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極月の天使(第1話)

2011.07.27
 友恵(ともえ)の喧嘩はたいてい、数秒で勝負が着く。迷うことなく、男の急所に一撃を入れるからである。幼稚園の頃からこの方法で、友恵は男の子相手の喧嘩なら、ほとんど負けなしだった。

 友恵がいた小学校6年生のクラスでは、男女は相互不干渉の原則が成立していた。女の子は男の子が何をしても基本的に無関心だし、男の子はどんなに喧嘩早いいじめっ子でも、女の子には手を出さないのである。しかし、その原則が破られる日もある。もっとも、原因は女の子側にあったのだが。

 クラスのガキ大将格で、孝(たかし)という男の子がいた。小学6年生で、すでに身長は170センチ近くあって、高校生と見間違われるほど大柄だった。

 水泳の授業で、学校指定の水着を着る男の子は股間のふくらみが強調されてしまう。男の子たちの間では、股間の触り合いが流行っていた。男の子たちが悪ふざけをしている場合、普通、女の子は興味があっても無関心な振りをしていたが、今日は違っていた。

 友恵が孝の股間を触って、「勃起している!」などとからかったのである。実際に勃起していたか、どうかは定かでないが、そう言われた孝はキレて、友恵と勝負することになった。

 勝負は放課後、裕美(ゆみ)の家で行われた。勝負を見届けるため、孝側からは大祐(だいすけ)・康平(こうへい)、友恵側からは裕美・香菜(かな)がやって来ていた。

裕美:「勝負の方法は今日、問題になった股間の責め合いで良いかしら?」
孝:「望むところだ。俺は勃起していなかったんだからな」
友恵:「私もそれで良いわよ」

 これは友恵が事前に他の女の子たちと話し合って、決めた流れである。いくら小さい頃から剣道をやっている友恵とは言え、孝と本気で喧嘩をしてしまったら、急所攻撃をする前にやられて負けてしまうかも知れないと思ったからだ。

 もちろん、一方の孝も金玉が男の急所だということは知っていたが、『女の子の蹴りくらい平気』だと勝手に思っていた。実際、孝は外部のバスケクラブに所属しており、高身長と高い身体能力を生かして、チームを何度も上位入賞に導いている。同い年の女の子に喧嘩で負けるわけがないと信じていたのである。

 ジャンケンで、先攻は孝、後攻は友恵と決まった。

裕美:「お互いに5発ずつ蹴って交代ね。先に降参するか、うずくまったまま、1分以上、立ち上がれなかったら、その人の負けでいい?」

友恵と孝はうなずいた。

友恵:「何回勝負?」
裕美:「3回勝負くらいでいいんじゃないの?孝もそれでいい?」
孝:「大丈夫だ。俺の三連勝で決まりだな」

 孝は『俺の蹴りを受けたら、友恵も痛くて泣き出すだろう』と思い、自信満々な表情で、他の男の子も、体格でも身体能力でも友恵に勝る孝の圧勝を確信していた。行く手に待ち受ける地獄の苦しみも知らずに。

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極月の天使(第2話)

2011.07.27
「それじゃ、始め」
裕美がかわいらしく、試合開始を宣言した。

 孝は友恵の目の前まで近づくと、立て続けに5回蹴った。どの蹴りも鋭く、友恵の足と足の間に命中するが、友恵は笑顔のまま、全く動じない。

「なんで効かないんだよ!」
意外な結果に、孝は少し驚いた。外部では女の子たちと合同で練習をすることもあるが、胸にボールを受けただけで泣き出す女の子もいて、『強そうに見える女の子も本当は弱いんだなぁ』などと思っていたのである。

「次は友恵ちゃんの番ね」

 友恵は足を孝の股間に何度か当てて蹴る位置を確認した。まだ触れただけだが、ズボン越しでも金玉の柔らかさは十分伝わってくる。

 一方、孝もズボン越しとは言え、股間を圧迫されて少し腰が退けた。
しかし、『俺は男なんだ。おちんちんも、ちゃんと付いている。こんな女の子に負けるはずがない!』と自分の心に言い聞かせ、両足を広げて、仁王立ちする。

 金玉の位置を確認し終わった友恵は孝に金蹴りを決めた。手加減はしていたものの、狙いは正確で金玉直撃だった。孝のパンツの中で、金玉がグリっと動く。

「ぎゃ~!」

 孝は凄まじい悲鳴を挙げたまま、うずくまった。男子最大の急所を蹴られたのだから、当然である。男の子はしばらく立ち上がれない。そんな様子を見て、女の子たちは楽しそうに笑い出すが、大祐と康平はまるで自分が蹴られたような表情になった。

「まだ、一発目よ。早く立ってよ?」

 友恵は催促するが、孝は金玉の痛みでそれどころではない。生殖機能維持のために金玉には重要な神経が集中しているし、本来、金玉は適温状態で精子を作るために体外に露出している内臓なので、そこを蹴られると、内臓を直接蹴られたのと同じ痛みが与えられるようになっている。

「苦しそうね。立てないの?」
「ち、ちげーよ!」

 孝は何とか男の意地で立ち上がろうとするが、金玉から来る痛みが戦意を奪っていく。孝にはバスケで鍛えた健脚があるが、その足と足の間にぶら下がっている金玉は、とても脆かったのである。少し動いただけで、金玉が揺れて、痛みが倍増し、男の子に地獄の苦しみを与え続けた。

極月の天使(第3話)

2011.07.27
 まだ、金蹴りを1発受けただけであったが、孝は1分経っても立ち上がれなかった。この時点で1回戦目の友恵の勝ちが確定した。バスケで鍛えている男の子も金玉だけは弱かったのである。

友恵:「やっぱり、男の子は金玉がすごく弱いのね」
香菜:「男子最大の急所だもの。お兄ちゃんにやった時もこんな風になちゃったし」
裕美:「え、香菜ちゃんのお兄さんもダメだったの?」

 香菜の兄はがっちりとした体格の高校生で、テニス部に所属している。かなりのイケメンで、香菜の家に行った時、何度か、香菜の兄の彼女にも会っている。(会う度に違っているので、彼女ではなく、友達かも知れないけど)

香菜:「こないだ、逆上がりの練習を見てもらった時、逆上がりする振りして、お兄ちゃんの足と足の間を蹴ったんだけど、変な悲鳴を挙げちゃって、30分位?うずくまっていたわ」
友恵:「香菜ちゃんってば、あんなに格好良いお兄さんにそんなことをしちゃダメよ?」
香菜:「えー、別に良いでしょう?お兄ちゃんなんだもの。妹の蹴り位、我慢できるようにならないと」
裕美:「でも、香菜ちゃんって、前から逆上がりできたよね?」
香菜:「それは、ひ・み・つ」
友恵:「やっぱり、香菜ちゃんは悪い子。そんなことしていたら、バチが当たるよ?」
香菜:「バチなんて当たらないわよ。スカートをはいて逆上がりをやると、お兄ちゃんも喜んでいたから」

 さりげなく、香菜がすごいことを言ったが、友恵も裕美も、これ以上、お兄さんのイメージを壊されたくなたかったので、孝のことに話を戻した。

裕美:「1回戦目は友恵の勝ちね。10分後に2回戦目をやるから、それまでに直してね」
大祐と康平にそう言うと、裕美はソファーの方へ向かい、楽しそうに友恵たちと話を始めた。

 一方、孝の介抱を頼まれた大祐と康平は困惑した。金玉を痛めた男の子への応急処置の方法はほとんどなく、冷却スプレーなどで冷やすか、鎮痛剤を飲ませるしかない。しかも、冷却スプレーの方は、使うと逆に痛みで悶絶する男の子までいるから、普通は、選手が交代するか、個人種目なら試合中断になる。

 しかし、女の子との喧嘩に、そんなことをしてくれる審判はいない。裕美が審判と言えば、審判であるが、男の子の願いを聞いてくれそうにない。

 プロボクサーも柔道の選手も金玉だけは鍛えることができないのだから、小学生の男の子が我慢できるわけがない。孝は胎児のように身体を丸めて、金玉の痛みが過ぎ去るのをじっと待っているしかなかった。

極月の天使(第4話)

2011.08.01
 大祐と康平はサッカークラブに所属しているが、練習の時、かなり危ない。相手の蹴りとボールが急所に直撃することがあるからだ。夏場は暑いし、サッカークラブもあるので、大祐は冷却スプレーをよく持ち歩いていた。

大祐:「冷却スプレーあるけど、冷やすか?」
大祐が尋ねると、孝もうなずいた。小学校ではかなり大柄で評判な身体も金玉から来る痛みには無意味で、孝は苦しそうにズボンとパンツを開くと、金玉に冷却スプレーをかけた。気休め程度にしかならないが、何もしないよりかは遙かにマシである。

 そんな様子を見て、女の子たちはつい、ときめいてしまう。普段、威張っている男の子をこんなに簡単に地獄モードへと落とせるのである。しかも、その金玉が男の子の象徴で、自分たちには付いていないのだから、ますます好奇心が湧いてくる。

裕美:「そろそろ、試合再開できる?」

 まだ金玉の痛みは残っているが、何とか動ける状態にまで回復したので、孝は立ち上がり、友恵との試合を再開した。

 友恵の前と再び対峙した孝は、1回戦目とは少し印象が変わっていた。金玉から来る痛みで、フットワークが悪くなっているし、金的の恐怖におびえている感じだった。もちろん、友恵にとって、金玉の痛みなど、全く理解できない。女の子は一生経験することのない男の子だけの痛みなのである。

裕美:「それじゃ、また孝の方から5回ずつ蹴りね」

 孝は、友恵のターンになる前に、友恵をうずくまらせて勝負をつけようと、思いっ切り、友恵の股間を蹴り上げた。

バッシン!バッシン!バッシン!
孝のキックが見事に命中するが、友恵には何のダメージも与えられない。男の子と違って、女の子の足と足の間はすっきりしていて、金玉のような急所はぶら下がっていないし、骨や筋肉によって、何重にも守られているのだから当然である。

孝:「なんで痛がらないんだよ!」
友恵:「そんな蹴りで、痛いわけないでしょう。男の子だったら、痛いの?」
孝:「くそ!」

バッシン!バッシン!
孝は渾身の力を込めて、友恵の股間を蹴り上げたが、友恵は全く動じなかった。小学生の女の子とは言え、基本的な身体の創りは大人と大差がない。構造的に重要部分はしっかりと守られている。小学生の男の子の蹴り程度ではびくともしないようになっているし、かえって、男の子の方が足を痛めるくらいである。

「はー、はぁ、くそ!」
孝が体力を相当消費して蹴ったにも関わらず、友恵は泣かないどころか、うずくまりもしなかった。それどころか、自分に何もできなかった男の子を少しバカにしたような表情をしている。

友恵:「次は私の番ね。金玉、潰しちゃうから覚悟しなさいよ」

 その言葉を聞いて、孝はもちんろんのこと、大祐や康平まで震えた。自分たちの攻撃法が相手には全く通用しないのである。しかも、女の子からは、自分の身体で1番弱いところを攻撃されるのだから、どんなに強い男の子でも耐えることはできない。

極月の天使(第5話)

2011.08.01
 友恵を前にして、孝は思わず、内股になりたかったが、男の意地で、足を大きく広げたまま、立った。

 蹴る位置を確認すると、友恵は孝に金蹴りを決めた。しかも、今度は金玉をグリっと動かすような蹴りだったので、金玉の変形を強いられた男の子は地獄の苦痛に襲われる。

「ぐっお!」

 孝は金玉を押さえ、その場にうずくまったが、どうにもこうにも痛みが引かない。孝は知る由もなかったが、金玉を蹴られると、脳が内蔵奥部への衝撃と錯覚して男の子を強制的に沈静化させるのである。脳から来る構造的な命令な命令には、どんなに屈強な男の子でも抗うことができないのだから、孝が勝てるわけがない。

友恵:「もう降参なの?」
孝:「だれが女に降参なんてするもんか!」
友恵:「そうなんだ。それじゃ、待っていてあげるね。1分過ぎても良いわよ」

 1分ルールがなくなったので、男の子の即負けという事態は避けることができたが、孝は再び金蹴りを受けないといけないことになる。

裕美:「小さなキンタマを蹴られただけなのに、だらしがないわね。男の子だったら、我慢しなさいよ」
友恵:「男の子だから、我慢できないんじゃないの?」
裕美:「女の子同士だったら、全然平気なのにね。香菜ちゃん、試してみる?」
香菜:「いいわよ」

 裕美と香菜の間で股間の蹴り合いが始まった。お互いに力が入っていて、バッシン!バッシンと音がするが、スカートの中に蹴りが入るだけで、2人とも全然痛がらなかった。

裕美:「男の子って、本当にキンタマが弱いのね」
香菜:「子供を作るのに大切なところだから、どこよりも痛みを感じやすくして、男の子に守ろうとする気持ちを持ってもらうようになっているって、先生も言っていたよね」

 言い終えると、香菜はスカートの上から足と足の間を押さえて、何も付いていないことを確認した。やはり、自分は女の子なのである。

 その時、香菜が同じ部屋にいる男の子の股間に目を向けると、大祐のズボンの前が膨らんでいることに気付いた。目の前で、同じクラスの女の子たちが股間の蹴り合いをして、パンチラキックなどをしているのだから、仕方がない。性に目覚めたばかりのおちんちんを刺激するには十分な内容であった。

香菜:「大祐の変態!なに勃起しているの?」
大祐:「してねーよ。ズボンの上からだから、そう見えるだけだ!」
香菜:「そうなの?」
大祐:「そうだよ」

 一瞬、香菜は納得したような感じで大祐は安堵したが、次の瞬間、大祐の股間を触って、おちんちんが固くなっていることを確認した。

香菜:「やっぱり、変態!勃起しているじゃないの!」
大祐:「お前こそ、いきなり、男の大切なところを触ってきて、変態だろ!」
香菜:「私なんてパンツを見られたんだよ!」
大祐:「お前たちが勝手に見せただけだろ!」
香菜:「私たちのパンツを見て、変なことを想像していたんでしょう!」
裕美:「大祐の痴漢!エッチ!」

 同じクラスの女の子2人から変態・痴漢・エッチなどと言われて、大祐はキレた。言いたい放題に言われた屈辱を腕力で晴らそうと香菜につかみかかったのである。自分が女の子よりも1つ急所が多い男の子だということを忘れて・・・。

極月の天使(第6話)

2011.08.06
 香菜は素早く横に逃げて大祐の攻撃を回避すると、逆に後ろから金蹴りを決めた。後ろから蹴りを受けると、無防備な副睾丸に当たりやすくなるため、男の子は地獄の苦しみに襲われる。

大祐:「ぐっ!」

 大祐は籠もった声を挙げたまま、うずくまった。香菜の蹴りが副睾丸に直撃したらしい。副睾丸は精子を育て・保存するとても繊細な器官で、痛感神経も集中しているため、そこを攻撃された男の子は普通に金蹴りされるよりも数倍強い激痛に襲われる。

香菜:「サッカーやっていてもダメなの?」
大祐:「お、男の急所だぞ。ひでーな・・・」

 サッカーの練習などで、大祐も何度か経験したことがある。一瞬で体力を奪われ、立っていることさえもできなくなる。女子チームと合同練習をしている時にこれを受けるとすごくみじめで、泣きたくなってくる。今、それと同じことを香菜にされているのである。

裕美:「男の子が強いって、よく言われているけど、キンタマをやられたら、男の子なんて、全然弱いよね」
友恵:「なんで、あんなに痛い物があんなに蹴りやすい場所にあるのかな?」
香菜:「男の子が強くなりすぎると困るから、神様がわざと付けたんじゃないの?」
裕美:「それにしても弱すぎよ。キンタマだけで、女の子の勝ち確定じゃない」

 女の子たちは楽しく話しているが、康平は底知れぬ恐怖感に襲われた。この部屋に男の子は3人いるが、金的攻撃を受けていないのは自分だけなのである。金的攻撃を受けた男の子は2人とも完全にダウンで、しばらく立ち上がれない。もしも、女の子たちが襲ってきたら、自分1人で対処しなければならないのである。

裕美:「康平、キンタマ蹴られた時って、どんな感じなの?」
康平:「血が出たと思うくらい痛くて、ずっとひりひりするんだよ」
裕美:「ずっと痛いの?」
康平:「そうだよ。1時間くらいは痛いし」
裕美:「1時間も痛いの!?」
康平:「1時間で済めばマシな方。下手したら、1日中痛い」
友恵:「男の子って、よくそんな物をぶら下げていられるわね」

友恵が会話に入ってきた。

康平:「最初から付いているんだから、仕方がねーだろ」
友恵:「私、女の子で良かった」
裕美:「そうね。男の子だったら、いつ、あんな目に逢うか、わからないし」

2人とも女の子に生まれてきたことに感謝したが、香菜はまだ言い足りていない感じだった。

香菜:「男の子には金玉だけじゃなくて、おちんちんも付いているわよ?」
裕美:「おちんちんなんて、エッチなことを考えているのがわかるだけで、大して良いことなんてないでしょう?」
香菜:「でも、色々、形が変わって、面白いでしょう?」

 女の子にとって、自分に付いていない部分は興味津々だし、そこが男の子の弱点だったりするので、話は余計に盛り上がる。男の子の象徴がそのまま急所なのだから、当然である。普段、威張っている男の子を簡単にダウンさせる手段を身につけて、女の子たちは得意げだった。女の子の前では、長い方もタマタマも弱点にしかならないのである。

極月の天使(第7話)

2011.08.06
 香菜はスカートをまくし上げて、康平にパンツを見せつけた。女の子特有のすっきりとした股間が強調される。おちんちんや金玉のようなわずらわしい膨らみとは一切無縁の股間である。

香菜:「康平も私と勝負しない?」
康平:「嫌だよ!」

 孝・大祐と2人も立て続けに倒されたので、女の子と戦う気など全くない康平であったが、本能はある。同じクラスの女の子のパンツを見せられると、必然的に固くなって立ち上がってしまう。前の2人は勃起が原因で金的攻撃を受けている。康平は必死で勃起を抑えようとしたが、香菜の挑発には敵わなかった。

 男の子の意志よりも、視覚から来る情報を優先させる仕組みになっているので、この性衝動に耐えることはとても困難である。反応は早く、康平はあっという間に勃起してしまった。女の子に金的攻撃の口実を与えたことになる。

康平:「女なのに、そんなことするなよ!」
香菜:「無理しちゃって。本当は見たいんでしょう?」
康平:「お前、さっきはパンツを見たって、怒っていただろ」
香菜:「今は私の意志で見せているんだからいいでしょう?別にも何も付いていないんだし。胸だったら、少しは恥ずかしいけど」

 普段は見ることのない女の子の下着である。男の子の下着とは違って、ぴっちりとした作りで、身体の線が良く現れる。男の子のブリーフよりも、ずっと密着した構造だ。おちんちんや金玉への影響を考えなくて良いからこそできる形である。もしも、男の子がはいたら、相当、違和感があるであろう。

康平:「やめろよ!変態!」
香菜:「そんなに大きくして何が変態よ?」
康平:「お前がそんなことをするのが悪いんだろ!」
香菜:「おちんちんなんてぶら下げている男子が悪いのよ」

 香菜は康平に喧嘩を売ってくる。このまま言い合っていても無駄そうなので、康平は香菜に不意打ちを決めて速攻で黙らせようと思った。孝までは行かないが、体格でも身体能力でも、康平の方が優勢なのである。特に、瞬発力はサッカーで鍛えているので、香菜くらいだったら、すぐに倒せるであろう。金玉さえやられなければ、女の子に負けるはずがない。康平は香菜に殴り掛かった。

 しかし、康平は肝心なことを忘れていた。たしかに体力は康平の方が優勢で、身長も康平の方が高いが、股間の位置は香菜と大差がない。一般的に同じ身長でも、男の子の方が座高が高いのである。つまり、女の子の方が足は長い。同じ位置に股間があると、非常に蹴りやすく、男の子はとても痛い思いをすることになる。

 香菜は康平のパンチが届く前に金蹴りを決めた。狙いは正確で、急所直撃である。金玉が2つとも足の甲に載った感覚があった。康平の金玉は恥骨と香菜の足の裏に挟まれた形になるのだから、どんなに強い男の子でも我慢することはできない。

康平:「うぐっ!」

 康平は低い声を挙げると、その場に崩れ落ちた。一瞬で、戦闘不能にされてしまったのである。それどころか、金玉の痛みのせいで、両手で股間を押さえたまま、立ち上がることすらできない。

香菜:「男の子って、本当に弱いのね」
康平:「お、女なのにキンタマばかり狙って来て、卑怯だぞ・・・」
香菜:「別に良いでしょう?かよわい女の子だし、それくらいはサービスで?」

 香菜はからかい気味に言うが、康平は男の痛みに屈して、うずくまっているしかない。

裕美:「ちょうど3人揃ったから、みんなで金的大会をしない?」
友恵:「楽しそう!」

 金的攻撃の痛みに苦しむ男の子を前にして、女の子3人はとても楽しそうだった。自分たちは一生経験することのない男の子だけの痛みなのである。女の子には、どんな風に痛いのか、想像もできない。

 一方、男の子は金玉から生命に関わるような猛烈な苦しみが与えられる。女の子に遊ばれている屈辱感など考えていられないほどの激痛であった。一瞬で、男の子を戦闘不能にしてしまう金的攻撃の恐怖を思い知らされたのである。しかも、女の子に仕返しをしたくても、女の子には金玉が付いていないので、復讐もできない。ただ、金玉の痛みに悶絶しているしかなかった。

極月の天使(第8話)

2011.08.25
 裕美の家に来て、休憩時間を入れても、まだ30分ちょっとしか経っていないが、男の子は3人とも完全に戦闘不能にされてしまった。やはり、サッカーやバスケをやっている男の子でも、金玉だけは鍛えられなかったのである。

友恵:「何で勝負する?」
香菜:「電気あんまは?」
裕美:「それがいいわ。男の子の苦しんでいる顔とか面白いし」

 その会話を聞いていた男の子たちは寒気がした。男同士で電気あんまをすることもあるが、それは悪ふざけの範囲内であって、お互いに手加減をする。しかし、女の子の電気あんまは金玉の痛さがわからないため、容赦がない。

 また、男の子は電気あんまをやられている間、女の子と顔を合わせないといけないが、金玉の痛みに苦しんでいる顔を同じクラスの女の子に見られるのは、男の子にとって、かなり恥ずかしいことである。しかも、男の子は相手の女の子に仕返しをしたくても、女の子には金玉がついていないため、ただの徒労で終わる。

 友恵と孝、香菜と大祐、裕美と康平がペアになって、勝負することになった。先に、男の子をギブアップさせた方が勝ちである。

 男の子は逃げ出したかったが、金玉から来る痛みで立ち上がれず、女の子の言いなりになるしかなかった。男の子の大ピンチだというのに、その状況を回避できない原因は男の子の象徴の金玉にあるのだった。

裕美:「それじゃあ、始め!」
裕美の合図で、電気あんまが始まった。

「ぐっ!」
「ふがっ!」
「ひゃっ!」

 男の子たちから、さまざまな悲鳴が挙げられた。3人とも相手の女の子より、がっちりとした体型であったが、女の子の電気あんまの前には無力で悶絶するしかない。自分の身体の1番弱いところで、女の子の足技を直接受けないといけないのだから、当然である。

 女の子の電気あんまは、金玉の痛みを知らないから、怖いもの知らずで、男の子にとって大きな脅威だった。金玉さえ責めれば、女の子でも簡単に大人の男の人を倒せるのだから、同じクラスの男の子を悶絶させることくらい、楽勝だった。

極月の天使(第9話)

2011.08.25
 開始と同時に、友恵は孝に強力な電気あんまを仕掛けていた。身長と同じく、孝のおちんちんも金玉も大きいので、とても狙いやすかった。しかし、友恵は男の子同士の電気あんまはよく見掛けていたものの、どこを集中的に狙うと良いのかはよくわからなかった。

 男の同士の電気あんまを見ているだけだと、足の裏を押しつけられている男の子が痛がっているのか、感じているのか、よくわからないのである。そのため、友恵は足の裏で性器全体を押しつけるようにした。

 当然、おちんちんも金玉も刺激を受けることになる。同じクラスの女の子がパンチラさせながら、電気あんまをしているのであるから、男の子は必然的に反応してしまう。孝の意志とは関係なく、おちんちんはあっという間に勃起し、男であることを誇示していた。

友恵:「男の子って、こんなのが気持ち良いの?」
孝:「ちげーよ!」
友恵:「勃起しているんだから、エッチなことを考えていたんでしょう?」
孝:「おまえがいじくるのが悪いんだろ!」
友恵:「男の子だったら、自分のおちんちんくらい、ちゃんと管理しなさいよ?」

 友恵からバカにされて、孝は悔しかったが、勃起は全然収まらないし、自分の意志ではどうにもできなかった。しかも、金玉も同時に揺らされているため、ぐりっと金玉が動く度に激痛と共に何とも言えない吐き気までこみ上げて来る。この痛みと快感と吐き気の三要素が男の子を葛藤させていた。

 一方、香菜は大祐を相手に電気あんまをしていた。昔の兄妹喧嘩の経験上、長い方に電気あんまを掛けてもほとんど痛がらないことはわかっていたので、とにかく、金玉を狙って攻撃を仕掛けていた。

 ズボンの上からでも震動を掛けると、柔らかい感覚があって、金玉の位置は把握できる。香菜は、金玉の逃げ場がないように、大祐の金玉を2つとも足の裏にジャストフィットするようにして電気あんまを続けた。

 震動を加えるごとに、金玉はぐにゅぐにゅと変形を強いられて、男の子に地獄の苦しみを与える。

「ひぃ、ひゃ!」

 大祐は声を裏返して悲鳴を挙げていた。いつも見せている活発なサッカー少年の面影はどこにもない。普段、威張っていても金玉を持った男の子と言うことに変わりはないのである。

香菜:「そろそろ、降参したら、どう?」
大祐:「だれが降参なんてするもんか!」
香菜:「それじゃあ、これはどう?」

 そう言うと、香菜は斜め下から突き上げるような電気あんまに変えた。お兄ちゃんを相手に電気あんまをしていくうちに気付いた方法で、斜め下から突き上げるように金玉を刺激すると、副睾丸をゴリゴリと足で押しつぶす形になる。

 副睾丸は精子を育て、保存する繊細な器官である。痛感神経が集中していて、そこを攻撃されたら、どんな男の子でも簡単に戦闘不能になってしまう。サッカーの試合などで、ワンバウンドしたボールを股間の真下から受けた男の子が悶絶してしまう原因もここにある。

大祐:「や、やめろ!」

 大祐は叫んだが、香菜は電気あんまを緩めない。副睾丸から来る痛みに支配されている男の子を見下ろして、得意気な顔をしていた。

極月の天使(第10話)

2011.08.25
 友恵と香菜は金玉の痛みで男の子をギブアップさせようしていたが、裕美は方法が違っていた。電気あんまで男の子を屈服させる方法は他にもあるのである。裕美は康平のおちんちんばかりを狙って、快感系の電気あんまを展開していた。

 康平は勃起しないように必死で我慢したが、反射的勃起に抗うことはできず、おちんちんは大きく立ち上がっていた。孝の場合、金玉の痛みでそれ以上の段階には進まなかったが、康平の場合は異なる。裕美はおちんちんだけを狙って、金玉は全然攻撃して来なかった。

 勃起状態のまま、強力な快感系電気あんまを受けた康平のおちんちんは、必然的に新たな段階に突入しようとしていた。男の子にとって、快感系電気あんまは愛撫と同じで、性に目覚めたばかりの小学6年生のおちんちんを誘惑するには十分すぎる内容である。

「はっ、ひ、ひゃ」

 康平の悲鳴は他の男の子たちとは少し声色が違っていた。頭の中では射精しないように必死に命令を出しているが、男の子の身体は構造的に快楽を優先するようにつくられている。特に射精は男の子最大の使命なので、最優先事項になっていて、ある程度、刺激を受けると、男の子の意志とは関係なく、射精してしまうようにできている。

『やばい・・・』

 快感の中にあった康平であったが、同じクラスの女の子に強制射精させられるのは、さすがに恥ずかしかった。射精しないように必死に踏ん張るが、裕美の電気あんまは適確で、ズボンの中で、康平のおちんちんは次第に逃げ場所を失う。

裕美:「そろそろ、降参したら?」
康平:「・・・」

 康平は無言で射精を耐えた。少しでも動くと射精してしまうような感覚に陥っているので、おちんちんから意識をそらすことによって、射精を回避しようとした。

 しかし、裕美の電気あんまは巧妙だった。「本当は出ちゃいそうなんでしょう?」・「これをやって、我慢できた男の子はいないんだよね」・「射精したら、パンツもベタベタね」などと男の子の心を揺さぶってくる。

 しかも、そう言いながら、電気あんまの勢いも強める。物理的・精神的の両面から責め立てられた康平は射精寸前に追い込まれ、あっけなく降参してしまった。おちんちんと金玉を押さえられた時点で、男の子は女の子に勝てないのである。