪」

英二:「てめえ、ふざけやがって!」

 英二は明日香を殴ろうとした。しかし、次の瞬間、急に身体が言うことを利かなくなった。それどころか、息苦しくなり、その場に立っていることも難しくなった。

 それもそのはずで、明日香が副睾丸経由で、英二の運動神経をショートさせたのである。副睾丸への衝撃を脳は内脳奥部への衝撃と判断し、男子を強制的に沈静化させる。こうすれば、あとは明日香の物である。

 股間からは来る重苦しい痛みが来て、脳からは「うずくまれ!」と命令が出される。どんなに強い男子でも生殖器から来る生命に関わるような激痛と脳からの最優先命令に抗うことはできない。すぐ側に自分の男としての人生を台無しにしようとしている女子がいても、立ち上がることさえできないのである。