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男女交流学習
2013.05.11
結衣は女子サッカー部に所属している高校2年生。サッカーは小学生の頃からやっていて、主要な技は何でもお手の物。並みの男子よりも体力があるし、活発な子である。見た目は可愛いが、プロレス好きな父親の影響か、喧嘩早い。
小学校の頃から顔見知りの子はよく知っているが、結衣は男子相手の喧嘩には負けたことがない。中学校に上がった頃から男子と表立った喧嘩はあまりしないようになったが、それまでは毎日のように男子と喧嘩やプロレスごっこをしていた。
しかも、結衣と男子の喧嘩はたいてい数秒で決着が着く。何の躊躇もなく、結衣が男の急所に一撃を加えるからである。やられた男子は両手で股間を押さえて悶絶しているしかない。中には平気な振りをして強がる男子もいたが、結衣が続けて急所攻撃をすると、最後は泣きながら降参していた。
プロレス好きの結衣の父親は、結衣が小さい頃から数々の急所攻撃を教えていた。金蹴り、金玉握りはもちろんのこと、電気あんま・金玉へのツメ立て攻撃など容赦がない。結衣の父親は、将来、結衣が女子レスラーとして、男子レスラーを全員悶絶させて、世界チャンピオンになることを願っていた。
この時代、少子化の影響で、柔道や剣道、空手も中学生の大会くらいまでなら、男女混合が一般的になっていたし、プロレスも近い将来、男女混合になると考えていたのである。
しかし、プロレス部がある学校なんてほとんどなかったので、結衣は学校ではサッカー部に所属していた。サッカーなら、プロレスの練習で鍛えた身体能力の高さを全面的に利用できるし、サッカー少女の金蹴りは男子にとって、地獄の一撃になる。
ある日、転機が訪れた。男女交流学習である。小学校、中学校、高校で、それぞれ3日間ずつ、男子は女子、女子は男子になって生活する研修である。脳以外の整形技術は数十年前の水準とは比べものにならないほど進んでおり、性転換手術など手術とは呼ばれないほど簡単になり、床屋へ行くよりも短い時間でできるようになっていた。さすがにカツラをつけるよりかは時間が掛かるが。
男女交流学習など結衣にとって、特別なものではなかった。学習旅行の形を採るので、それなりに楽しかったが、小学校でも中学校でも、男子になっても親しくしているのはいつも仲良しの女子(研修中は男子)だし、他の子も男子は男子、女子は女子でふれあっていることが多かった。
この旅行中、座学での授業も受けるが、結衣をはじめ、多くの生徒は上の空だった。男女平等、男女の身体の仕組みなど保健体育の授業とあまり変わりないし、先生の説明に顔を赤くする女子(現:男子)、キャーキャー騒ぐ男子(現:女子)がいる程度だった。
しかし、今回だけは違っていた。
授業を終えて各自の部屋へ戻ろうとしていたところ、女子に「結衣、待てよ!」と声を掛けられたのである。
結衣:「あんた、だれ?」
女子の姿をしているので、普段は男子の生徒であるが、外見はすっかり変わってしまっているので、同じクラスで近くの席にいた人以外は名札を見るしかない。だが、名札が裏返っていて見えなかった。
女子:「桜井直樹(さくらい・なおき)だ」
結衣:「あ、桜井ね。久し振り」
結衣と桜井は同じ小学校で、桜井もプロレスやサッカーが大好きだったので、よく遊んでいた。プロレスごっことかもやっていたが、結果はもちろん、結衣の全勝。速攻金的でノックアウトしていた。電気あんまをして泣かせちゃったこともある。
桜井:「近くに良いジムがあるんだけど、一緒に行かない?」
結衣:「行く!行く!」
プロレスジムめぐりは、結衣の趣味である。そもそも、プロレスジムに通っているのはほとんどが男で、女子高校生など、皆無に近い。だが、結衣は近所のジムは全て制覇している。また、今回のように旅行先でもジムめぐりをいる。今まで50以上のジムで、様々な男たちと実践プロレスで対決し、結果は結衣の全勝である。
結衣と桜井はジムへ行くと入場手続きを取って、偶然、そこに居合わせていた会員たちと試合を始めた。
開始早々、結衣はいつもの調子で速攻の金的を決める。
「うっ!!!」
結衣に金蹴りされた男はそのまま立ち上がれない。やはり、男の蹴りは効く。女の子の身体での蹴りでも十分な威力だったが、男の身体になって、キック力は2倍近くになっている。しかも、俊敏さも上がっているので、普段きついトレーニングをしている男でも避けきれなかった。
結衣:「なんだ。だらしないの」
男:「おまえだって、股間を蹴られたら痛いだろ!」
結衣:「私は蹴られてもそんなに痛がらないわよ。本当に大げさなんだから」
同じ調子で、男3人を倒した。一方、桜井は女の子の身体になっても、金的攻撃を自重していて、男たちと激しい殴り合いにはなるが、最後には力負けしてしまう。もっとも、そんなにプロレスが強いわけでもないので、男だったとしても勝てたかは不明だが。
結衣にとって不幸だったのは、このジムに女子が1人いたことである。理恵は結衣と同い年で高校2年生。この時、結衣は知るよしもなかったが、理恵は普段、ジムの男たちを相手に金蹴りをしまくっている少女だ。
結衣は女子レスラー相手の戦い方もよく知っている。基本は顔面か腹部を集中攻撃する。男子の金的ほどではないが、やられた女子は相当痛がる。結衣も何度か体験したことがあるが、お腹を殴られたり、蹴られたりすると、とても痛い。特に生理期間中に受けるダメージは深刻で、10分くらい、ジムのすみで、うずくまっていなければならない。しかし、結衣に金蹴りされた男子たちが1時間以上、股間を押さえて悶絶しているのを考えると、女子への腹パンなど大したことがないのかも知れない。
理恵:「結衣さんは本当は女の子ですよね?」
結衣:「そうよ。今、そこのセンターで研修やっているの」
理恵:「あんな研修、無意味じゃないですか?3日くらい、女子になっても男子はエッチなままですし、研修中だって、女の子の身体で遊んでいるだけじゃないですか」
結衣:「まあ、学校で授業を受けているよりかはマシじゃないの?それにやっぱり、男子の身体って動きやすくて、さっき、100メートルのタイムを計ったら、かなり早くなっていたし、ちょっと得した気分♪」
理恵:「それもそうですけどね・・・」
一通り世間話が終わって、試合が始まると、同時に結衣は次々とパンチを繰り出す。どれも鋭いパンチだったが、理恵はいずれも回避した。
普通、プロレスを自ら進んでやる女子は精神的にも男子に負けていないし、女子同士でも逃げずに殴り合いになることが多いが、理恵は近距離での殴り合いが苦手な模様だ。
その後も理恵はリングを逃げるばかりである。結衣も負けずと追いかけて、パンチを放つが、やはり、女の子は小柄で小回りも利くため、次々と避けられてしまう。
なかなか近距離での殴り合いに持ち込めない結衣は作戦を変更し、長い足を生かしたキックで勝負することにした。女子サッカーで鍛えたキックは、プロボクサーのパンチを上回る勢いがある。しかも、今、結衣は男子でその威力は倍増している。
結衣:「えいっ!」
結衣は渾身の蹴りを放った。しかし、理恵は華麗に避け切り、逆に結衣の股間に金蹴りを決めた。
股間に突き上げられるような衝撃を受けて、一瞬、結衣の動きが止まる。そして、数秒後、今までに経験したことのない痛みが結衣の身体を駆け抜けた。
結衣:「ぐ、ぐぐうう・・・」
結衣は力なく、その場に倒れ込むと、両手で股間を押さえて苦しみ出した。
今まで結衣は女の子だったので、特に股間の防御を意識したことはなかった。特に今日は身体能力の高い男子になったことで、攻め一辺倒になり、守りがおろそかになっていた。今までに生理中の子宮付近に男子のキックを受けたこともあるが、その比ではない。全身の機能が停止し、金玉からは重苦しい痛みが伝えられる。
そんな結衣の状況を見て、今は女の子の身体になっている桜井まで、まるで自分が蹴られたような感覚になった。遠目に見ても、『あれは効くよな・・・』と言う蹴りである。トランクスの中で金玉が激しく揺れるのも容易に想像できる。
理恵:「あれ?結衣さんは女の子にキンタマを蹴られたことがなかったのですか?」
結衣:「く、苦しい・・・」
理恵:「まあ、いつもは女の子なんだから当然ですよね。私は男の子の身体なんて嫌ですから、小学校の時も中学校の時も拒否しましたけど、そんなに痛いですか?」
理恵は笑いながら、結衣に近づくと、コンコンと腰を叩いて介抱した。
理恵:「本当に男子って、よくこんな危ない物を平気で股間にぶら下げていられますよね♪」
理恵は完全に他人事で、本来は無縁の苦しみであるはずの金的で地獄モードに落とされた結衣のことを見つめていた。
小学校の頃から顔見知りの子はよく知っているが、結衣は男子相手の喧嘩には負けたことがない。中学校に上がった頃から男子と表立った喧嘩はあまりしないようになったが、それまでは毎日のように男子と喧嘩やプロレスごっこをしていた。
しかも、結衣と男子の喧嘩はたいてい数秒で決着が着く。何の躊躇もなく、結衣が男の急所に一撃を加えるからである。やられた男子は両手で股間を押さえて悶絶しているしかない。中には平気な振りをして強がる男子もいたが、結衣が続けて急所攻撃をすると、最後は泣きながら降参していた。
プロレス好きの結衣の父親は、結衣が小さい頃から数々の急所攻撃を教えていた。金蹴り、金玉握りはもちろんのこと、電気あんま・金玉へのツメ立て攻撃など容赦がない。結衣の父親は、将来、結衣が女子レスラーとして、男子レスラーを全員悶絶させて、世界チャンピオンになることを願っていた。
この時代、少子化の影響で、柔道や剣道、空手も中学生の大会くらいまでなら、男女混合が一般的になっていたし、プロレスも近い将来、男女混合になると考えていたのである。
しかし、プロレス部がある学校なんてほとんどなかったので、結衣は学校ではサッカー部に所属していた。サッカーなら、プロレスの練習で鍛えた身体能力の高さを全面的に利用できるし、サッカー少女の金蹴りは男子にとって、地獄の一撃になる。
ある日、転機が訪れた。男女交流学習である。小学校、中学校、高校で、それぞれ3日間ずつ、男子は女子、女子は男子になって生活する研修である。脳以外の整形技術は数十年前の水準とは比べものにならないほど進んでおり、性転換手術など手術とは呼ばれないほど簡単になり、床屋へ行くよりも短い時間でできるようになっていた。さすがにカツラをつけるよりかは時間が掛かるが。
男女交流学習など結衣にとって、特別なものではなかった。学習旅行の形を採るので、それなりに楽しかったが、小学校でも中学校でも、男子になっても親しくしているのはいつも仲良しの女子(研修中は男子)だし、他の子も男子は男子、女子は女子でふれあっていることが多かった。
この旅行中、座学での授業も受けるが、結衣をはじめ、多くの生徒は上の空だった。男女平等、男女の身体の仕組みなど保健体育の授業とあまり変わりないし、先生の説明に顔を赤くする女子(現:男子)、キャーキャー騒ぐ男子(現:女子)がいる程度だった。
しかし、今回だけは違っていた。
授業を終えて各自の部屋へ戻ろうとしていたところ、女子に「結衣、待てよ!」と声を掛けられたのである。
結衣:「あんた、だれ?」
女子の姿をしているので、普段は男子の生徒であるが、外見はすっかり変わってしまっているので、同じクラスで近くの席にいた人以外は名札を見るしかない。だが、名札が裏返っていて見えなかった。
女子:「桜井直樹(さくらい・なおき)だ」
結衣:「あ、桜井ね。久し振り」
結衣と桜井は同じ小学校で、桜井もプロレスやサッカーが大好きだったので、よく遊んでいた。プロレスごっことかもやっていたが、結果はもちろん、結衣の全勝。速攻金的でノックアウトしていた。電気あんまをして泣かせちゃったこともある。
桜井:「近くに良いジムがあるんだけど、一緒に行かない?」
結衣:「行く!行く!」
プロレスジムめぐりは、結衣の趣味である。そもそも、プロレスジムに通っているのはほとんどが男で、女子高校生など、皆無に近い。だが、結衣は近所のジムは全て制覇している。また、今回のように旅行先でもジムめぐりをいる。今まで50以上のジムで、様々な男たちと実践プロレスで対決し、結果は結衣の全勝である。
結衣と桜井はジムへ行くと入場手続きを取って、偶然、そこに居合わせていた会員たちと試合を始めた。
開始早々、結衣はいつもの調子で速攻の金的を決める。
「うっ!!!」
結衣に金蹴りされた男はそのまま立ち上がれない。やはり、男の蹴りは効く。女の子の身体での蹴りでも十分な威力だったが、男の身体になって、キック力は2倍近くになっている。しかも、俊敏さも上がっているので、普段きついトレーニングをしている男でも避けきれなかった。
結衣:「なんだ。だらしないの」
男:「おまえだって、股間を蹴られたら痛いだろ!」
結衣:「私は蹴られてもそんなに痛がらないわよ。本当に大げさなんだから」
同じ調子で、男3人を倒した。一方、桜井は女の子の身体になっても、金的攻撃を自重していて、男たちと激しい殴り合いにはなるが、最後には力負けしてしまう。もっとも、そんなにプロレスが強いわけでもないので、男だったとしても勝てたかは不明だが。
結衣にとって不幸だったのは、このジムに女子が1人いたことである。理恵は結衣と同い年で高校2年生。この時、結衣は知るよしもなかったが、理恵は普段、ジムの男たちを相手に金蹴りをしまくっている少女だ。
結衣は女子レスラー相手の戦い方もよく知っている。基本は顔面か腹部を集中攻撃する。男子の金的ほどではないが、やられた女子は相当痛がる。結衣も何度か体験したことがあるが、お腹を殴られたり、蹴られたりすると、とても痛い。特に生理期間中に受けるダメージは深刻で、10分くらい、ジムのすみで、うずくまっていなければならない。しかし、結衣に金蹴りされた男子たちが1時間以上、股間を押さえて悶絶しているのを考えると、女子への腹パンなど大したことがないのかも知れない。
理恵:「結衣さんは本当は女の子ですよね?」
結衣:「そうよ。今、そこのセンターで研修やっているの」
理恵:「あんな研修、無意味じゃないですか?3日くらい、女子になっても男子はエッチなままですし、研修中だって、女の子の身体で遊んでいるだけじゃないですか」
結衣:「まあ、学校で授業を受けているよりかはマシじゃないの?それにやっぱり、男子の身体って動きやすくて、さっき、100メートルのタイムを計ったら、かなり早くなっていたし、ちょっと得した気分♪」
理恵:「それもそうですけどね・・・」
一通り世間話が終わって、試合が始まると、同時に結衣は次々とパンチを繰り出す。どれも鋭いパンチだったが、理恵はいずれも回避した。
普通、プロレスを自ら進んでやる女子は精神的にも男子に負けていないし、女子同士でも逃げずに殴り合いになることが多いが、理恵は近距離での殴り合いが苦手な模様だ。
その後も理恵はリングを逃げるばかりである。結衣も負けずと追いかけて、パンチを放つが、やはり、女の子は小柄で小回りも利くため、次々と避けられてしまう。
なかなか近距離での殴り合いに持ち込めない結衣は作戦を変更し、長い足を生かしたキックで勝負することにした。女子サッカーで鍛えたキックは、プロボクサーのパンチを上回る勢いがある。しかも、今、結衣は男子でその威力は倍増している。
結衣:「えいっ!」
結衣は渾身の蹴りを放った。しかし、理恵は華麗に避け切り、逆に結衣の股間に金蹴りを決めた。
股間に突き上げられるような衝撃を受けて、一瞬、結衣の動きが止まる。そして、数秒後、今までに経験したことのない痛みが結衣の身体を駆け抜けた。
結衣:「ぐ、ぐぐうう・・・」
結衣は力なく、その場に倒れ込むと、両手で股間を押さえて苦しみ出した。
今まで結衣は女の子だったので、特に股間の防御を意識したことはなかった。特に今日は身体能力の高い男子になったことで、攻め一辺倒になり、守りがおろそかになっていた。今までに生理中の子宮付近に男子のキックを受けたこともあるが、その比ではない。全身の機能が停止し、金玉からは重苦しい痛みが伝えられる。
そんな結衣の状況を見て、今は女の子の身体になっている桜井まで、まるで自分が蹴られたような感覚になった。遠目に見ても、『あれは効くよな・・・』と言う蹴りである。トランクスの中で金玉が激しく揺れるのも容易に想像できる。
理恵:「あれ?結衣さんは女の子にキンタマを蹴られたことがなかったのですか?」
結衣:「く、苦しい・・・」
理恵:「まあ、いつもは女の子なんだから当然ですよね。私は男の子の身体なんて嫌ですから、小学校の時も中学校の時も拒否しましたけど、そんなに痛いですか?」
理恵は笑いながら、結衣に近づくと、コンコンと腰を叩いて介抱した。
理恵:「本当に男子って、よくこんな危ない物を平気で股間にぶら下げていられますよね♪」
理恵は完全に他人事で、本来は無縁の苦しみであるはずの金的で地獄モードに落とされた結衣のことを見つめていた。
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男女交流学習(その2)
2016.02.13
雪菜(ゆきな):結衣の親友で、テニス部所属。同じテニス部の男子を鍛えるのが趣味。
嘉穂(かほ):結衣の親友で柔道部所属。男子への急所攻撃が趣味。
雪菜(ゆきな)と嘉穂(かほ)は、結衣の親友である。今回の男女交流学習でも同じ部屋である。また、この旅行では、男女それぞれ3人ずつの部屋で過ごす。
男子の方のメンバー(今は女子)は、敦弥(あつや)・大紀(だいき)・哲馬(てつま)である。3人とも合気道部のメンバーである。柔道や空手に行かず、合気道を選んだ男子には特徴がある。柔道や空手に比べて、合気道は圧倒的に女子とのふれあいの機会が多いのである。この時代、競技人口の少ない合気道はすでに、高校生も男女混合戦になっている。公式ルールでも男女問わず金的攻撃が許容されている。女子はもちろんのこと、勝負にこだわる男子の中には金蹴りに特化した練習を行う者もいる。そうとは言っても、その男子自身にもキンタマはきちんとぶら下がっている。
金蹴り好きな女子は金蹴りしても仕返しに金的攻撃を受ける怖れはないが、金蹴り好きな男子は報復の金的攻撃の恐怖に怯えないといけない。そのため、男子で金蹴りを繰り出す者は少ない。
結衣は友達2人と恋バナをしていた。金的攻撃好きな変態少女とは言え、3人とも平均以上に可愛いし、彼氏持ちである。恋バナをしていると、結衣は自然に股間にテントを張っていることに気づいた。邪魔と思いつつ、急に余計にエッチな気持ちになった。
雪菜と嘉穂を見ると、いつもと違って、少しそわそわしたような感じになっている。
「雪菜、もしかして立っている?」
「そうよ、結衣も?」
「うん、嘉穂もそうでしょう?」
「そうよ」
性器の形が大きく変わると言う現象は女子にはない。しかも、おちんちんが立ち上がるにつれて性的興奮も高まる。新鮮な感じがするが、男子にとっては当たり前の出来事だと思った。
敦弥:「おまえら、エロ話して勃起しているんじゃねーよ」
結衣:「エロ話じゃなくて、恋バナよ」
敦弥:「どっちも同じじゃねーかよ」
結衣:「破廉恥なことと恋愛は違うわよ」
敦弥:「その身体で言われても説得力ねえな。(笑)」
敦弥に勃起をからかわれて、結衣は少しだけ怒りに駆られた。立ち上がると、つい、いつものくせで、結衣は敦弥の股間を蹴り上げる。しかし、今、敦弥は女子だし、キンタマはぶら下がっていない。逆に敦弥が結衣の股間を蹴り上げる。数秒、間を置いて重苦しい痛みが結衣の身体全体に広がっていく。
結衣は幼い頃からボクシングをやっているため、殴られる痛みや蹴られる痛みには慣れているが、ローブローの痛みは先程の理恵からの金蹴りが初めてである。もっとも、金的の痛みは手を変え品を変え、男子を苦しめるので慣れることはできない。キンタマは内蔵のため、その時々によって違った痛みになるのである。
「う、うっ!!!」
結衣は低いうめき声を挙げると、その場にしゃがみ込んだ。両手で金玉を押さえて、痛みを和らげようとさするが、どうにもこうにも痛みが消えない。男の急所とはよく言ったものである。
「結衣、大丈夫?ちょっと、敦弥ってば、何するのよ!?」
「蹴られたから蹴り返しただけだよ」
ホットパンツ姿の敦弥はすっきりとした逆三角形の股間を強調するように仁王立ちしている。身体も声も完全に女の子で、Sっ気に目覚めてしまった少女であった。
「女の子に暴力を振るって最低じゃないの!」
「今、結衣は男なんだらいいだろ♪」
「そう言う問題じゃないわよ!」
雪菜と嘉穂が敦弥に立ち向かう。雪菜は活発なスポーツ少女だし、嘉穂は柔道の心得がある。しかも、今、2人とも男子になっており、身体能力は大幅に高まっている。協力すれば、敦弥などすぐに倒せると思った。
しかし、2人とも肝心なことを忘れていた。今日、自分たちはいつもよりも急所が1つ多いのである。しかも、その急所は絶対的な物だった。
雪菜が敦弥に殴りかかると、敦弥はすぐに避けて、逆に雪菜の股間に手刀を当てた。キンタマに空手チョップされるわけだから、雪菜には地獄の苦しみが待っている。
「ぐっ・・・」
キンタマがひしゃげるような衝撃を受けた後、雪菜は動きが止まった。振り上げた拳を敦弥の顔面に当てれば相当なダメージになるはずだった。しかし、なぜか身体が動かない。5秒ほど遅れて本格的な痛みがやってくる。
「ひぃ!?」
「どうしたんだよ?痛いのか?(笑)」
普段、合気道の練習でも金的攻撃を多用しているだけあって、敦弥の攻撃は的確だった。雪菜にとってはファーストインパクトで衝撃的だった。日常生活の中で、同じテニス部の男子を相手にお遊びのつもりで、電気あんまや金蹴りをしてきたが、ここまで痛いとは思ってもみなかった。男の身体になって与えられた、厚い胸板も筋肉もキンタマから来る痛みには無力だった。両手で股間を押さえて、キンタマのことしか考えられなくなる。結衣への友情や女の子(現:男の子)に暴力を振るった敦弥への怒りなど考える余裕もない重苦しい痛みなのである。
「マジで鬼に金棒だな」
女の子の身体になっている敦弥は完全に他人事で、キンタマから湧き出す痛みに苦闘している雪菜のことを見下している。そっと右手で自身の股間を触り、何も付いていないことを確認した。いつもは常に股間の守りが必要だが、今日はそんなことを心配する必要はない。出産のために重要な部位だから、女子の股間は構造的に何重にも守られている。男子高校生が蹴ったところで何のダメージにもならない。
「あとで、覚えていなさいよ・・・」
調子に乗っている敦弥を睨むように雪菜が言う。その言葉の意味を敦弥が知るのは2日後である。
一方、嘉穂は掴みかかって、柔道の技を敦弥に決めようとする。合気道ほどではないが、柔道では男女関係なく、攻撃パターンを習得してきたので、敦弥の動きを封じるくらいはできると思った。
しかし、嘉穂は今、自分が男の子になっており、股間にキンタマがぶら下がっていることを失念していた。
敦弥はその弱点を衝き、嘉穂に膝金蹴りを決めた。それも衝撃が直に伝わるように、キンタマを真下から突き上げた。これにより、キンタマは逃げ場所がなくなりプッシュされる。しかも、副睾丸まで圧迫される。
副睾丸には金玉本体以上に痛感神経が集中している。まさに急所中の急所である。一瞬で相手の戦意を削ぐことができ、少林寺や合気道では副睾丸への攻撃が奨励されている。無駄な抵抗を即時に排除できるため、女子にとっては便利だが、人体の急所を悪用される男子にとってはたまったものではない。副睾丸からは激痛が伝わり、脳からはうずくまれ!と命令が出る。どんなに鍛え抜かれた男子でも生殖機能喪失の激痛と脳から来る至上命令には逆らうことができないのだから。
「キンタマ、痛い!キンタマ、痛い!」
嘉穂は情けないこと叫びながら、泣きわめく。女の子が泣けば、同情を買うような声になっていただろうが、今、嘉穂は男の子だし、声が裏返っても低い声しか出せなかった。
「どうしたんだよ?いつもは『男なんだから少しくらいキンタマ蹴られても我慢しなさい』と言っていただろう?(笑)」
実際、嘉穂は急所訓練と称して、男子の股間を握って遊んでいた。もちろん、柔道でキンタマ握りは反則だし、実際の試合でも使えないのだが、痛みに慣れる練習として、日常的に柔道部の男子部員に行っていた。
「これくらい、何でもないわよ・・・」
元々、男勝りな性格である嘉穂はつい強がってしまう。
「これはどうかな?」
敦弥は嘉穂の股間に手を伸ばすと、足と足にぶら下がっているキンタマを握り締める。
「ふああ!?」
嘉穂はパニック状態で声を挙げる。いつもは女の子である嘉穂にキンタマを握られた経験などあるわけがない。むしろ、男子たちの股間をニギニギして遊んだりしてきた。それを逆にやられる立場に立たされているのである。
下半身から来る痛みに襲われながらも、いつもの習慣で嘉穂も敦弥の股間を握り返すが、掴むところがない。キンタマは神様が男の子だけに与えた弱点なのである。しかも、骨や筋肉でも守られていないし、トレーニングしたからと言って強くなることもない。そんなところに生殖に必要な精液や男性ホルモンを保管しているのだから、欠陥としか言いようがない。
見た目は、嘉穂(現:男子)と敦弥(現:女子)で対等に股間を握り合っているが、実際は嘉穂が圧倒的に不利だった。いつも行っている金的攻撃が相手には全く通用しないし、逆に自分が未知数の金的攻撃を受ける番になってしまった。今まで、男子は体力があるんだからキンタマが付いていてちょうどいいハンデだと思っていたが、キンタマはハンデ以上の弱点だと実感させられた。
『神様、助けて下さい・・・。私、男子にひどいことして来ましたが、今度からは急所なんて狙わないので許して下さい・・・』
嘉穂は懺悔しながら神様に祈りを捧げるが、いつ果てるかも知れない絶望的な痛みと何とも言えない吐き気がこみ上げてくるだけであった。祈りが通じないことを悟ると、嘉穂は逆に神様と敦弥のことを恨んだ。今まで、自身が男子にやって来たことを棚に上げて、『男に生まれてきたことを後悔させてやる!』と決意した。
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嘉穂(かほ):結衣の親友で柔道部所属。男子への急所攻撃が趣味。
雪菜(ゆきな)と嘉穂(かほ)は、結衣の親友である。今回の男女交流学習でも同じ部屋である。また、この旅行では、男女それぞれ3人ずつの部屋で過ごす。
男子の方のメンバー(今は女子)は、敦弥(あつや)・大紀(だいき)・哲馬(てつま)である。3人とも合気道部のメンバーである。柔道や空手に行かず、合気道を選んだ男子には特徴がある。柔道や空手に比べて、合気道は圧倒的に女子とのふれあいの機会が多いのである。この時代、競技人口の少ない合気道はすでに、高校生も男女混合戦になっている。公式ルールでも男女問わず金的攻撃が許容されている。女子はもちろんのこと、勝負にこだわる男子の中には金蹴りに特化した練習を行う者もいる。そうとは言っても、その男子自身にもキンタマはきちんとぶら下がっている。
金蹴り好きな女子は金蹴りしても仕返しに金的攻撃を受ける怖れはないが、金蹴り好きな男子は報復の金的攻撃の恐怖に怯えないといけない。そのため、男子で金蹴りを繰り出す者は少ない。
結衣は友達2人と恋バナをしていた。金的攻撃好きな変態少女とは言え、3人とも平均以上に可愛いし、彼氏持ちである。恋バナをしていると、結衣は自然に股間にテントを張っていることに気づいた。邪魔と思いつつ、急に余計にエッチな気持ちになった。
雪菜と嘉穂を見ると、いつもと違って、少しそわそわしたような感じになっている。
「雪菜、もしかして立っている?」
「そうよ、結衣も?」
「うん、嘉穂もそうでしょう?」
「そうよ」
性器の形が大きく変わると言う現象は女子にはない。しかも、おちんちんが立ち上がるにつれて性的興奮も高まる。新鮮な感じがするが、男子にとっては当たり前の出来事だと思った。
敦弥:「おまえら、エロ話して勃起しているんじゃねーよ」
結衣:「エロ話じゃなくて、恋バナよ」
敦弥:「どっちも同じじゃねーかよ」
結衣:「破廉恥なことと恋愛は違うわよ」
敦弥:「その身体で言われても説得力ねえな。(笑)」
敦弥に勃起をからかわれて、結衣は少しだけ怒りに駆られた。立ち上がると、つい、いつものくせで、結衣は敦弥の股間を蹴り上げる。しかし、今、敦弥は女子だし、キンタマはぶら下がっていない。逆に敦弥が結衣の股間を蹴り上げる。数秒、間を置いて重苦しい痛みが結衣の身体全体に広がっていく。
結衣は幼い頃からボクシングをやっているため、殴られる痛みや蹴られる痛みには慣れているが、ローブローの痛みは先程の理恵からの金蹴りが初めてである。もっとも、金的の痛みは手を変え品を変え、男子を苦しめるので慣れることはできない。キンタマは内蔵のため、その時々によって違った痛みになるのである。
「う、うっ!!!」
結衣は低いうめき声を挙げると、その場にしゃがみ込んだ。両手で金玉を押さえて、痛みを和らげようとさするが、どうにもこうにも痛みが消えない。男の急所とはよく言ったものである。
「結衣、大丈夫?ちょっと、敦弥ってば、何するのよ!?」
「蹴られたから蹴り返しただけだよ」
ホットパンツ姿の敦弥はすっきりとした逆三角形の股間を強調するように仁王立ちしている。身体も声も完全に女の子で、Sっ気に目覚めてしまった少女であった。
「女の子に暴力を振るって最低じゃないの!」
「今、結衣は男なんだらいいだろ♪」
「そう言う問題じゃないわよ!」
雪菜と嘉穂が敦弥に立ち向かう。雪菜は活発なスポーツ少女だし、嘉穂は柔道の心得がある。しかも、今、2人とも男子になっており、身体能力は大幅に高まっている。協力すれば、敦弥などすぐに倒せると思った。
しかし、2人とも肝心なことを忘れていた。今日、自分たちはいつもよりも急所が1つ多いのである。しかも、その急所は絶対的な物だった。
雪菜が敦弥に殴りかかると、敦弥はすぐに避けて、逆に雪菜の股間に手刀を当てた。キンタマに空手チョップされるわけだから、雪菜には地獄の苦しみが待っている。
「ぐっ・・・」
キンタマがひしゃげるような衝撃を受けた後、雪菜は動きが止まった。振り上げた拳を敦弥の顔面に当てれば相当なダメージになるはずだった。しかし、なぜか身体が動かない。5秒ほど遅れて本格的な痛みがやってくる。
「ひぃ!?」
「どうしたんだよ?痛いのか?(笑)」
普段、合気道の練習でも金的攻撃を多用しているだけあって、敦弥の攻撃は的確だった。雪菜にとってはファーストインパクトで衝撃的だった。日常生活の中で、同じテニス部の男子を相手にお遊びのつもりで、電気あんまや金蹴りをしてきたが、ここまで痛いとは思ってもみなかった。男の身体になって与えられた、厚い胸板も筋肉もキンタマから来る痛みには無力だった。両手で股間を押さえて、キンタマのことしか考えられなくなる。結衣への友情や女の子(現:男の子)に暴力を振るった敦弥への怒りなど考える余裕もない重苦しい痛みなのである。
「マジで鬼に金棒だな」
女の子の身体になっている敦弥は完全に他人事で、キンタマから湧き出す痛みに苦闘している雪菜のことを見下している。そっと右手で自身の股間を触り、何も付いていないことを確認した。いつもは常に股間の守りが必要だが、今日はそんなことを心配する必要はない。出産のために重要な部位だから、女子の股間は構造的に何重にも守られている。男子高校生が蹴ったところで何のダメージにもならない。
「あとで、覚えていなさいよ・・・」
調子に乗っている敦弥を睨むように雪菜が言う。その言葉の意味を敦弥が知るのは2日後である。
一方、嘉穂は掴みかかって、柔道の技を敦弥に決めようとする。合気道ほどではないが、柔道では男女関係なく、攻撃パターンを習得してきたので、敦弥の動きを封じるくらいはできると思った。
しかし、嘉穂は今、自分が男の子になっており、股間にキンタマがぶら下がっていることを失念していた。
敦弥はその弱点を衝き、嘉穂に膝金蹴りを決めた。それも衝撃が直に伝わるように、キンタマを真下から突き上げた。これにより、キンタマは逃げ場所がなくなりプッシュされる。しかも、副睾丸まで圧迫される。
副睾丸には金玉本体以上に痛感神経が集中している。まさに急所中の急所である。一瞬で相手の戦意を削ぐことができ、少林寺や合気道では副睾丸への攻撃が奨励されている。無駄な抵抗を即時に排除できるため、女子にとっては便利だが、人体の急所を悪用される男子にとってはたまったものではない。副睾丸からは激痛が伝わり、脳からはうずくまれ!と命令が出る。どんなに鍛え抜かれた男子でも生殖機能喪失の激痛と脳から来る至上命令には逆らうことができないのだから。
「キンタマ、痛い!キンタマ、痛い!」
嘉穂は情けないこと叫びながら、泣きわめく。女の子が泣けば、同情を買うような声になっていただろうが、今、嘉穂は男の子だし、声が裏返っても低い声しか出せなかった。
「どうしたんだよ?いつもは『男なんだから少しくらいキンタマ蹴られても我慢しなさい』と言っていただろう?(笑)」
実際、嘉穂は急所訓練と称して、男子の股間を握って遊んでいた。もちろん、柔道でキンタマ握りは反則だし、実際の試合でも使えないのだが、痛みに慣れる練習として、日常的に柔道部の男子部員に行っていた。
「これくらい、何でもないわよ・・・」
元々、男勝りな性格である嘉穂はつい強がってしまう。
「これはどうかな?」
敦弥は嘉穂の股間に手を伸ばすと、足と足にぶら下がっているキンタマを握り締める。
「ふああ!?」
嘉穂はパニック状態で声を挙げる。いつもは女の子である嘉穂にキンタマを握られた経験などあるわけがない。むしろ、男子たちの股間をニギニギして遊んだりしてきた。それを逆にやられる立場に立たされているのである。
下半身から来る痛みに襲われながらも、いつもの習慣で嘉穂も敦弥の股間を握り返すが、掴むところがない。キンタマは神様が男の子だけに与えた弱点なのである。しかも、骨や筋肉でも守られていないし、トレーニングしたからと言って強くなることもない。そんなところに生殖に必要な精液や男性ホルモンを保管しているのだから、欠陥としか言いようがない。
見た目は、嘉穂(現:男子)と敦弥(現:女子)で対等に股間を握り合っているが、実際は嘉穂が圧倒的に不利だった。いつも行っている金的攻撃が相手には全く通用しないし、逆に自分が未知数の金的攻撃を受ける番になってしまった。今まで、男子は体力があるんだからキンタマが付いていてちょうどいいハンデだと思っていたが、キンタマはハンデ以上の弱点だと実感させられた。
『神様、助けて下さい・・・。私、男子にひどいことして来ましたが、今度からは急所なんて狙わないので許して下さい・・・』
嘉穂は懺悔しながら神様に祈りを捧げるが、いつ果てるかも知れない絶望的な痛みと何とも言えない吐き気がこみ上げてくるだけであった。祈りが通じないことを悟ると、嘉穂は逆に神様と敦弥のことを恨んだ。今まで、自身が男子にやって来たことを棚に上げて、『男に生まれてきたことを後悔させてやる!』と決意した。
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男女交流学習(その3)
2016.03.06
いつもは急所攻撃で男子を圧倒していた女子が3人ともあっけなく倒されてしまった。男になったことで、対戦相手の男子に遠慮がなくなったこともあるが、それ以上に自身の股間にキンタマがぶら下がったことが大きい。今まではキンタマがないことを利用して、股間の蹴り合いや握り合いを楽しんでいたが、キンタマが付いたら、自身も金的攻撃の餌食になると実感させられた。
その後も女子(現:男子)の悲劇はまだ続いた。この男女交流学習では、お風呂も混浴になる。男子(現:女子)が女子(現:男子)の裸を見ても大した問題はないし、男女平等を意識させるのに最適だと考えられているからである。
しかし、男子(現:女子)はエッチなままで、女子(現:男子)にいたずらを仕掛ける。しかも、女子になったことで勃起現象からは解放されている。男の身体だと勃起がバレるのを怖れてエッチな想像や行動は自粛するが、女子の身体になっている今なら問題はない。
「雪菜の部屋はどう?」
雪菜に話し掛けた少女(現:男子)は千佳。合気道部の女子である。
「男子ってば、もう最低・・・」
雪菜は部屋で敦弥から受けた金的攻撃について一部始終を話した。
「それってセクハラじゃないの!?」
「そうでしょう?男子って最低よ」
「最低って、いつもお前たちがやっていることじゃないかよ」
大紀が話に割って入る。タオルで身体を隠しもせずに、完全に全裸の少女である。
「男子はセクハラされても喜んでいるんだからいいでしょう?私たちは違うのよ」
「チンコ立てていて、何が違うんだよ?(笑)」
雪菜は大紀におちんちんを握られた。一瞬、驚いたが、雪菜も仕返しに大紀の股間に愛撫する。雪菜自身、女性の性感帯をよく知っており、適切な愛撫を行う。大紀は雪菜の愛撫に思わず、あえぎ声を挙げるが、浴場では濡れていることはわからない。しかも、女子の場合、「絶対にイカない」と言う強い意思を持っている場合、強制的にイカされることはない。
大紀も、男になった雪菜の長い方を揉んで興奮してしまうが、「絶対にイカない」と言う意思を強く持っており、濡れないし、膨張もしない。もっとも、仮に性器が濡れたとしても浴場なので、他人に気づかれる心配はない。
一方、雪菜の長い方は固くなり始めてしまった。最初、エッチなことなど全く考えていなかったが、大紀にいじられて反射的に勃起してしまう。同時に射精衝動が高まる。今までは女子だったため、強制射精とは無縁だったが、今は事情が異なる。理性で制御し切れない部分に欲求が積もる。
一般に女子のプライベートゾーンは胸と股間の2つで、男子は股間の1カ所と言われているが、細かくと言うと男子も2つである。プライベートゾーンと言うよりも、デリケートゾーンと言った方が適切かも知れないが、快感のデリケートゾーンはおちんちんで、苦痛のデリケートゾーンは金玉である。
「雪菜エロいな」
「大紀の方こそ変態!」
「おれはエロいことなんて考えていないし、変態なのはチンコおっ立てている雪菜だろ」
女子の身体になった大紀は余裕綽々で言い逃れる。見た目は完全に女の子だし、股間には薄いヘアーがあるだけである。何もぶら下がっていない逆三角形の股間だった。もし、大紀が男の身体だったら、間違えなく、フル勃起して、ぶざまな急所を雪菜たちにさらしていたであろう。
一方、大紀に性器をいじられた雪菜はフル勃起している。長い方はお腹に届くくらいに立ち上がっている。自分の意思に従ってくれない男の子だけの性器に雪菜は戸惑う。
「レイプされたって言いつけてやる!」
「それじゃ、雪菜と千佳は毎日男子をレイプしていることになるじゃねーかよ。(笑)」
実際、雪菜はテニス部男子にセクハラをしているし、場合によっては強制射精させている。男子はそれをご褒美と思っているため、問題にはなっていない。また、千佳の方も大紀を含む合気道部の男子や彼氏を相手に強制勃起・強制射精・金的攻撃の制裁を加えている。
男女交流学習で起きたセクハラの問題は難しい。男子は女子の身体になってもエッチなままでセクハラ行動を起こすと言う見解と女子も男子の身体になると性衝動に襲われて日常的な耐性がない分、セクハラ行動に移行しやすいと言う見解に分かれている。(もちろん、男子も女子も両方エッチになるという見解もある)
「大紀ってば、雪菜から手を離しなさいよ。やめないと、合宿が終わったらひどいわよ!」
千佳の言葉に大紀が我に返る。今は勃起からも金的の痛みからも解放されているから、好き勝手なことができるが、合宿が終わったら、元通り、男の身体に戻ることになる。当然、金的責めの対象になるということである。
また、体育会系の部活動で、金的攻撃は、女子が男子を統制する良い武器になる。喧嘩早い男子でも、性衝動や男の痛みには敵わないし、女子の言いなりになる。
引っ込みの付かなくなった大紀は千佳の股間に手を伸ばすと2つともキンタマを握り締めた。
「ひゃあ!?」
千佳が思わず声を挙げる。千佳にとっては初めて味わう男の痛みである。合気道などで、男子相手に数え切れないほど金的攻撃を決めてきたが、どんな風に痛いのかは謎だった。お腹をえぐられたような重苦しい痛みが千佳を襲う。
「うっ、痛い・・・」
キンタマの痛みを感じて、千佳は反射的に、大紀に腹パンを決めた。女子同士の試合では、腹部への攻撃がよく使われる。男子の金的ほどではないが、女子の腹部も急所だからである。特に生理期間中の女子の腹部は敏感で通常よりも強い痛みに襲われる。
しかし、男子のキンタマに比べれば、女子の腹部など大した急所ではない。きちんと筋肉で守られているし、痛感神経も集中していない。内臓感覚の痛みとは言っても、内臓は身体の深層部に位置しているし、直撃攻撃を受けるわけではない。大紀には決定的なダメージにならなかった。
「腹パンは満足だったか?(笑)」
腹パンを受けて、大紀は逆に千佳のキンタマを引っ張るように持ち上げた。男子とキンタマは、へその緒と胎児のような関係だから、千佳は付いていくしかない。当然、強烈な痛みが身体を駆け上る。
「ひゃあ!!!」
千佳は泣き出してしまった。身体能力で女子に勝る分の弱点として、男子に付けられたのがキンタマであるが、その脆弱さは想像以上だった。痛み止めを飲んでも、ろくに効かない生理痛よりもひどい痛みが身体全体に広がっていく。
「大紀ってば最低!」
雪菜を助けるため、そり立った一物を抱えながら、雪菜が大紀に殴りかかる。勃起は恥ずかしいだけで痛みはない。男になって身体能力も増しているから、接近戦なら、大紀のこともすぐに倒せると思った。
しかし、雪菜は全く意識していなかったが、勃起は男の子の身体を余計に無防備にするのである。
大紀は雪菜のおちんちんから手を離すと、その下にぶら下がっているキンタマを真下から平手打ちした。それも手の平をお盆のようにして、キンタマの逃げ場所がなくなるように当てた。これで男子が受ける苦痛は軽く2倍になる。
パーン!と乾いた音が響く。
大紀も合気道の練習でやられたことがある。丸めたファッション雑誌などで股間を真下から突き上げる方法である。女性向けの護身術でよく使われ、力はそんなに入っていないはずなのに、筋骨隆々とした男子が両手で股間を押さえてうずくまってしまう攻撃だった。
股間自体が男子にとって急所であるが、特に垂直方向からの衝撃にめっぽう弱いのである。股にキンタマがぶら下がっている上、真下からだと副睾丸に衝撃が直接伝わりやすくなるためである。
さらに雪菜の場合、勃起していたため、キンタマは無防備になって、おちんちんもクッションとはならず、平手打ちをまともに受けることとなった。
当然、雪菜は地獄の苦しみに襲われる。
「きゃあ!!!」
敦弥からの空手チョップ以上の激痛が広がった。雪菜は両手で股間を押さえると、そのまま、床にうずくまった。これまで感じたことがないほどの苦痛に悶絶するばかりだった。喧嘩するどころか息をするのも苦しくなり、一瞬で戦意を喪失した。
「やっぱ、平手打ちは効くよな。ちゃんとキンタマも守らないと勝てないぞ」
大紀は楽しそうに言い残すと、去って行った。いつも自分たちを苦しめてきた急所好き女子を金的攻撃で撃退できて得意気だった。
一方、雪菜と千佳はいつ果てるとも知れない男の痛みと闘わないといけなかった。大紀に勃起をからかわれた悔しさやセクハラを受けた怒りなど考えられなくなるほどの激痛だった。
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しかし、男子(現:女子)はエッチなままで、女子(現:男子)にいたずらを仕掛ける。しかも、女子になったことで勃起現象からは解放されている。男の身体だと勃起がバレるのを怖れてエッチな想像や行動は自粛するが、女子の身体になっている今なら問題はない。
「雪菜の部屋はどう?」
雪菜に話し掛けた少女(現:男子)は千佳。合気道部の女子である。
「男子ってば、もう最低・・・」
雪菜は部屋で敦弥から受けた金的攻撃について一部始終を話した。
「それってセクハラじゃないの!?」
「そうでしょう?男子って最低よ」
「最低って、いつもお前たちがやっていることじゃないかよ」
大紀が話に割って入る。タオルで身体を隠しもせずに、完全に全裸の少女である。
「男子はセクハラされても喜んでいるんだからいいでしょう?私たちは違うのよ」
「チンコ立てていて、何が違うんだよ?(笑)」
雪菜は大紀におちんちんを握られた。一瞬、驚いたが、雪菜も仕返しに大紀の股間に愛撫する。雪菜自身、女性の性感帯をよく知っており、適切な愛撫を行う。大紀は雪菜の愛撫に思わず、あえぎ声を挙げるが、浴場では濡れていることはわからない。しかも、女子の場合、「絶対にイカない」と言う強い意思を持っている場合、強制的にイカされることはない。
大紀も、男になった雪菜の長い方を揉んで興奮してしまうが、「絶対にイカない」と言う意思を強く持っており、濡れないし、膨張もしない。もっとも、仮に性器が濡れたとしても浴場なので、他人に気づかれる心配はない。
一方、雪菜の長い方は固くなり始めてしまった。最初、エッチなことなど全く考えていなかったが、大紀にいじられて反射的に勃起してしまう。同時に射精衝動が高まる。今までは女子だったため、強制射精とは無縁だったが、今は事情が異なる。理性で制御し切れない部分に欲求が積もる。
一般に女子のプライベートゾーンは胸と股間の2つで、男子は股間の1カ所と言われているが、細かくと言うと男子も2つである。プライベートゾーンと言うよりも、デリケートゾーンと言った方が適切かも知れないが、快感のデリケートゾーンはおちんちんで、苦痛のデリケートゾーンは金玉である。
「雪菜エロいな」
「大紀の方こそ変態!」
「おれはエロいことなんて考えていないし、変態なのはチンコおっ立てている雪菜だろ」
女子の身体になった大紀は余裕綽々で言い逃れる。見た目は完全に女の子だし、股間には薄いヘアーがあるだけである。何もぶら下がっていない逆三角形の股間だった。もし、大紀が男の身体だったら、間違えなく、フル勃起して、ぶざまな急所を雪菜たちにさらしていたであろう。
一方、大紀に性器をいじられた雪菜はフル勃起している。長い方はお腹に届くくらいに立ち上がっている。自分の意思に従ってくれない男の子だけの性器に雪菜は戸惑う。
「レイプされたって言いつけてやる!」
「それじゃ、雪菜と千佳は毎日男子をレイプしていることになるじゃねーかよ。(笑)」
実際、雪菜はテニス部男子にセクハラをしているし、場合によっては強制射精させている。男子はそれをご褒美と思っているため、問題にはなっていない。また、千佳の方も大紀を含む合気道部の男子や彼氏を相手に強制勃起・強制射精・金的攻撃の制裁を加えている。
男女交流学習で起きたセクハラの問題は難しい。男子は女子の身体になってもエッチなままでセクハラ行動を起こすと言う見解と女子も男子の身体になると性衝動に襲われて日常的な耐性がない分、セクハラ行動に移行しやすいと言う見解に分かれている。(もちろん、男子も女子も両方エッチになるという見解もある)
「大紀ってば、雪菜から手を離しなさいよ。やめないと、合宿が終わったらひどいわよ!」
千佳の言葉に大紀が我に返る。今は勃起からも金的の痛みからも解放されているから、好き勝手なことができるが、合宿が終わったら、元通り、男の身体に戻ることになる。当然、金的責めの対象になるということである。
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引っ込みの付かなくなった大紀は千佳の股間に手を伸ばすと2つともキンタマを握り締めた。
「ひゃあ!?」
千佳が思わず声を挙げる。千佳にとっては初めて味わう男の痛みである。合気道などで、男子相手に数え切れないほど金的攻撃を決めてきたが、どんな風に痛いのかは謎だった。お腹をえぐられたような重苦しい痛みが千佳を襲う。
「うっ、痛い・・・」
キンタマの痛みを感じて、千佳は反射的に、大紀に腹パンを決めた。女子同士の試合では、腹部への攻撃がよく使われる。男子の金的ほどではないが、女子の腹部も急所だからである。特に生理期間中の女子の腹部は敏感で通常よりも強い痛みに襲われる。
しかし、男子のキンタマに比べれば、女子の腹部など大した急所ではない。きちんと筋肉で守られているし、痛感神経も集中していない。内臓感覚の痛みとは言っても、内臓は身体の深層部に位置しているし、直撃攻撃を受けるわけではない。大紀には決定的なダメージにならなかった。
「腹パンは満足だったか?(笑)」
腹パンを受けて、大紀は逆に千佳のキンタマを引っ張るように持ち上げた。男子とキンタマは、へその緒と胎児のような関係だから、千佳は付いていくしかない。当然、強烈な痛みが身体を駆け上る。
「ひゃあ!!!」
千佳は泣き出してしまった。身体能力で女子に勝る分の弱点として、男子に付けられたのがキンタマであるが、その脆弱さは想像以上だった。痛み止めを飲んでも、ろくに効かない生理痛よりもひどい痛みが身体全体に広がっていく。
「大紀ってば最低!」
雪菜を助けるため、そり立った一物を抱えながら、雪菜が大紀に殴りかかる。勃起は恥ずかしいだけで痛みはない。男になって身体能力も増しているから、接近戦なら、大紀のこともすぐに倒せると思った。
しかし、雪菜は全く意識していなかったが、勃起は男の子の身体を余計に無防備にするのである。
大紀は雪菜のおちんちんから手を離すと、その下にぶら下がっているキンタマを真下から平手打ちした。それも手の平をお盆のようにして、キンタマの逃げ場所がなくなるように当てた。これで男子が受ける苦痛は軽く2倍になる。
パーン!と乾いた音が響く。
大紀も合気道の練習でやられたことがある。丸めたファッション雑誌などで股間を真下から突き上げる方法である。女性向けの護身術でよく使われ、力はそんなに入っていないはずなのに、筋骨隆々とした男子が両手で股間を押さえてうずくまってしまう攻撃だった。
股間自体が男子にとって急所であるが、特に垂直方向からの衝撃にめっぽう弱いのである。股にキンタマがぶら下がっている上、真下からだと副睾丸に衝撃が直接伝わりやすくなるためである。
さらに雪菜の場合、勃起していたため、キンタマは無防備になって、おちんちんもクッションとはならず、平手打ちをまともに受けることとなった。
当然、雪菜は地獄の苦しみに襲われる。
「きゃあ!!!」
敦弥からの空手チョップ以上の激痛が広がった。雪菜は両手で股間を押さえると、そのまま、床にうずくまった。これまで感じたことがないほどの苦痛に悶絶するばかりだった。喧嘩するどころか息をするのも苦しくなり、一瞬で戦意を喪失した。
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男女交流学習(その4)
2016.08.07
敦弥(あつや):合気道部の男子。金的攻撃が最良の一手と言う信念の元、練習に励んでいる。ただし、女子との試合では逆に金的攻撃を受け、負けることが多々ある。
大紀(だいき):合気道部の男子。護身術を使われても勝てるようになりたいと思い、急所攻撃ありの練習にも熱心。悶絶しながらも金玉は鍛えられると考えている。
哲馬(てつま):合気道部の男子。金的攻撃は卑怯だと思っている。
お風呂場で急所攻撃を受けた後、女の子たち(現:男の子)は股間を警戒したため、それ以上の被害には遭わなかったが、翌日もキンタマがぶら下がっている状況に変わりはない。
早朝、結衣たちは、今、自分が男子の身体であることを強烈に意識させられた。普通、男子が自信が男であることを強く意識するのは、射精の瞬間と急所を蹴られた瞬間である。その両方をいっぺんに体験したのである。
合気道部の合宿では、朝立ちチェックと言う伝統的な悪ふざけがある。起床と同時に勃起していないかをお互いにチェックするのである。これは男女関係なく行われる。女子でもエッチなことを考えていると、性器が膨れたり、濡れたりするものの、早朝からそのような状況になることはまずないし、もしそうなっていたとしても、服の上から触っただけではわからない。一方、男子は服の上からでも簡単に勃起しているか、確認できてしまう。
朝立ちしていた男子は女子部員から急所攻撃を受けることになる。金蹴りや金玉握りはもちろんのこと、電気あんまもある。朝立ちしたまま、女子から電気あんまを受ける男子は悲惨で、場合によっては強制射精させられる。これをご褒美と考える男子もいるが、金玉だけを執拗に狙う苦痛系の電気あんまをする女子も多いので、何とも言えない。
結衣は奇妙な感覚で目が覚めた。パンツの中の物が固くなっているのである。昨夜、恋バナをしている時、勃起してしまったが、それよりも固くなっているし、エッチなことを考えることなく、無意識のまま、勃起しているのが新鮮な感じだった。
「結衣、もしかして立っているの?」
隣で寝ていた嘉穂が小声で問いかける。
「そうよ。朝立ちのおちんちんって意外と邪魔ね」
恋バナなどエッチなことを考えている時に勃起してしまうなら、まだわかるが、寝ているだけで勃起してしまう現象は納得がいかない。
「私は夢精しちゃった♪」
楽しそうに話し出すのは雪菜。
「お兄ちゃんにこれを持って行けと言われていたから、付けておいて正解だったわ」
夢精パットを付けていたため、服は汚れずに済んだ。
「おまえたち、朝からエロいな。(笑)」
そう言ったのは敦弥。昨夜、さんざん、彼女たち(現:男子)の急所を攻撃した男子(現:女子)である。
「エロくないわよ。朝起きたばかりだから勃起しているのよ」
「エロい夢見なければ、勃起なんて、しねーよ」
女の子の身体になり、勃起現象から解放されている敦弥は易々と言い切る。嘉穂も普段は勃起現象がないことを利用して、彼氏や同じ部活の男子をからかっていた。自分の意思に従ってくれない自分の身体と言うのは不思議な感覚だった。
「エロいのは男子の方じゃないの。昨日だって、女の子の身体触りまくって遊んでいたし」
「そうよ、そうよ、男子の変態!」
「彼女がいないからって、自分の身体で遊ぶなんて、欲求不満の変態さんね」
敦弥たちも普段の女子に言われたなら、我慢できていただろうが、今、嘉穂たちは男子の身体になっている。同じ男子同士の感覚で、つい喧嘩早くなってしまう。
男女対決が始まった。結衣と嘉穂は格闘技の経験があるし、雪菜もスポーツ少女で運動神経が良い。しかも、今、3人とも男子になって、身体能力は飛躍的に上がっている。金玉を守り、3人が協力すれば、女子の身体になって身体能力が落ちている敦弥たちなどすぐに倒せると思った。
嘉穂は大紀と対峙した。嘉穂はパジャマ姿で少し動きにくかったが、大紀を相手に柔道の投げ技を掛けようとした。相手に触れてから投げ飛ばすまで数秒間の何でもない技だったが、その間に悲劇が起きた。
大紀が嘉穂の股間を握ったのである。合気道の護身術ではよく使われる金玉潰しである。普段運動をしていない女の子でも簡単に使え、接近系格闘技を抑え込むにはとても有効な反撃である。
キンタマを鷲掴みにされた瞬間、嘉穂は何が起きたか、理解できなかった。いつもは何もぶら下がっていない部位から強烈な痛みが込み上げてきたのだから、当然である。
「う、うっう・・・・」
数秒後、一気に力が抜けた嘉穂は大紀から手を離した。床にうずくまりたかったが、大紀がキンタマを握っているため、中腰になるしかない。
「どうしたんだよ。もう動けないのかよ。(笑)」
キンタマを握りながら、大紀は楽しそうに嘉穂に話し掛ける。男子の抵抗を排除するキンタマの握り方は熟知している。左右の金玉がお互いに潰し合うように握り締めればいいのである。こうすると、どんなに強い男子でも、3分も経たずに失神する。ましてや、昨日から男子の身体になったばかりの嘉穂に耐えられるわけがない。
嘉穂は情けないこと叫びながら1分もしないで、失神してしまった。女の子の身体だったら、同情を誘うような高い声が出せただろうが、男の子になっている今は低い声しか出せなかった。
一方、普段、合気道部の女子から数々の急所攻撃を受けている大紀にとっては、いつもの復讐ができたようで愉快な気分だった。
結衣は哲馬と戦っていた。キックボクシングにも精通している結衣は足技を生かして、哲馬の動きを封じ込める。
男子の身体になっている結衣のキックは普段の2倍以上になっている。格闘経験がない男子には防ぎ切れなかっただろう。
部屋を逃げ回りながら、哲馬も散発的に反撃のキックを放つ。そんなことを数回繰り返した後、相打ちの蹴りが決まった。
お互いに股間直撃の蹴りであり、一瞬、哲馬は「しまった!」と股間を押さえてしまったが、その後、いつもの衝撃は来なかった。それもそのはずで、女の子の身体になっている哲馬の股間にはキンタマなどぶら下がっていないからである。あるのは、すっきりとした股間だけである。
一方、完璧な股間蹴りを食らった結衣には地獄の苦しみが待っている。キンタマから激痛が来て、脳からは「うずくまれ!」と命令が出る。神様が男の子だけに与えたターニングポイントだけあって、効果てきめんだった。
「ぎゃあ!!!」
結衣は悲鳴を上げると、そのまま、床に崩れた。うずくまりながら、両手でキンタマを押さえて苦痛を飛ばそうとさすったが、どうにもこうにも痛みが引かない。
「悪い、悪い」
大紀とは違い、哲馬は謝ると、結衣の介抱を始めた。
キンタマに衝撃を受けた男子への対処法はよく分かっている。普段、男子同士では絶対にやりたくないが、今、哲馬は女子の身体、結衣は男子の身体になっているため、女子が男子に対して行う効果的な回復方法をしてみた。
キンタマの痛みの経験がほとんどない結衣はうずくまっているしかない。全身の筋肉が硬直し、息もできなくなる。キンタマへの衝撃を脳が内臓奥部への衝撃と判断し、中枢神経に沈静化を指示するためである。
この苦しみをなくすには、キンタマの痛みと同等か、それ以上の快感を与えればいいのである。それは射精と言うことになる。哲馬も経験したことがある。射精によってキンタマの痛みはリセットされるのである。
本来、女子から金的攻撃を受けて負けた上、強制射精させられるのは、男子にとって屈辱的なはずだが、痛みはすぐに消えるし、途中からは女子の愛撫を積極的に受け入れるようになる。
「哲馬、やめなさいよ!変態!」
「変態じゃねーよ。立ち上がれないほど痛いんだろ。痛みが治まるまで我慢しろ!」
結衣をキンタマ地獄から救うため、哲馬は愛撫を強める。必然的に結衣の突起部分は固くなり始めてしまう。強制射精などしたくなかったため、結衣は勃起しないように我慢する。
しかし、現実は残酷だった。今、結衣は男の子の身体になっている。男の子のおちんちんは外部からの刺激に反射的の勃起してしまう。女の子の結衣には、哲馬への恋愛感情も射精する気も全くなかったが、構造的に身体は勃起・射精を優先させてしまう。
「う、うっ・・・」
結衣は歯を食いしばり、勃起を我慢しようとするが、おちんちんは全然言うことを利いてくれないし、射精しそうな快感も近づいてくる。
「射精すれば治りが早いんだから無理するなって。イキたいんだろう?」
「そんなことしたくないわよ!」
「だったら、なんで固くなっているんだよ?本当は射精したいくせに。(笑)」
最後の最後まで結衣は射精を我慢しようとしたが、おちんちんの筋肉が上限を超えてしまったため、勢い良く射精してしまった。
射精の瞬間、結衣は初めて、男の子の身体の快感を味わった。
しかし、少し遅れて、何とも言えない喪失感が結衣に襲ってきた。強制射精させられると、男子は自慰を見られたと錯覚するらしい。日常的におちんちんをぶら下げている男子でさえ、そう錯覚するのだから、男の子の身体になったばかりの結衣はなおさら意識してしまう。いつもは口が達者な結衣も、急におとなしくなった。
雪菜は敦弥と対峙している。雪菜は美少女揃いのテニス部でも可愛いと評判なだけあって、半ば強引に言い寄ってくる男子も多い。そのため、護身術を身につけていた。その大半は金的攻撃に特化したものだったが、いくつか、普通の護身術も習っている。
一方、敦弥も合気道部で護身術一般に詳しい。中でも急所攻撃に目がない。男子選手としては珍しく金的を狙うし、女子相手の試合でも相手が1番痛がりそうな部位を集中的に攻める。
雪菜は両手押さえ込みの逮捕術で、敦弥を制圧しようと、掴みかかる。男子の身体になったことで瞬発力は大幅に上がっているし、押さえ込みの力も軽く倍以上になっている。
しかし、敦弥は小回りの良さを生かして、雪菜の手から逃れると、逆に腹パンを決める。
「うっ・・・」
思わず、雪菜は声を挙げるが、耐えられない痛みではない。男子の身体になって、腹筋も強化されている。女子の腹パン1発くらいだったら、どうと言うこともない。敦弥のパンチを受け切ると、逆にカウンターで敦弥にスネ蹴りを決めた。
一瞬、敦弥も痛そうな顔をしたが、スネ蹴りくらいは合気道部の試合で何度も経験している。敦弥は痛みに耐えながら、雪菜の股間に真下から突き上げるようなキックを決めた。
狙いは正確でキンタマ直撃だった。しかも、真下からのキックが成功したことにより、副睾丸に命中した。副睾丸はキンタマ本体以上に痛感神経が集中している急所中の急所である。普通の金蹴り以上に、一瞬で相手の戦意を削ぐことができるので、合気道や少林寺では奨励されている急所攻撃の1つである。
「ぎゃあ!!!」
雪菜は両手で股間を押さえてうずくまる。キンタマからは激痛が発せられ、痛み以外は何も感じられなくなる。
「雪菜もキンタマやられると弱いんだな。(笑)」
「うるさいわよ!」
雪菜は意地になって、敦弥に仕返しをするため、身体を起こそうとするが、身体が言うことを利かない。しかも、息も苦しくなるし、吐き気まで湧いてくる。
副睾丸への衝撃を脳は内臓奥部への衝撃と誤解し、全身に沈静化を命令するのである。だから、どんなに強いアスリートであれ、両手で股間を押さえて、痛みが通りすぎるのを待つしかない。
「副睾丸はキンタマ本体よりかは気持ち悪さは少ないんだから我慢しろよ」
そう言うと、敦弥は、前のめりになってうずくまっている雪菜の股間に後ろからとどめの金蹴りを決めた。
「きゃあ!!!」
雪菜はこの世の終わりのような悲鳴を上げる。敦弥に負けた悔しさなど考えている余裕もなく、キンタマの激痛と脳から来る最優先命令と戦わないといけなかった。
合気道部の男子3人が部屋を出て行った後も、女子3人(現男子)は股間を押さえて、うずくまっているしかなかった。
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大紀(だいき):合気道部の男子。護身術を使われても勝てるようになりたいと思い、急所攻撃ありの練習にも熱心。悶絶しながらも金玉は鍛えられると考えている。
哲馬(てつま):合気道部の男子。金的攻撃は卑怯だと思っている。
お風呂場で急所攻撃を受けた後、女の子たち(現:男の子)は股間を警戒したため、それ以上の被害には遭わなかったが、翌日もキンタマがぶら下がっている状況に変わりはない。
早朝、結衣たちは、今、自分が男子の身体であることを強烈に意識させられた。普通、男子が自信が男であることを強く意識するのは、射精の瞬間と急所を蹴られた瞬間である。その両方をいっぺんに体験したのである。
合気道部の合宿では、朝立ちチェックと言う伝統的な悪ふざけがある。起床と同時に勃起していないかをお互いにチェックするのである。これは男女関係なく行われる。女子でもエッチなことを考えていると、性器が膨れたり、濡れたりするものの、早朝からそのような状況になることはまずないし、もしそうなっていたとしても、服の上から触っただけではわからない。一方、男子は服の上からでも簡単に勃起しているか、確認できてしまう。
朝立ちしていた男子は女子部員から急所攻撃を受けることになる。金蹴りや金玉握りはもちろんのこと、電気あんまもある。朝立ちしたまま、女子から電気あんまを受ける男子は悲惨で、場合によっては強制射精させられる。これをご褒美と考える男子もいるが、金玉だけを執拗に狙う苦痛系の電気あんまをする女子も多いので、何とも言えない。
結衣は奇妙な感覚で目が覚めた。パンツの中の物が固くなっているのである。昨夜、恋バナをしている時、勃起してしまったが、それよりも固くなっているし、エッチなことを考えることなく、無意識のまま、勃起しているのが新鮮な感じだった。
「結衣、もしかして立っているの?」
隣で寝ていた嘉穂が小声で問いかける。
「そうよ。朝立ちのおちんちんって意外と邪魔ね」
恋バナなどエッチなことを考えている時に勃起してしまうなら、まだわかるが、寝ているだけで勃起してしまう現象は納得がいかない。
「私は夢精しちゃった♪」
楽しそうに話し出すのは雪菜。
「お兄ちゃんにこれを持って行けと言われていたから、付けておいて正解だったわ」
夢精パットを付けていたため、服は汚れずに済んだ。
「おまえたち、朝からエロいな。(笑)」
そう言ったのは敦弥。昨夜、さんざん、彼女たち(現:男子)の急所を攻撃した男子(現:女子)である。
「エロくないわよ。朝起きたばかりだから勃起しているのよ」
「エロい夢見なければ、勃起なんて、しねーよ」
女の子の身体になり、勃起現象から解放されている敦弥は易々と言い切る。嘉穂も普段は勃起現象がないことを利用して、彼氏や同じ部活の男子をからかっていた。自分の意思に従ってくれない自分の身体と言うのは不思議な感覚だった。
「エロいのは男子の方じゃないの。昨日だって、女の子の身体触りまくって遊んでいたし」
「そうよ、そうよ、男子の変態!」
「彼女がいないからって、自分の身体で遊ぶなんて、欲求不満の変態さんね」
敦弥たちも普段の女子に言われたなら、我慢できていただろうが、今、嘉穂たちは男子の身体になっている。同じ男子同士の感覚で、つい喧嘩早くなってしまう。
男女対決が始まった。結衣と嘉穂は格闘技の経験があるし、雪菜もスポーツ少女で運動神経が良い。しかも、今、3人とも男子になって、身体能力は飛躍的に上がっている。金玉を守り、3人が協力すれば、女子の身体になって身体能力が落ちている敦弥たちなどすぐに倒せると思った。
嘉穂は大紀と対峙した。嘉穂はパジャマ姿で少し動きにくかったが、大紀を相手に柔道の投げ技を掛けようとした。相手に触れてから投げ飛ばすまで数秒間の何でもない技だったが、その間に悲劇が起きた。
大紀が嘉穂の股間を握ったのである。合気道の護身術ではよく使われる金玉潰しである。普段運動をしていない女の子でも簡単に使え、接近系格闘技を抑え込むにはとても有効な反撃である。
キンタマを鷲掴みにされた瞬間、嘉穂は何が起きたか、理解できなかった。いつもは何もぶら下がっていない部位から強烈な痛みが込み上げてきたのだから、当然である。
「う、うっう・・・・」
数秒後、一気に力が抜けた嘉穂は大紀から手を離した。床にうずくまりたかったが、大紀がキンタマを握っているため、中腰になるしかない。
「どうしたんだよ。もう動けないのかよ。(笑)」
キンタマを握りながら、大紀は楽しそうに嘉穂に話し掛ける。男子の抵抗を排除するキンタマの握り方は熟知している。左右の金玉がお互いに潰し合うように握り締めればいいのである。こうすると、どんなに強い男子でも、3分も経たずに失神する。ましてや、昨日から男子の身体になったばかりの嘉穂に耐えられるわけがない。
嘉穂は情けないこと叫びながら1分もしないで、失神してしまった。女の子の身体だったら、同情を誘うような高い声が出せただろうが、男の子になっている今は低い声しか出せなかった。
一方、普段、合気道部の女子から数々の急所攻撃を受けている大紀にとっては、いつもの復讐ができたようで愉快な気分だった。
結衣は哲馬と戦っていた。キックボクシングにも精通している結衣は足技を生かして、哲馬の動きを封じ込める。
男子の身体になっている結衣のキックは普段の2倍以上になっている。格闘経験がない男子には防ぎ切れなかっただろう。
部屋を逃げ回りながら、哲馬も散発的に反撃のキックを放つ。そんなことを数回繰り返した後、相打ちの蹴りが決まった。
お互いに股間直撃の蹴りであり、一瞬、哲馬は「しまった!」と股間を押さえてしまったが、その後、いつもの衝撃は来なかった。それもそのはずで、女の子の身体になっている哲馬の股間にはキンタマなどぶら下がっていないからである。あるのは、すっきりとした股間だけである。
一方、完璧な股間蹴りを食らった結衣には地獄の苦しみが待っている。キンタマから激痛が来て、脳からは「うずくまれ!」と命令が出る。神様が男の子だけに与えたターニングポイントだけあって、効果てきめんだった。
「ぎゃあ!!!」
結衣は悲鳴を上げると、そのまま、床に崩れた。うずくまりながら、両手でキンタマを押さえて苦痛を飛ばそうとさすったが、どうにもこうにも痛みが引かない。
「悪い、悪い」
大紀とは違い、哲馬は謝ると、結衣の介抱を始めた。
キンタマに衝撃を受けた男子への対処法はよく分かっている。普段、男子同士では絶対にやりたくないが、今、哲馬は女子の身体、結衣は男子の身体になっているため、女子が男子に対して行う効果的な回復方法をしてみた。
キンタマの痛みの経験がほとんどない結衣はうずくまっているしかない。全身の筋肉が硬直し、息もできなくなる。キンタマへの衝撃を脳が内臓奥部への衝撃と判断し、中枢神経に沈静化を指示するためである。
この苦しみをなくすには、キンタマの痛みと同等か、それ以上の快感を与えればいいのである。それは射精と言うことになる。哲馬も経験したことがある。射精によってキンタマの痛みはリセットされるのである。
本来、女子から金的攻撃を受けて負けた上、強制射精させられるのは、男子にとって屈辱的なはずだが、痛みはすぐに消えるし、途中からは女子の愛撫を積極的に受け入れるようになる。
「哲馬、やめなさいよ!変態!」
「変態じゃねーよ。立ち上がれないほど痛いんだろ。痛みが治まるまで我慢しろ!」
結衣をキンタマ地獄から救うため、哲馬は愛撫を強める。必然的に結衣の突起部分は固くなり始めてしまう。強制射精などしたくなかったため、結衣は勃起しないように我慢する。
しかし、現実は残酷だった。今、結衣は男の子の身体になっている。男の子のおちんちんは外部からの刺激に反射的の勃起してしまう。女の子の結衣には、哲馬への恋愛感情も射精する気も全くなかったが、構造的に身体は勃起・射精を優先させてしまう。
「う、うっ・・・」
結衣は歯を食いしばり、勃起を我慢しようとするが、おちんちんは全然言うことを利いてくれないし、射精しそうな快感も近づいてくる。
「射精すれば治りが早いんだから無理するなって。イキたいんだろう?」
「そんなことしたくないわよ!」
「だったら、なんで固くなっているんだよ?本当は射精したいくせに。(笑)」
最後の最後まで結衣は射精を我慢しようとしたが、おちんちんの筋肉が上限を超えてしまったため、勢い良く射精してしまった。
射精の瞬間、結衣は初めて、男の子の身体の快感を味わった。
しかし、少し遅れて、何とも言えない喪失感が結衣に襲ってきた。強制射精させられると、男子は自慰を見られたと錯覚するらしい。日常的におちんちんをぶら下げている男子でさえ、そう錯覚するのだから、男の子の身体になったばかりの結衣はなおさら意識してしまう。いつもは口が達者な結衣も、急におとなしくなった。
雪菜は敦弥と対峙している。雪菜は美少女揃いのテニス部でも可愛いと評判なだけあって、半ば強引に言い寄ってくる男子も多い。そのため、護身術を身につけていた。その大半は金的攻撃に特化したものだったが、いくつか、普通の護身術も習っている。
一方、敦弥も合気道部で護身術一般に詳しい。中でも急所攻撃に目がない。男子選手としては珍しく金的を狙うし、女子相手の試合でも相手が1番痛がりそうな部位を集中的に攻める。
雪菜は両手押さえ込みの逮捕術で、敦弥を制圧しようと、掴みかかる。男子の身体になったことで瞬発力は大幅に上がっているし、押さえ込みの力も軽く倍以上になっている。
しかし、敦弥は小回りの良さを生かして、雪菜の手から逃れると、逆に腹パンを決める。
「うっ・・・」
思わず、雪菜は声を挙げるが、耐えられない痛みではない。男子の身体になって、腹筋も強化されている。女子の腹パン1発くらいだったら、どうと言うこともない。敦弥のパンチを受け切ると、逆にカウンターで敦弥にスネ蹴りを決めた。
一瞬、敦弥も痛そうな顔をしたが、スネ蹴りくらいは合気道部の試合で何度も経験している。敦弥は痛みに耐えながら、雪菜の股間に真下から突き上げるようなキックを決めた。
狙いは正確でキンタマ直撃だった。しかも、真下からのキックが成功したことにより、副睾丸に命中した。副睾丸はキンタマ本体以上に痛感神経が集中している急所中の急所である。普通の金蹴り以上に、一瞬で相手の戦意を削ぐことができるので、合気道や少林寺では奨励されている急所攻撃の1つである。
「ぎゃあ!!!」
雪菜は両手で股間を押さえてうずくまる。キンタマからは激痛が発せられ、痛み以外は何も感じられなくなる。
「雪菜もキンタマやられると弱いんだな。(笑)」
「うるさいわよ!」
雪菜は意地になって、敦弥に仕返しをするため、身体を起こそうとするが、身体が言うことを利かない。しかも、息も苦しくなるし、吐き気まで湧いてくる。
副睾丸への衝撃を脳は内臓奥部への衝撃と誤解し、全身に沈静化を命令するのである。だから、どんなに強いアスリートであれ、両手で股間を押さえて、痛みが通りすぎるのを待つしかない。
「副睾丸はキンタマ本体よりかは気持ち悪さは少ないんだから我慢しろよ」
そう言うと、敦弥は、前のめりになってうずくまっている雪菜の股間に後ろからとどめの金蹴りを決めた。
「きゃあ!!!」
雪菜はこの世の終わりのような悲鳴を上げる。敦弥に負けた悔しさなど考えている余裕もなく、キンタマの激痛と脳から来る最優先命令と戦わないといけなかった。
合気道部の男子3人が部屋を出て行った後も、女子3人(現男子)は股間を押さえて、うずくまっているしかなかった。
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