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地頭の代官(第4話)
2010.09.25
もしも、あかりの家が、上級の武家や公家であったならば、
子供ごとに乳母が付いていて、兄弟と交わることも少なかっただろうが
あかりの家は、地頭職を勤める家の家老相当階級なので、そんなこともなかった。
湯殿での兄弟同士のふざけ合いにあかりも参加していた。
このふざけ合いは、あかりにとって、とても有利なものだった。
なぜならば、他の兄弟は、おちんちんや金玉を握られる危機と
常に直面していたが、あかりの足と足の間には何も付いていないのである。
他の兄弟たちはあかりに金玉を握られて、仕返しをしたくても
あかりには金玉は付いていなし、金玉のように強い痛みを与える急所は
身体のどこを探しても付いていない。
その上、あかりは金玉のみならず、おちんちんも握ってきた。
小さな男の子とは言え、あかりにおちんちんを握られたり、
揉まれたりしたら、当然、勃起してしまう。
やられた男の子は大きく立ち上がらないように必死に我慢するが、
反射的勃起にあらがうことはできない。
大きく変形してしまったおちんちんのことをあかりや他の兄弟に
からかわれる羽目になり、恥ずかしい思いをする。
あかりはよく次男の権吉(ごんきち)とふざけ合いをしていた。
年が近いので、お互いに体型に大差はない。
あかりが襲って来ると、権吉は逃げ回った。
経験上、女の子に金玉を握られると、男の子は勝てないということを
知っていたからである。
あかり:「待ちなさいよ!」
権吉:「嫌だよ!」
権吉は必死で逃げるが、湯殿での逃げ場所は限られており、
結局、最後はあかりに追い詰められることになる。
あかりに詰め寄られると、権吉は手で自分の金玉を守る。
金玉だけは死守しければならない。
しかし、そんな防御方法はあかりの前には無力であった。
権吉が両手で金玉を大切そうに押さえているので、あかりは権吉の首を絞めた。
最初は権吉も我慢したが、苦しくなって、両手でその首絞め攻撃を解こうとする。
両手が上へと回り、必然的に権吉の金玉は無防備となる。
あかりはこの隙を逃さず、片手で権吉の金玉を二つとも
しっかりと握りしめた。
権吉:「ぎゃ~!」
権吉は大声を出したが、あかりは力を緩めない。
しかも、金玉を握っているのは左手だけなので、
右手で権吉の好きな場所を攻撃できる。
子供ごとに乳母が付いていて、兄弟と交わることも少なかっただろうが
あかりの家は、地頭職を勤める家の家老相当階級なので、そんなこともなかった。
湯殿での兄弟同士のふざけ合いにあかりも参加していた。
このふざけ合いは、あかりにとって、とても有利なものだった。
なぜならば、他の兄弟は、おちんちんや金玉を握られる危機と
常に直面していたが、あかりの足と足の間には何も付いていないのである。
他の兄弟たちはあかりに金玉を握られて、仕返しをしたくても
あかりには金玉は付いていなし、金玉のように強い痛みを与える急所は
身体のどこを探しても付いていない。
その上、あかりは金玉のみならず、おちんちんも握ってきた。
小さな男の子とは言え、あかりにおちんちんを握られたり、
揉まれたりしたら、当然、勃起してしまう。
やられた男の子は大きく立ち上がらないように必死に我慢するが、
反射的勃起にあらがうことはできない。
大きく変形してしまったおちんちんのことをあかりや他の兄弟に
からかわれる羽目になり、恥ずかしい思いをする。
あかりはよく次男の権吉(ごんきち)とふざけ合いをしていた。
年が近いので、お互いに体型に大差はない。
あかりが襲って来ると、権吉は逃げ回った。
経験上、女の子に金玉を握られると、男の子は勝てないということを
知っていたからである。
あかり:「待ちなさいよ!」
権吉:「嫌だよ!」
権吉は必死で逃げるが、湯殿での逃げ場所は限られており、
結局、最後はあかりに追い詰められることになる。
あかりに詰め寄られると、権吉は手で自分の金玉を守る。
金玉だけは死守しければならない。
しかし、そんな防御方法はあかりの前には無力であった。
権吉が両手で金玉を大切そうに押さえているので、あかりは権吉の首を絞めた。
最初は権吉も我慢したが、苦しくなって、両手でその首絞め攻撃を解こうとする。
両手が上へと回り、必然的に権吉の金玉は無防備となる。
あかりはこの隙を逃さず、片手で権吉の金玉を二つとも
しっかりと握りしめた。
権吉:「ぎゃ~!」
権吉は大声を出したが、あかりは力を緩めない。
しかも、金玉を握っているのは左手だけなので、
右手で権吉の好きな場所を攻撃できる。
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地頭の代官(第3話)
2010.09.25
室町時代は現代の風呂が完成した時代でもあった。
それまでの風呂は、蒸し風呂のような方式であったり、
身体をお湯でしぼった布でふいたりする方式だった。
それが室町時代になって、お湯を大量に使って
身体ごと浸かる方式の風呂が主流となってきたのである。
当然、この方式の風呂は大量の薪を使って火をおこし、
お湯を作らなければならない。
なので、当時は庄屋クラスの階級になって
初めて戸別に持てる物であった。
それ以外の階級は基本的に、京では銭湯、地方の田舎では共同浴場である。
実は、日本では江戸時代の寛政の改革まで男女混浴が当たり前であった。
さらに、当時は簡単な服(簡易な浴衣のような物)を着たまま、
風呂に入るのが普通である。
あかりの家は、京の屋敷にいた時から戸別の風呂(湯殿)を持っていた。
小さい頃は兄弟で一緒にお風呂へ入っていた。
お風呂に入る時はきちんと服を身につけているのであるが、
お湯を全身で楽しもうとしたり、他の兄弟とふざけたりしているうちに
いつも自然と服を放り出していた。
あかりは5人兄弟のうち、第3子であったが、
他はみんな男だったため、女の子は1人だけで長女だった。
兄弟は湯殿の中でふざけ合っていると、おちんちんや金玉が気持ちよさそうに揺れている。
さらに、お湯の中に入ると、金玉袋が伸びきって、中の様子もよく分かる。
毎日がこんな感じなので、あかりは、男の子には長い方の他に金玉が付いていることや
金玉が二つあることを物心付く前から知っていた。
しかし、兄弟で暮らしている間には、金玉が男の子の急所であるとはわからなかった。
本当は、あかりが覚えていないだけで、
兄弟の金玉を痛めつけてしまったことが何度か、あるのだが・・・。
それまでの風呂は、蒸し風呂のような方式であったり、
身体をお湯でしぼった布でふいたりする方式だった。
それが室町時代になって、お湯を大量に使って
身体ごと浸かる方式の風呂が主流となってきたのである。
当然、この方式の風呂は大量の薪を使って火をおこし、
お湯を作らなければならない。
なので、当時は庄屋クラスの階級になって
初めて戸別に持てる物であった。
それ以外の階級は基本的に、京では銭湯、地方の田舎では共同浴場である。
実は、日本では江戸時代の寛政の改革まで男女混浴が当たり前であった。
さらに、当時は簡単な服(簡易な浴衣のような物)を着たまま、
風呂に入るのが普通である。
あかりの家は、京の屋敷にいた時から戸別の風呂(湯殿)を持っていた。
小さい頃は兄弟で一緒にお風呂へ入っていた。
お風呂に入る時はきちんと服を身につけているのであるが、
お湯を全身で楽しもうとしたり、他の兄弟とふざけたりしているうちに
いつも自然と服を放り出していた。
あかりは5人兄弟のうち、第3子であったが、
他はみんな男だったため、女の子は1人だけで長女だった。
兄弟は湯殿の中でふざけ合っていると、おちんちんや金玉が気持ちよさそうに揺れている。
さらに、お湯の中に入ると、金玉袋が伸びきって、中の様子もよく分かる。
毎日がこんな感じなので、あかりは、男の子には長い方の他に金玉が付いていることや
金玉が二つあることを物心付く前から知っていた。
しかし、兄弟で暮らしている間には、金玉が男の子の急所であるとはわからなかった。
本当は、あかりが覚えていないだけで、
兄弟の金玉を痛めつけてしまったことが何度か、あるのだが・・・。
地頭の代官(第2話)
2010.09.16
地頭の代官の屋敷なので、大した家人はいない。
京を出る際に、十数人を引き連れてきただけである。
もしも、人手が足りなければ、村人に労働を命じればいいだけの話だ。
なので、最初、あかりの武術の訓練に従事していたのは女2人だけであった。
常夏という活発な者と、お鶴という神官の娘の者だった。
常夏も、お鶴も、あかりとそんなに年が離れていなかった。
剣術や体術など基本的な戦闘訓練も行うが、
女の子の護身術で、1番大切なのは金的攻撃の練習であった。
練習相手に男の子を呼んでも良いが、最初のうちは女の子同士で練習していた。
地頭の代官の屋敷にいる男はどれも重要な戦力なので、
手加減がわからないうちに、護身術の相手をしてうずくまらせてしまい、
急に敵が攻めてきた時などに困ってしまうからである。
常夏は、相手の金玉をうまく蹴るコツを教えていた。
常夏:「前から蹴ると、蹴りがおちんちんの方だけに当たって
痛がらない場合もあるから、できるだけ後ろのお尻の方から撫でるようにして
蹴った方が良いわよ」
あかりは言われた通り、常夏の足と足の間を蹴った。
お尻の方から、ゆっくりと撫でるように蹴る。
もちろん、常夏は女の子なので、金玉は付いていないし、
うずくまることもない。
あかり:「こんなので、本当に男の子が倒せるの?」
村に来てからも何度か、女の子が男の子の股間を蹴って、悶絶させているところを
見たことはあるが、面白くは思いつつ、本当にあんなに痛いのか、
あかりは半信半疑であった。
常夏:「男の子なんて、金玉を蹴られたら、全然弱いよ。
大きな男の人でも、あかりちゃんくらいの小さな女の子に蹴られたら
一刻は動けないよ。」
あかり:「本当!?」
常夏:「本当だって。
何しろ、金玉は男の人の最大の急所なんだから。
どんなに強い男の子でも我慢できないんだよ」
あかり:「最大の急所・・・。」
さりげなく、あかりは自分の股間に手をやる。
もちろん、そこには何も付いていない。
自分には付いていないところなので、ますます興味が湧いてくる。
金玉は男の子の象徴で、神様が男の子だけにつくった急所なのだから
どんな風に痛いのか、想像もつかない。
でも、あかりはそんな男の子のことをちょっと羨ましくも思っていた。
今はみんな京に戻ってしまっているが、上のお兄ちゃんたちは
みんな金玉とおちんちんがちゃんと付いていた。
あかりだけ、仲間外れのようで、少し寂しく感じていたのである。
京を出る際に、十数人を引き連れてきただけである。
もしも、人手が足りなければ、村人に労働を命じればいいだけの話だ。
なので、最初、あかりの武術の訓練に従事していたのは女2人だけであった。
常夏という活発な者と、お鶴という神官の娘の者だった。
常夏も、お鶴も、あかりとそんなに年が離れていなかった。
剣術や体術など基本的な戦闘訓練も行うが、
女の子の護身術で、1番大切なのは金的攻撃の練習であった。
練習相手に男の子を呼んでも良いが、最初のうちは女の子同士で練習していた。
地頭の代官の屋敷にいる男はどれも重要な戦力なので、
手加減がわからないうちに、護身術の相手をしてうずくまらせてしまい、
急に敵が攻めてきた時などに困ってしまうからである。
常夏は、相手の金玉をうまく蹴るコツを教えていた。
常夏:「前から蹴ると、蹴りがおちんちんの方だけに当たって
痛がらない場合もあるから、できるだけ後ろのお尻の方から撫でるようにして
蹴った方が良いわよ」
あかりは言われた通り、常夏の足と足の間を蹴った。
お尻の方から、ゆっくりと撫でるように蹴る。
もちろん、常夏は女の子なので、金玉は付いていないし、
うずくまることもない。
あかり:「こんなので、本当に男の子が倒せるの?」
村に来てからも何度か、女の子が男の子の股間を蹴って、悶絶させているところを
見たことはあるが、面白くは思いつつ、本当にあんなに痛いのか、
あかりは半信半疑であった。
常夏:「男の子なんて、金玉を蹴られたら、全然弱いよ。
大きな男の人でも、あかりちゃんくらいの小さな女の子に蹴られたら
一刻は動けないよ。」
あかり:「本当!?」
常夏:「本当だって。
何しろ、金玉は男の人の最大の急所なんだから。
どんなに強い男の子でも我慢できないんだよ」
あかり:「最大の急所・・・。」
さりげなく、あかりは自分の股間に手をやる。
もちろん、そこには何も付いていない。
自分には付いていないところなので、ますます興味が湧いてくる。
金玉は男の子の象徴で、神様が男の子だけにつくった急所なのだから
どんな風に痛いのか、想像もつかない。
でも、あかりはそんな男の子のことをちょっと羨ましくも思っていた。
今はみんな京に戻ってしまっているが、上のお兄ちゃんたちは
みんな金玉とおちんちんがちゃんと付いていた。
あかりだけ、仲間外れのようで、少し寂しく感じていたのである。
地頭の代官(第1話)
2010.09.05
お雪の村の地頭は、京に屋敷を構えていており、
村には、地頭の代官が代わりに赴任していた。
こんな寒村から取れる年貢などたかが知れているため、
地頭も年貢がしっかり入ればそれで良いという考えで、代官に任せ切りにしていた。
なので、事実上、村で1番権威があるのは、地頭の代官であった。
実際、地頭の代官とは言わず、地頭と呼ぶ人も多い。
地頭の代官には、あかりという娘がいた。
地頭の代官には他にも息子がいたが、守護大名に武家奉公に出しており、
村にいるのは、あかりだけであった。
室町時代、室町幕府の直轄領以外は守護大名が治安の維持などの任務を負っていたが、
その守護大名自身は京に屋敷を構え、幕政に参加している。
さらに守護代であっても、京に常駐し、領国へは帰らないという者もいる。
必然的に、地方の治安は悪化する。
前述の通り、人口の少ないこの村では、女子であっても、重要な防衛戦力なのである。
村を襲ってくる山賊・盗賊などのほとんどは男の集団であるので、
この村の女たちは、急所攻撃に特化した訓練を受けている。
女の子が大きな男の子の急所を蹴ったり、金玉を握ったりする様子を見て育った
あかりには、金玉を痛がる男の子たちがとても魅力的だった。
男の子の象徴なのに、急所なのである。
普段、あんなに強い男の子が女の子に一発金蹴りされて
うずくまる光景を見ていると、胸がわくわくしてくる。
あかりの父は、武家の子である以上、一通りの武術は身に付けておいた方が
良いという考えで、家来に命じて、色々とあかりに教えていた。
当然、そこには村人が行っている急所訓練も含まれている。
村には、地頭の代官が代わりに赴任していた。
こんな寒村から取れる年貢などたかが知れているため、
地頭も年貢がしっかり入ればそれで良いという考えで、代官に任せ切りにしていた。
なので、事実上、村で1番権威があるのは、地頭の代官であった。
実際、地頭の代官とは言わず、地頭と呼ぶ人も多い。
地頭の代官には、あかりという娘がいた。
地頭の代官には他にも息子がいたが、守護大名に武家奉公に出しており、
村にいるのは、あかりだけであった。
室町時代、室町幕府の直轄領以外は守護大名が治安の維持などの任務を負っていたが、
その守護大名自身は京に屋敷を構え、幕政に参加している。
さらに守護代であっても、京に常駐し、領国へは帰らないという者もいる。
必然的に、地方の治安は悪化する。
前述の通り、人口の少ないこの村では、女子であっても、重要な防衛戦力なのである。
村を襲ってくる山賊・盗賊などのほとんどは男の集団であるので、
この村の女たちは、急所攻撃に特化した訓練を受けている。
女の子が大きな男の子の急所を蹴ったり、金玉を握ったりする様子を見て育った
あかりには、金玉を痛がる男の子たちがとても魅力的だった。
男の子の象徴なのに、急所なのである。
普段、あんなに強い男の子が女の子に一発金蹴りされて
うずくまる光景を見ていると、胸がわくわくしてくる。
あかりの父は、武家の子である以上、一通りの武術は身に付けておいた方が
良いという考えで、家来に命じて、色々とあかりに教えていた。
当然、そこには村人が行っている急所訓練も含まれている。
室町期山賊・盗賊の急所(第11話)
2010.09.05
武装した山賊が、女の子にあっけなく倒されてしまった。
土一揆の際には、土倉を警備していた室町幕府侍所の武士を相手に
一歩も引かずに激戦を繰り広げた男である。
残った男たちも思わず、自分が急所を攻撃されたような表情になった。
「行くわよ!」
お雪たちは残りの山賊たちに攻め掛かった。
両者とも武装に大差はなかった。
むしろ、体力面・武術面では山賊たちの方が
圧倒的に勝っている。
『俺たちは男なんだ。
金的さえやらなければ、田舎娘ごときに負けるはずがない』
と、自身に言い掛けた。
たしかに、山賊たちは筋骨たくましい男の集団であった。
しかし、山賊たちには、男ゆえに鍛えられない金玉という男子最大の急所も
しっかり、ぶら下がっている。
運搬役の中では、1番大柄な元彦は、あかりと組み合っていた。
地頭の代官の娘である、あかりの攻撃は的確で元彦は防御に忙しい。
しかし、あかりも女の子であるため、体力は長くは続かない。
防御態勢に崩れが出た。
元彦はその隙を逃さず、大きく振りかぶってあかりに面を打ち込んだ。
だが、一瞬早くあかりは避けると、反対に無防備だった元彦の股間に
例の棒を打ち込んだ。
やわらかく吸い込まれるような感覚をあかりは覚えた。
その瞬間、元彦は、すさまじい激痛に襲われた。
土一揆の際は、ベテランの山賊たちまではいかないが、
土倉側の雇った浪人たちを相手に善戦した。
その時、手強い浪人に斬り込まれ、
あやうく討ち取られるかと思ったこともあった。
しかし、その時、受けた痛みよりも
今、あかりから受けた急所攻撃の方が数倍激痛である。
もはや、男の誇りなど考えている場合ではない。
元彦は棍棒を投げ捨てると、素直に股間を押さえてうずくまった。
金玉を持った男であるということを強く実感させる瞬間であった。
一方、これだけの苦痛を与えた、あかりは、キャッキャと喜んだ。
自分には全く分からない男の痛みと格闘している元彦の姿を
面白おかしく見下ろしていた。
金玉は男の子だけの急所なのである。
運搬係の山賊たちは、わずか数分で戦闘不能にされてしまった。
山賊たちの本隊の方も、村側の頑強な抵抗にあって
撤退を余儀なくされた。
運搬係の山賊たちは荷車をお雪たちに奪われ、
金玉から来る痛みに耐えかねて転がっていた。
その後、何とか歩けるようになったのは、
本隊がとっくに敗れ去った夕暮れのことである。
歩くたびに金玉が揺れて、痛みが増す。
山賊たちは金玉を押さえて、とぼとぼと山道を降りて行った。
土一揆の際には、土倉を警備していた室町幕府侍所の武士を相手に
一歩も引かずに激戦を繰り広げた男である。
残った男たちも思わず、自分が急所を攻撃されたような表情になった。
「行くわよ!」
お雪たちは残りの山賊たちに攻め掛かった。
両者とも武装に大差はなかった。
むしろ、体力面・武術面では山賊たちの方が
圧倒的に勝っている。
『俺たちは男なんだ。
金的さえやらなければ、田舎娘ごときに負けるはずがない』
と、自身に言い掛けた。
たしかに、山賊たちは筋骨たくましい男の集団であった。
しかし、山賊たちには、男ゆえに鍛えられない金玉という男子最大の急所も
しっかり、ぶら下がっている。
運搬役の中では、1番大柄な元彦は、あかりと組み合っていた。
地頭の代官の娘である、あかりの攻撃は的確で元彦は防御に忙しい。
しかし、あかりも女の子であるため、体力は長くは続かない。
防御態勢に崩れが出た。
元彦はその隙を逃さず、大きく振りかぶってあかりに面を打ち込んだ。
だが、一瞬早くあかりは避けると、反対に無防備だった元彦の股間に
例の棒を打ち込んだ。
やわらかく吸い込まれるような感覚をあかりは覚えた。
その瞬間、元彦は、すさまじい激痛に襲われた。
土一揆の際は、ベテランの山賊たちまではいかないが、
土倉側の雇った浪人たちを相手に善戦した。
その時、手強い浪人に斬り込まれ、
あやうく討ち取られるかと思ったこともあった。
しかし、その時、受けた痛みよりも
今、あかりから受けた急所攻撃の方が数倍激痛である。
もはや、男の誇りなど考えている場合ではない。
元彦は棍棒を投げ捨てると、素直に股間を押さえてうずくまった。
金玉を持った男であるということを強く実感させる瞬間であった。
一方、これだけの苦痛を与えた、あかりは、キャッキャと喜んだ。
自分には全く分からない男の痛みと格闘している元彦の姿を
面白おかしく見下ろしていた。
金玉は男の子だけの急所なのである。
運搬係の山賊たちは、わずか数分で戦闘不能にされてしまった。
山賊たちの本隊の方も、村側の頑強な抵抗にあって
撤退を余儀なくされた。
運搬係の山賊たちは荷車をお雪たちに奪われ、
金玉から来る痛みに耐えかねて転がっていた。
その後、何とか歩けるようになったのは、
本隊がとっくに敗れ去った夕暮れのことである。
歩くたびに金玉が揺れて、痛みが増す。
山賊たちは金玉を押さえて、とぼとぼと山道を降りて行った。
室町期山賊・盗賊の急所(第10話)
2010.09.05
荷物運びの山賊たちは時間を持てあましていた。
今は荷物運びであるものの、山賊である以上、武術の訓練はしている。
都では、土一揆に乗じて、土倉や酒屋を襲撃したこともある。
本当は今回も武装して参加したいが、
胴丸や刀・槍など安い物を使ったとしても相当の額になる。
とても駆け出しの山賊に買える物ではない。
敵が来ても棍棒を振り回すしかない。
ただし、屈強な男たちに重いっ切り、棍棒で叩かれたら
ただでは済まないであろう。
むしろ、刀や槍で殺されるよりもつらい死に方であるかも知れない。
お雪たちは一斉に襲いかかった。
一瞬、山賊たちは驚いたが、相手が女ばかりであったため、
すぐに落ち着きを取り戻した。
『俺たちは男なんだ。
こんな田舎娘たちごときに負けるはずがない』
最初、お雪たちが攻め掛かったのは
その中で武装した山賊であった。
武装した山賊はすぐに斬りかかったが、
お雪は軽く攻撃をかわし、棒を山賊の顔面に打ち付けようとした。
山賊もすぐに防御の構えを取る。
山賊の腕力を以てすれば、お雪の面打ちなど何ともない。
完璧に防御し切った。
しかし、攻撃はそれだけではなかった。
お雪の攻撃に気を取られているうちに
あかりが山賊の後ろに回り、足と足の間を思いっきり
例の棒で叩いたのである。
当然、そこには男の象徴である金玉がぶら下がっている。
防具で守られてもいないため、あかりの攻撃をまともに受けることになった。
しかも、その棒には金玉の逃げ場がなくすように、少しくぼんだ作りになっている。
あかりの急所攻撃を受けた次の瞬間、山賊の顔色が一変した。
狂ったかのようにお雪に斬りかかってきた。
これにはお雪も驚いたが、それも数秒のことで
「わぁ~!」と叫んだと思うと、武装した山賊は槍を捨てて
手で股間を押さえて、うずくまった。
筋骨隆々たる山賊も女の子の急所攻撃には敵わなかったのである。
金玉から来る痛みはどんな男も平等に地獄に落とす。
普段、鍛えている厚い胸板・太い腕などは何の役にも立たなかった。
その様子を見て、残りの山賊たちは一気にテンションが下がった。
山賊らしい武装をしているのは、この男だけで、他の男たちは
お雪たちと同じ物しか持っていない。
しかも、山賊たちには金玉という女の子たちにはない急所が
ぶら下がっているのである。
今は荷物運びであるものの、山賊である以上、武術の訓練はしている。
都では、土一揆に乗じて、土倉や酒屋を襲撃したこともある。
本当は今回も武装して参加したいが、
胴丸や刀・槍など安い物を使ったとしても相当の額になる。
とても駆け出しの山賊に買える物ではない。
敵が来ても棍棒を振り回すしかない。
ただし、屈強な男たちに重いっ切り、棍棒で叩かれたら
ただでは済まないであろう。
むしろ、刀や槍で殺されるよりもつらい死に方であるかも知れない。
お雪たちは一斉に襲いかかった。
一瞬、山賊たちは驚いたが、相手が女ばかりであったため、
すぐに落ち着きを取り戻した。
『俺たちは男なんだ。
こんな田舎娘たちごときに負けるはずがない』
最初、お雪たちが攻め掛かったのは
その中で武装した山賊であった。
武装した山賊はすぐに斬りかかったが、
お雪は軽く攻撃をかわし、棒を山賊の顔面に打ち付けようとした。
山賊もすぐに防御の構えを取る。
山賊の腕力を以てすれば、お雪の面打ちなど何ともない。
完璧に防御し切った。
しかし、攻撃はそれだけではなかった。
お雪の攻撃に気を取られているうちに
あかりが山賊の後ろに回り、足と足の間を思いっきり
例の棒で叩いたのである。
当然、そこには男の象徴である金玉がぶら下がっている。
防具で守られてもいないため、あかりの攻撃をまともに受けることになった。
しかも、その棒には金玉の逃げ場がなくすように、少しくぼんだ作りになっている。
あかりの急所攻撃を受けた次の瞬間、山賊の顔色が一変した。
狂ったかのようにお雪に斬りかかってきた。
これにはお雪も驚いたが、それも数秒のことで
「わぁ~!」と叫んだと思うと、武装した山賊は槍を捨てて
手で股間を押さえて、うずくまった。
筋骨隆々たる山賊も女の子の急所攻撃には敵わなかったのである。
金玉から来る痛みはどんな男も平等に地獄に落とす。
普段、鍛えている厚い胸板・太い腕などは何の役にも立たなかった。
その様子を見て、残りの山賊たちは一気にテンションが下がった。
山賊らしい武装をしているのは、この男だけで、他の男たちは
お雪たちと同じ物しか持っていない。
しかも、山賊たちには金玉という女の子たちにはない急所が
ぶら下がっているのである。
室町期山賊・盗賊の急所(第9話)
2010.09.05
室町幕府の権力構造は複雑に入り組んでいる上に
ある意味では歪んでもいる。
形式上、朝廷を除けば、1番権威のあるのは室町幕府のはずであるが、
基本的に、室町幕府は守護大名の領国支配に口出しをする権限はなく、
一方の守護大名は平然と幕府に異を唱えることも多い。
また、その守護大名は領国に帰ることはほとんどせず、
京で一生を過ごす人が大半である。
京に駐在することによって、幕政に参加し、自らの権勢を高めるのであった。
都の周辺だけはきれいに治められているが、少し地方に出ると
幕府・公家・守護大名・地頭・国人・寺社など様々な勢力が割拠している。
中には山賊などになってしまった国人や地侍も多い。
琵琶湖には海賊ならぬ、湖賊までいる。
元は地侍であったが、南北朝の動乱により、勢力を拡大し、
守護大名の干渉さえも、はね返す一大勢力となっていたのである。
そう言った賊は、戦国大名のごとき、実践的な戦法を採っていた。
上級の武士のような重たいヨロイなどは着けずに、
簡単な胴丸を付け、安い刀や槍で戦場を駆け抜けていた。
お雪の村を襲おうとしている山賊も同じである。
お雪たちは、例の棒を持って、じっと待機していた。
山賊たちも色々と作業を分担している。
弓矢が飛び交うところでは急所攻撃をする前に
流れ矢が当たる可能性もあり、危ないので
お雪たちは、兵糧などを運ぶ隊を襲うことになっていた。
彼らも山賊ではあるものの、ただの荷物運びであり、
ろくに武器も持っていない。
完全に下っ端の使い走りなのである。
お雪たちがすぐ近くに潜んでいるとは知らず
荷物運びの者たちは村から少し離れたところで待機していた。
今日の彼らの仕事は戦闘員の山賊に兵糧などを提供することであって
闘いの最中には出番がない。
小さな村なら、半日もあれば、十分落とせるので、
その後、食事の準備をしたり、略奪した物資などを集めたりして
忙しくなる。
それまでは体力を温存しているのであった。
荷物運びの山賊は5人いた。
お雪たちと同数である。
1人は胴丸を付けて、槍を持っているが
他の山賊は何も武装していない。
あの1人さえ、倒してしまえば、
あとは心置きなく急所攻撃を炸裂させるのみである。
お雪は、りりしい山賊たちが足と足の間に
ぶら下げている金玉を想像して、どのようにそれを痛めつけるか
想像をふくらませていた。
ある意味では歪んでもいる。
形式上、朝廷を除けば、1番権威のあるのは室町幕府のはずであるが、
基本的に、室町幕府は守護大名の領国支配に口出しをする権限はなく、
一方の守護大名は平然と幕府に異を唱えることも多い。
また、その守護大名は領国に帰ることはほとんどせず、
京で一生を過ごす人が大半である。
京に駐在することによって、幕政に参加し、自らの権勢を高めるのであった。
都の周辺だけはきれいに治められているが、少し地方に出ると
幕府・公家・守護大名・地頭・国人・寺社など様々な勢力が割拠している。
中には山賊などになってしまった国人や地侍も多い。
琵琶湖には海賊ならぬ、湖賊までいる。
元は地侍であったが、南北朝の動乱により、勢力を拡大し、
守護大名の干渉さえも、はね返す一大勢力となっていたのである。
そう言った賊は、戦国大名のごとき、実践的な戦法を採っていた。
上級の武士のような重たいヨロイなどは着けずに、
簡単な胴丸を付け、安い刀や槍で戦場を駆け抜けていた。
お雪の村を襲おうとしている山賊も同じである。
お雪たちは、例の棒を持って、じっと待機していた。
山賊たちも色々と作業を分担している。
弓矢が飛び交うところでは急所攻撃をする前に
流れ矢が当たる可能性もあり、危ないので
お雪たちは、兵糧などを運ぶ隊を襲うことになっていた。
彼らも山賊ではあるものの、ただの荷物運びであり、
ろくに武器も持っていない。
完全に下っ端の使い走りなのである。
お雪たちがすぐ近くに潜んでいるとは知らず
荷物運びの者たちは村から少し離れたところで待機していた。
今日の彼らの仕事は戦闘員の山賊に兵糧などを提供することであって
闘いの最中には出番がない。
小さな村なら、半日もあれば、十分落とせるので、
その後、食事の準備をしたり、略奪した物資などを集めたりして
忙しくなる。
それまでは体力を温存しているのであった。
荷物運びの山賊は5人いた。
お雪たちと同数である。
1人は胴丸を付けて、槍を持っているが
他の山賊は何も武装していない。
あの1人さえ、倒してしまえば、
あとは心置きなく急所攻撃を炸裂させるのみである。
お雪は、りりしい山賊たちが足と足の間に
ぶら下げている金玉を想像して、どのようにそれを痛めつけるか
想像をふくらませていた。