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地頭の代官(第17話)
2010.11.18
常夏の度重なる急所攻撃を受け、与平は失神し、
完全に戦闘不能となった。
武家奉公で鍛えた身体も金玉から来る痛みには全く役に立たなかった。
金的攻撃を受けたら、与平のようなたくましい大きな男でも
小さな子供でも、動けなくなるのは同じである。
金玉を鍛えることはできないし、
金玉の痛みから逃れる唯一の方法は失神することなのだから。
与平は胎児のように身体を丸めるような姿勢で
床に沈んでいた。
背筋、腹筋、上腕二頭筋、どれを取っても惚れ惚れするような
鍛え抜かれた男の身体である。
しかし、金玉だけはどんなに頑張っても筋肉が付かず、
生まれたばかりの赤ちゃんと同じ防御力しかない。
血気盛んな成熟した女と、生まれたばかりの男の赤ちゃんが
戦えば、女が勝つに決まっている。
常夏の前では、こんなに大きくなった与平も赤ちゃんと同じだったのである。
しかし、赤ちゃんと違うところもある。
基本的な構造自体は変わっていないが、
大人になった与平の金玉は大きくなって
精子を作る仕組みが整い、射精することもできるようになったのである。
与平は10分経っても全く動く気配すらなかった。
今までの急所攻撃はまともに動けないだけで
もがく動作は続いていたが、今回はもがくことすらできないのである。
常夏たちは優越感に浸っていたが、
これでは練習にならないので、お鶴が与平の介抱を始めた。
金的攻撃の方法は常夏が1番詳しいが、
金的攻撃を受けた男の子の扱いは、お鶴の方が上手である。
と言うよりも、常夏には男の子を介抱するという気持ちがないと
言った方が正確かも知れない。
お鶴は、与平の体術の服を脱がせた。
体術の服を脱がせると、与平の金玉とおちんちんが飛び出してきた。
さんざん痛めつけられた金玉であるが、見た目は変わりなく、
しっかりと男の子であることを示してくれる。
ただ、金玉袋は縮み込んでいて、ぺったりとしていた。
骨や筋肉で守られていない金玉であるが、
唯一、金玉袋という防御器官がある。
金玉袋は金玉への攻撃を察知すると、素早く縮んで
分厚い皮膚となり、金玉を守ろうとするのである。
これにより、いくらかは金玉への攻撃に備えることができる。
だが、男の子を失神から回復させるには
この状態を解かなければならない。
生殖器防衛という重要事項であるが、その防御を解くのは簡単で
金玉を温めればいいだけである。
本来はお湯を使えばいいが、道場にはお湯などなく、
この時代、すぐに火をつける方法もないので
金玉を口に含んで温めるのが手っ取り早くて確実である。
お鶴は、与平の金玉を口で優しく包み込んだ。
お鶴は、与平の金玉を舌で優しくなめたり、
頬で圧迫したりする。
最初、舌でなめた時は固くて冷たい感覚であったが、
お鶴の口の中で、与平の金玉は形を変えていった。
金玉袋が温かさを感じて、防御態勢を解いたのみならず、
快感まで感じ始めたのである。
与平自身は未だに失神しているが、本能はある。
女の子に口で優しくやってもらっているので
反射的に生殖機能が起動し始めたのである。
全くの無意識であったが、与平のおちんちんは再び勃起し始めた。
完全に戦闘不能となった。
武家奉公で鍛えた身体も金玉から来る痛みには全く役に立たなかった。
金的攻撃を受けたら、与平のようなたくましい大きな男でも
小さな子供でも、動けなくなるのは同じである。
金玉を鍛えることはできないし、
金玉の痛みから逃れる唯一の方法は失神することなのだから。
与平は胎児のように身体を丸めるような姿勢で
床に沈んでいた。
背筋、腹筋、上腕二頭筋、どれを取っても惚れ惚れするような
鍛え抜かれた男の身体である。
しかし、金玉だけはどんなに頑張っても筋肉が付かず、
生まれたばかりの赤ちゃんと同じ防御力しかない。
血気盛んな成熟した女と、生まれたばかりの男の赤ちゃんが
戦えば、女が勝つに決まっている。
常夏の前では、こんなに大きくなった与平も赤ちゃんと同じだったのである。
しかし、赤ちゃんと違うところもある。
基本的な構造自体は変わっていないが、
大人になった与平の金玉は大きくなって
精子を作る仕組みが整い、射精することもできるようになったのである。
与平は10分経っても全く動く気配すらなかった。
今までの急所攻撃はまともに動けないだけで
もがく動作は続いていたが、今回はもがくことすらできないのである。
常夏たちは優越感に浸っていたが、
これでは練習にならないので、お鶴が与平の介抱を始めた。
金的攻撃の方法は常夏が1番詳しいが、
金的攻撃を受けた男の子の扱いは、お鶴の方が上手である。
と言うよりも、常夏には男の子を介抱するという気持ちがないと
言った方が正確かも知れない。
お鶴は、与平の体術の服を脱がせた。
体術の服を脱がせると、与平の金玉とおちんちんが飛び出してきた。
さんざん痛めつけられた金玉であるが、見た目は変わりなく、
しっかりと男の子であることを示してくれる。
ただ、金玉袋は縮み込んでいて、ぺったりとしていた。
骨や筋肉で守られていない金玉であるが、
唯一、金玉袋という防御器官がある。
金玉袋は金玉への攻撃を察知すると、素早く縮んで
分厚い皮膚となり、金玉を守ろうとするのである。
これにより、いくらかは金玉への攻撃に備えることができる。
だが、男の子を失神から回復させるには
この状態を解かなければならない。
生殖器防衛という重要事項であるが、その防御を解くのは簡単で
金玉を温めればいいだけである。
本来はお湯を使えばいいが、道場にはお湯などなく、
この時代、すぐに火をつける方法もないので
金玉を口に含んで温めるのが手っ取り早くて確実である。
お鶴は、与平の金玉を口で優しく包み込んだ。
お鶴は、与平の金玉を舌で優しくなめたり、
頬で圧迫したりする。
最初、舌でなめた時は固くて冷たい感覚であったが、
お鶴の口の中で、与平の金玉は形を変えていった。
金玉袋が温かさを感じて、防御態勢を解いたのみならず、
快感まで感じ始めたのである。
与平自身は未だに失神しているが、本能はある。
女の子に口で優しくやってもらっているので
反射的に生殖機能が起動し始めたのである。
全くの無意識であったが、与平のおちんちんは再び勃起し始めた。
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地頭の代官(第16話)
2010.11.05
「だぁ~!」
与平が再び悲鳴を上げる。
先ほど、蹴られた副睾丸である。
副睾丸は痛感神経が集中していて、普通に金玉を握られるよりも遙かに痛い。
与平は副睾丸から来る痛みに悶絶し、座り込みたかったが、
常夏が立った状態で金玉を握っているため、それもできない。
与平は、早く常夏が飽きて金玉を離してくれることを祈ることしかできなかった。
日頃鍛えている筋肉や厚い胸板も、副睾丸から来る痛みには
何の役にも立たなかった。
男の象徴である金玉は、男の子に力を与えるどころか、
男の子に地獄の痛みを与えて、悶絶させる。
わずか数分で与平は完全に戦闘不能となり、抵抗を止めた。
与平をたくましい身体にしてくれたのは金玉から出る男性ホルモンのおかげであるが、
その金玉のせいで、与平は動くことすらできなくなってしまったのである。
「もう終わりなの?」
常夏は物足りなそうに尋ねてきた。
「座らせてくれ」と与平は力なく言った。
金玉から来る痛みと吐き気の他に、副睾丸に受けた衝撃を脳が内臓奥部への
ダメージと判断してうずくまるように命令を出しているのである。
脳から出される至上命令でも、金玉を握られた状態では
常夏の許可を得なければ、うずくまることもできない。
「それじゃあ、ゆっくり座っていてね」
そう言うと、常夏は与平の金玉を下に向かって引っ張った。
与平はそれに従って、床にうずくまった。
しかし、常夏は金玉を握ったままである。
床にうずくまった与平は息をするのも苦しかった。
また、うずくまることはできても、金玉は握られたままなので
地獄の苦しみは続いた。
たくましい男の子が何もできずに苦しんでいる状況を見て
常夏は興奮した。
「そろそろ、とどめね」
与平はその言葉の真意がわからなかったが、
あと少しで金玉地獄から解放されると思い、気が少し楽になった。
「最後にツメを立てて、金玉を握るから、30秒間頑張って耐えてね!」
常夏は笑顔で言っていたが、与平は唖然とした。
与平は知らなかったが、これは実践体術の技の1つで
京の道場では、本気でやられると、どんな男でも10秒で失神すると
評判の方法だった。
「じゃあ、いくわよ」
与平は思わず、常夏の手の上から金玉を押さえようとする。
次の瞬間、与平にこれまで味わったことがない激痛を感じた。
もはや、人間の我慢できる限度を遙かに超えている。
しかも、常夏は副睾丸を衝いてきた。
常夏が数を数えていたが、与平はまもとに聞いていられない。
常夏は半分くらいしか力を入れていなかったのであるが、
副睾丸へのツメ立て攻撃は男の子にとって、とても効果的で、
与平は30秒もしないうちに失神した。
与平が再び悲鳴を上げる。
先ほど、蹴られた副睾丸である。
副睾丸は痛感神経が集中していて、普通に金玉を握られるよりも遙かに痛い。
与平は副睾丸から来る痛みに悶絶し、座り込みたかったが、
常夏が立った状態で金玉を握っているため、それもできない。
与平は、早く常夏が飽きて金玉を離してくれることを祈ることしかできなかった。
日頃鍛えている筋肉や厚い胸板も、副睾丸から来る痛みには
何の役にも立たなかった。
男の象徴である金玉は、男の子に力を与えるどころか、
男の子に地獄の痛みを与えて、悶絶させる。
わずか数分で与平は完全に戦闘不能となり、抵抗を止めた。
与平をたくましい身体にしてくれたのは金玉から出る男性ホルモンのおかげであるが、
その金玉のせいで、与平は動くことすらできなくなってしまったのである。
「もう終わりなの?」
常夏は物足りなそうに尋ねてきた。
「座らせてくれ」と与平は力なく言った。
金玉から来る痛みと吐き気の他に、副睾丸に受けた衝撃を脳が内臓奥部への
ダメージと判断してうずくまるように命令を出しているのである。
脳から出される至上命令でも、金玉を握られた状態では
常夏の許可を得なければ、うずくまることもできない。
「それじゃあ、ゆっくり座っていてね」
そう言うと、常夏は与平の金玉を下に向かって引っ張った。
与平はそれに従って、床にうずくまった。
しかし、常夏は金玉を握ったままである。
床にうずくまった与平は息をするのも苦しかった。
また、うずくまることはできても、金玉は握られたままなので
地獄の苦しみは続いた。
たくましい男の子が何もできずに苦しんでいる状況を見て
常夏は興奮した。
「そろそろ、とどめね」
与平はその言葉の真意がわからなかったが、
あと少しで金玉地獄から解放されると思い、気が少し楽になった。
「最後にツメを立てて、金玉を握るから、30秒間頑張って耐えてね!」
常夏は笑顔で言っていたが、与平は唖然とした。
与平は知らなかったが、これは実践体術の技の1つで
京の道場では、本気でやられると、どんな男でも10秒で失神すると
評判の方法だった。
「じゃあ、いくわよ」
与平は思わず、常夏の手の上から金玉を押さえようとする。
次の瞬間、与平にこれまで味わったことがない激痛を感じた。
もはや、人間の我慢できる限度を遙かに超えている。
しかも、常夏は副睾丸を衝いてきた。
常夏が数を数えていたが、与平はまもとに聞いていられない。
常夏は半分くらいしか力を入れていなかったのであるが、
副睾丸へのツメ立て攻撃は男の子にとって、とても効果的で、
与平は30秒もしないうちに失神した。
地頭の代官(第15話)
2010.11.05
動きの鈍くなった与平は防戦一方だった。
たまにパンチを放っても、簡単に避けられてしまう。
その上、動く度に金玉から痛みや吐き気が湧いてくる。
与平のパンチは避けられるばかりで一向に当たらず、
常夏は広い道場内を縦横無尽に動き回り、隙を見ては与平にパンチを放つ。
与平は悔しがっていたが、女の子のパンチ程度では倒されないほどに
日々、身体を鍛えている。
たとえ、パンチが当たらなくても、常夏からの攻撃を我慢できるうちは
与平の負けとはならないのである。
広い道場内を身軽に動き回っていた常夏が与平に接近して来た。
与平にとっては願ってもいないチャンスだった。
『接近戦での殴り合いなら、女の子に負けるはずがない』
与平はこことぞばかりに、殴り掛かってきたが、
常夏はどれも巧みに回避し、逆に顔面パンチを放った。
目の方に向かって、常夏のパンチが飛んできたので、
与平は両手で顔面を守る構えを取った。
しかし、衝撃は来なかった。
顔面に向かっていたはずの手は与平の股間に向かっていたのである。
与平は慌てて逃げようと思ったが、すでに金玉を常夏に捕まれた後だった。
常夏は一瞬ほほえむと、与平の金玉を二つとも強く握りしめた。
「ぎゃ~!」
与平は声を裏返して、高い声を発した。
金蹴りを受けた経験はあったが、金玉を握られた経験はなかった。
それも女の子に金玉を握られるなどとは思ってもみなかった。
実践体術で金蹴りはしても、金玉握りまでするところは少なかったのである。
しかし、常夏は金玉握りまで、きちんと体得していた。
むしろ、金玉握りの方が得意なほどである。
金蹴りは相手に避けられてしまう可能性やおちんちんの方に当たるだけで
失敗する場合があるが、金玉握りは確実に相手を攻撃することができる。
しかも、金蹴りよりも、手軽に高度な技が使える。
常夏は左右の金玉を片手で握っていた。
与平の柔らかい金玉の感触が伝わってくる。
筋骨隆々として固い身体の男の子でも、金玉だけは柔らかいのである。
「離せ!」
与平は叫んだが、常夏は遠慮なく握り続けた。
金玉からは地獄の激痛が伝えられる。
与平は常夏の手を取り、必死で離させようとしてが
力が入らなかった。
金玉は内蔵の一種で、内蔵をグリグリと握られれているのと
同じなのだから当然である。
常夏は左右の金玉をすり合わせるようにして握り始めた。
「ぎゃ!」
与平は短くわめくが、男の痛みから逃れることはできない。
与平は馬から落ちて、馬に腹を思いっきり踏まれてしまったこともあるが、
今、常夏に金玉を握られている方が何倍も激痛であった。
痛みばかりでなく、吐き気もこみ上げてくる。
「そこだけは勘弁してくれ」
苦しそうな声で嘆願する。
「いいよ」
意外なことに与平の願いを聞き入れ、左右の金玉をすり合わせるような
握り方はやめた。
しかし、代わりに、常夏は副睾丸をグリグリと攻撃し始めた。
たまにパンチを放っても、簡単に避けられてしまう。
その上、動く度に金玉から痛みや吐き気が湧いてくる。
与平のパンチは避けられるばかりで一向に当たらず、
常夏は広い道場内を縦横無尽に動き回り、隙を見ては与平にパンチを放つ。
与平は悔しがっていたが、女の子のパンチ程度では倒されないほどに
日々、身体を鍛えている。
たとえ、パンチが当たらなくても、常夏からの攻撃を我慢できるうちは
与平の負けとはならないのである。
広い道場内を身軽に動き回っていた常夏が与平に接近して来た。
与平にとっては願ってもいないチャンスだった。
『接近戦での殴り合いなら、女の子に負けるはずがない』
与平はこことぞばかりに、殴り掛かってきたが、
常夏はどれも巧みに回避し、逆に顔面パンチを放った。
目の方に向かって、常夏のパンチが飛んできたので、
与平は両手で顔面を守る構えを取った。
しかし、衝撃は来なかった。
顔面に向かっていたはずの手は与平の股間に向かっていたのである。
与平は慌てて逃げようと思ったが、すでに金玉を常夏に捕まれた後だった。
常夏は一瞬ほほえむと、与平の金玉を二つとも強く握りしめた。
「ぎゃ~!」
与平は声を裏返して、高い声を発した。
金蹴りを受けた経験はあったが、金玉を握られた経験はなかった。
それも女の子に金玉を握られるなどとは思ってもみなかった。
実践体術で金蹴りはしても、金玉握りまでするところは少なかったのである。
しかし、常夏は金玉握りまで、きちんと体得していた。
むしろ、金玉握りの方が得意なほどである。
金蹴りは相手に避けられてしまう可能性やおちんちんの方に当たるだけで
失敗する場合があるが、金玉握りは確実に相手を攻撃することができる。
しかも、金蹴りよりも、手軽に高度な技が使える。
常夏は左右の金玉を片手で握っていた。
与平の柔らかい金玉の感触が伝わってくる。
筋骨隆々として固い身体の男の子でも、金玉だけは柔らかいのである。
「離せ!」
与平は叫んだが、常夏は遠慮なく握り続けた。
金玉からは地獄の激痛が伝えられる。
与平は常夏の手を取り、必死で離させようとしてが
力が入らなかった。
金玉は内蔵の一種で、内蔵をグリグリと握られれているのと
同じなのだから当然である。
常夏は左右の金玉をすり合わせるようにして握り始めた。
「ぎゃ!」
与平は短くわめくが、男の痛みから逃れることはできない。
与平は馬から落ちて、馬に腹を思いっきり踏まれてしまったこともあるが、
今、常夏に金玉を握られている方が何倍も激痛であった。
痛みばかりでなく、吐き気もこみ上げてくる。
「そこだけは勘弁してくれ」
苦しそうな声で嘆願する。
「いいよ」
意外なことに与平の願いを聞き入れ、左右の金玉をすり合わせるような
握り方はやめた。
しかし、代わりに、常夏は副睾丸をグリグリと攻撃し始めた。
地頭の代官(第14話)
2010.11.03
与平が回復するまで暇なので、常夏とあかりで練習をした。
常夏の蹴りがあかりの股間に入る。
さっき、与平に入れた蹴りの二倍くらいは力が入っている。
京の道場で、金玉を傷つけない範囲内で男の子を悶絶させる技術を
身につけていたので、三分の一くらいの力で蹴っただけでも
男の子が身動きできなくなることはよくわかっていたのである。
副睾丸を攻撃する手法もここで習った。
しかし、女の子同士の練習ではそんな心配は無用である。
思いっきり、股間の蹴り合いができる。
お互いの股間に鋭い蹴りが入るが、
あかりも常夏も、全く動じない。
「相手が男だったら、金玉つぶれろとか言っても効果的よ。
金玉の方に気を取られて、防御の構えが崩れるし」
「はい、わかりました」
与平はそんな練習の様子を見て、寒気がしてきた。
武具を用いない体術の訓練も幼い時から積んできたが、
金的攻撃は反則技だった。
故意に狙えば反則負けだし、わざとでなくても回復するまで
判者や行司が休憩を入れてくれる。
しかし、実践体術は違う。
他の武道では反則技になる技ばかりを平気で使ってくる。
普通の武術では圧倒的な自信のある与平も
女の子たちの急所攻撃の前には全く敵わなかった。
まだ、股間に痛みが残るが、何とか立ち上がれるまで回復したので、
与平と常夏の試合が再開した。
副睾丸への蹴りを受けたため、与平はひどく動きが鈍くなっている。
あかりを力業で圧倒した時の俊敏さはどこにもなかった。
少し動いただけで、金玉から吐き気がこみ上げてくるので仕方がない。
万全の状態でも常夏を捕捉することができなかったのだから
金的攻撃を受けて戦力が半減している今、勝てるわけがない。
しかし、与平は男の意地で戦いを進めた。
常夏にとって、副睾丸から来る痛みで動きの鈍くなった与平は
絶好の攻撃目標だった。
動きは漫然だし、防御の構えも隙だらけである。
常夏は鋭いパンチを与平に次々と放った。
「う、う・・・。」
本来なら女の子のパンチなどほとんどダメージにならないほど
たくましい筋肉を持っている与平であるが、金的攻撃のダメージから
回復していない今は、かなりつらいものだった。
それでも、金的攻撃よりかは遙かにマシなので、
与平の方からもパンチを放ち続けた。
体力を消耗した上、金玉から来る痛みとも戦い続けないといけない与平は
常夏の敵ではなかった。
今のままでは、金的攻撃なしでも、常夏に負けてしまうのであろう。
しかし、それでは物足りないので、常夏は再び金的攻撃を始めようとしていた。
常夏の蹴りがあかりの股間に入る。
さっき、与平に入れた蹴りの二倍くらいは力が入っている。
京の道場で、金玉を傷つけない範囲内で男の子を悶絶させる技術を
身につけていたので、三分の一くらいの力で蹴っただけでも
男の子が身動きできなくなることはよくわかっていたのである。
副睾丸を攻撃する手法もここで習った。
しかし、女の子同士の練習ではそんな心配は無用である。
思いっきり、股間の蹴り合いができる。
お互いの股間に鋭い蹴りが入るが、
あかりも常夏も、全く動じない。
「相手が男だったら、金玉つぶれろとか言っても効果的よ。
金玉の方に気を取られて、防御の構えが崩れるし」
「はい、わかりました」
与平はそんな練習の様子を見て、寒気がしてきた。
武具を用いない体術の訓練も幼い時から積んできたが、
金的攻撃は反則技だった。
故意に狙えば反則負けだし、わざとでなくても回復するまで
判者や行司が休憩を入れてくれる。
しかし、実践体術は違う。
他の武道では反則技になる技ばかりを平気で使ってくる。
普通の武術では圧倒的な自信のある与平も
女の子たちの急所攻撃の前には全く敵わなかった。
まだ、股間に痛みが残るが、何とか立ち上がれるまで回復したので、
与平と常夏の試合が再開した。
副睾丸への蹴りを受けたため、与平はひどく動きが鈍くなっている。
あかりを力業で圧倒した時の俊敏さはどこにもなかった。
少し動いただけで、金玉から吐き気がこみ上げてくるので仕方がない。
万全の状態でも常夏を捕捉することができなかったのだから
金的攻撃を受けて戦力が半減している今、勝てるわけがない。
しかし、与平は男の意地で戦いを進めた。
常夏にとって、副睾丸から来る痛みで動きの鈍くなった与平は
絶好の攻撃目標だった。
動きは漫然だし、防御の構えも隙だらけである。
常夏は鋭いパンチを与平に次々と放った。
「う、う・・・。」
本来なら女の子のパンチなどほとんどダメージにならないほど
たくましい筋肉を持っている与平であるが、金的攻撃のダメージから
回復していない今は、かなりつらいものだった。
それでも、金的攻撃よりかは遙かにマシなので、
与平の方からもパンチを放ち続けた。
体力を消耗した上、金玉から来る痛みとも戦い続けないといけない与平は
常夏の敵ではなかった。
今のままでは、金的攻撃なしでも、常夏に負けてしまうのであろう。
しかし、それでは物足りないので、常夏は再び金的攻撃を始めようとしていた。
地頭の代官(第13話)
2010.11.03
「金玉って、そんなに痛いの?」
常夏はいじわるっぽく聞いてみた。
京の道場で、さんざん男の急所を痛めつけてきたので
男の子がすごく苦しむことはよくわかっている。
「ひ、卑怯だぞ」
与平は苦しそうに声を出した。
「だって、実践体術だもん。
男なら、金玉くらい、鍛えなさいよ」
もちろん、金玉を鍛えられるわけがないということは
あかりもわかっている。
特に副睾丸などは急所中の急所で、どんなに強い武士であっても
か弱い女の子の一蹴りで簡単に倒せてしまう。
男の子には、激痛のみならず、脳から戦闘不能になる指令が与えられる仕組みに
なっているので、鍛えられるわけがない。
たとえ、痛みに耐えられても、構造的な脳から来る命令に逆らうことはできないのだから。
「てめえ」
与平には常夏に仕返しをしたいとの強い闘争心があり、
何とか立ち上がろうとする。
しかし、身体が言うことを利かない。
これも脳から来る命令の結果である。
しかも、何とも言えない吐き気が湧いてくる。
副睾丸に受けた攻撃を脳が内臓奥部までダメージを受けたと判断しているからである。
吐き気に関しては、普通の金蹴りよりも、副睾丸への蹴りの方が
いくらかはマシだと言われているが、
与平の行動を封じるには十分な威力だった。
「立ち上がることもできないようね」
常夏が愉快そうに言った。
与平が声のする方を見上げてみると
常夏がすっきりとした股間を見せつけるように仁王立ちしている。
体術のぴっちりとした服で、股間はきれいな超鋭角逆三角形だった。
金玉のような無様な急所はどこにも付いていなかった。
この道場の中で、金玉をぶら下げているのは与平だけなのである。
常夏はいじわるっぽく聞いてみた。
京の道場で、さんざん男の急所を痛めつけてきたので
男の子がすごく苦しむことはよくわかっている。
「ひ、卑怯だぞ」
与平は苦しそうに声を出した。
「だって、実践体術だもん。
男なら、金玉くらい、鍛えなさいよ」
もちろん、金玉を鍛えられるわけがないということは
あかりもわかっている。
特に副睾丸などは急所中の急所で、どんなに強い武士であっても
か弱い女の子の一蹴りで簡単に倒せてしまう。
男の子には、激痛のみならず、脳から戦闘不能になる指令が与えられる仕組みに
なっているので、鍛えられるわけがない。
たとえ、痛みに耐えられても、構造的な脳から来る命令に逆らうことはできないのだから。
「てめえ」
与平には常夏に仕返しをしたいとの強い闘争心があり、
何とか立ち上がろうとする。
しかし、身体が言うことを利かない。
これも脳から来る命令の結果である。
しかも、何とも言えない吐き気が湧いてくる。
副睾丸に受けた攻撃を脳が内臓奥部までダメージを受けたと判断しているからである。
吐き気に関しては、普通の金蹴りよりも、副睾丸への蹴りの方が
いくらかはマシだと言われているが、
与平の行動を封じるには十分な威力だった。
「立ち上がることもできないようね」
常夏が愉快そうに言った。
与平が声のする方を見上げてみると
常夏がすっきりとした股間を見せつけるように仁王立ちしている。
体術のぴっちりとした服で、股間はきれいな超鋭角逆三角形だった。
金玉のような無様な急所はどこにも付いていなかった。
この道場の中で、金玉をぶら下げているのは与平だけなのである。
地頭の代官(第12話)
2010.11.02
常夏の一蹴りで、与平は完全に戦闘不能となった。
普段、武家奉公で鍛えている筋骨隆々とした身体など
副睾丸から来る痛みには全くの無力だった。
しばらくの間、常夏は与平が苦しんでいる様子を
面白くおかしく思いながら眺めていた。
女の子には全く理解できない痛みなのである。
金玉は肉体的に女の子よりも勝る男の子に神様が
わざと付けた弱点であるが、その弱点は絶対的であった。
金玉を蹴られた男の子は相手を襲うどころか、
自分の身を守ることすらできなくなってしまうのである。
常夏は自分には全く無縁の痛みに苦しむ与平を見下しながら
優越感を感じていた。
30分以上経っても、与平は未だに身動き1つできず、
息をするのも苦しそうだった。
「男の子のくせにだらしないわね。
ちょっと蹴っただけなんだから、平気でしょう?」
常夏はいじわるっぽく、与平に言った。
「く、くそお・・・。」
与平は悔しそうにうめき声を出した。
与平は、男の意地で何とか立ち上がって、
常夏と戦おうと強く思ったが、副睾丸への攻撃は
男の子にとって、とても効果的なものだった。
副睾丸を蹴られると、普通に金蹴りをされるよりも数倍強い激痛と
共に脳からうずくまるようにと指令が出されるのである。
副睾丸に受けた衝撃を脳が、内臓奥部へのダメージと判断して
男を強制的にうずくまらせ、身を守らせようとする結果である。
たしかに生殖器への攻撃は生殖機能の危機には違いないが、
切迫した生命の危機ではない。
内臓が無防備で外部に露出しているから起こる珍しい現象であるが、
男の子には必要以上に痛みを感じる急所を付けてしまったことになる。
副睾丸に軽くでも蹴りを受けると、激痛のみならず、
脳からうずくまれという指令が届く。
脳から出される生殖機能の危機への防衛という至上命令であるから
どんなに強靱な身体能力を持つ男であっても
その命令にあらがうことはできない。
たとえ、目の前に敵がいたとしても
脳の命令通りにうずくまるしかないのである。
敵の目の前でうずくまる方が遙かに大きな生命の危機であると
理性の部分で判断しても、脳の命令が優先される仕組みになっている。
与平は立ち上がろうと心の中で、何度も強く思ったが、
脳から来る命令の前には全くの無力で、戦うどころか、
手で股間を押さえて、床に沈んでいるしかなかった。
「くそお・・・。」
与平は悔しそうにうめくが、副睾丸から来る激痛で息をするのも苦しく、
脳からはうずくまれという命令が来る。
金玉が足と足の間に無防備にぶら下がっているのも
神様が男の子の身の安全よりも、生殖機能の効率性を優先させた結果である。
生殖器防衛を男の子の最大の使命とする神様がつくった仕組みに、
普通の男の子が歯向かえるはずもない。
与平は自分が金玉を持った男であるということを思い知らされ、
地獄の苦しみを味わいながら、うずくまっているしかなかった。
普段、武家奉公で鍛えている筋骨隆々とした身体など
副睾丸から来る痛みには全くの無力だった。
しばらくの間、常夏は与平が苦しんでいる様子を
面白くおかしく思いながら眺めていた。
女の子には全く理解できない痛みなのである。
金玉は肉体的に女の子よりも勝る男の子に神様が
わざと付けた弱点であるが、その弱点は絶対的であった。
金玉を蹴られた男の子は相手を襲うどころか、
自分の身を守ることすらできなくなってしまうのである。
常夏は自分には全く無縁の痛みに苦しむ与平を見下しながら
優越感を感じていた。
30分以上経っても、与平は未だに身動き1つできず、
息をするのも苦しそうだった。
「男の子のくせにだらしないわね。
ちょっと蹴っただけなんだから、平気でしょう?」
常夏はいじわるっぽく、与平に言った。
「く、くそお・・・。」
与平は悔しそうにうめき声を出した。
与平は、男の意地で何とか立ち上がって、
常夏と戦おうと強く思ったが、副睾丸への攻撃は
男の子にとって、とても効果的なものだった。
副睾丸を蹴られると、普通に金蹴りをされるよりも数倍強い激痛と
共に脳からうずくまるようにと指令が出されるのである。
副睾丸に受けた衝撃を脳が、内臓奥部へのダメージと判断して
男を強制的にうずくまらせ、身を守らせようとする結果である。
たしかに生殖器への攻撃は生殖機能の危機には違いないが、
切迫した生命の危機ではない。
内臓が無防備で外部に露出しているから起こる珍しい現象であるが、
男の子には必要以上に痛みを感じる急所を付けてしまったことになる。
副睾丸に軽くでも蹴りを受けると、激痛のみならず、
脳からうずくまれという指令が届く。
脳から出される生殖機能の危機への防衛という至上命令であるから
どんなに強靱な身体能力を持つ男であっても
その命令にあらがうことはできない。
たとえ、目の前に敵がいたとしても
脳の命令通りにうずくまるしかないのである。
敵の目の前でうずくまる方が遙かに大きな生命の危機であると
理性の部分で判断しても、脳の命令が優先される仕組みになっている。
与平は立ち上がろうと心の中で、何度も強く思ったが、
脳から来る命令の前には全くの無力で、戦うどころか、
手で股間を押さえて、床に沈んでいるしかなかった。
「くそお・・・。」
与平は悔しそうにうめくが、副睾丸から来る激痛で息をするのも苦しく、
脳からはうずくまれという命令が来る。
金玉が足と足の間に無防備にぶら下がっているのも
神様が男の子の身の安全よりも、生殖機能の効率性を優先させた結果である。
生殖器防衛を男の子の最大の使命とする神様がつくった仕組みに、
普通の男の子が歯向かえるはずもない。
与平は自分が金玉を持った男であるということを思い知らされ、
地獄の苦しみを味わいながら、うずくまっているしかなかった。
地頭の代官(第11話)
2010.11.02
いよいよ、常夏と与平の試合が始まった。
体格・体力のいずれも勝る与平は次々とパンチを放つが、
常夏は女の子特有の身体の柔らかさを生かして、軽やかに避けた。
さらに、空振りしたパンチの隙をついて、与平にパンチをする。
武家奉公で日々、身体を鍛えている与平にとっては女の子のパンチなど
ほとんどダメージにならないが、パンチが外れてばかりで、いら立ち始めた。
「いい加減に勝負しろよ!」
「男の子でしょ?
女の子くらい、すぐに捕まえなさいよ」
与平は必死で常夏を追いかけ、パンチを放つが、
一瞬早く、常夏は回避し、逆に隙を突いては与平の身体にパンチを放つ。
常夏のパンチはそんなに堪えないが、与平は全力で動き回っているので、
体力を消耗し、汗が出始めた。
「どうしたの?
私、まだ一発も当たっていないんだけど」
常夏は言葉でも与平を挑発する。
「くそお!」と与平は悔しがるが、パンチは一向に当たらないし、
常夏を捕まえることもできず、逆に常夏からパンチを受ける羽目になる。
男同士の試合であれば、広い道場内を逃げ回るのは卑怯だという共通認識があるので、
こんなことにはならない。
しかし、常夏は広い道場内を巧みに逃げ回り、隙を見ては与平に反撃を仕掛けてくる。
与平は常夏と直接殴り合う前に疲れ始めてしまった。
すると、余計に防御態勢が崩れる。
また、防御が崩れたのは上半身ばかりでなく、下半身も同じである。
体術の服は動きやすいようにぴっちりしているので、
おちんちんと金玉の位置がきちんとしていないと、
動き回るたびに、かなりの不快感を男に与えてしまうのである。
与平は無意識であったが、足と足の間を広げて
おちんちんと金玉の位置にゆとりを持たせようとした。
必然的に、与平の股間は無防備状態になる。
「いただき!」
常夏はこの隙を逃さず、与平の足と足の間を蹴った。
当然、そこには男の大切な急所がぶら下がっている。
しかも、常夏は与平の股間でも、さらに奥の方を蹴った。
男にとっては金蹴りされること自体、激痛であるが、
常夏は副睾丸の部分を狙って蹴ったのである。
副睾丸は金玉以上に痛感神経が集中している男子最大の急所である。
そこを蹴られたのだから、与平は通常の金蹴りより数倍強い激痛を受けたことになる。
「ぎゃ~!」
与平は凄まじい悲鳴を上げると、そのまま、うずくまった。
息もできないほどの地獄の苦しみが与平を襲った。
「大成功!」
常夏は大喜びで、はしゃいでいて
あかりやお鶴も、与平が苦しむ様子をおかしそうに見つめていたが、
与平はそんなことを気にしている場合ではなく、
床にうずくまり、身動きもできないまま、
副睾丸から来る地獄の痛みと戦わなければなかった。
体格・体力のいずれも勝る与平は次々とパンチを放つが、
常夏は女の子特有の身体の柔らかさを生かして、軽やかに避けた。
さらに、空振りしたパンチの隙をついて、与平にパンチをする。
武家奉公で日々、身体を鍛えている与平にとっては女の子のパンチなど
ほとんどダメージにならないが、パンチが外れてばかりで、いら立ち始めた。
「いい加減に勝負しろよ!」
「男の子でしょ?
女の子くらい、すぐに捕まえなさいよ」
与平は必死で常夏を追いかけ、パンチを放つが、
一瞬早く、常夏は回避し、逆に隙を突いては与平の身体にパンチを放つ。
常夏のパンチはそんなに堪えないが、与平は全力で動き回っているので、
体力を消耗し、汗が出始めた。
「どうしたの?
私、まだ一発も当たっていないんだけど」
常夏は言葉でも与平を挑発する。
「くそお!」と与平は悔しがるが、パンチは一向に当たらないし、
常夏を捕まえることもできず、逆に常夏からパンチを受ける羽目になる。
男同士の試合であれば、広い道場内を逃げ回るのは卑怯だという共通認識があるので、
こんなことにはならない。
しかし、常夏は広い道場内を巧みに逃げ回り、隙を見ては与平に反撃を仕掛けてくる。
与平は常夏と直接殴り合う前に疲れ始めてしまった。
すると、余計に防御態勢が崩れる。
また、防御が崩れたのは上半身ばかりでなく、下半身も同じである。
体術の服は動きやすいようにぴっちりしているので、
おちんちんと金玉の位置がきちんとしていないと、
動き回るたびに、かなりの不快感を男に与えてしまうのである。
与平は無意識であったが、足と足の間を広げて
おちんちんと金玉の位置にゆとりを持たせようとした。
必然的に、与平の股間は無防備状態になる。
「いただき!」
常夏はこの隙を逃さず、与平の足と足の間を蹴った。
当然、そこには男の大切な急所がぶら下がっている。
しかも、常夏は与平の股間でも、さらに奥の方を蹴った。
男にとっては金蹴りされること自体、激痛であるが、
常夏は副睾丸の部分を狙って蹴ったのである。
副睾丸は金玉以上に痛感神経が集中している男子最大の急所である。
そこを蹴られたのだから、与平は通常の金蹴りより数倍強い激痛を受けたことになる。
「ぎゃ~!」
与平は凄まじい悲鳴を上げると、そのまま、うずくまった。
息もできないほどの地獄の苦しみが与平を襲った。
「大成功!」
常夏は大喜びで、はしゃいでいて
あかりやお鶴も、与平が苦しむ様子をおかしそうに見つめていたが、
与平はそんなことを気にしている場合ではなく、
床にうずくまり、身動きもできないまま、
副睾丸から来る地獄の痛みと戦わなければなかった。
地頭の代官(第10話)
2010.11.01
最初は木刀の訓練だった。
火縄銃が伝来する前なので、刀の使い回しに慣れるための
木刀の訓練は非常に重要である。
まずは、あかりと与平が組み合った。
あかりは幼い時から兄たちと一緒に木刀の訓練を受けてきたので
きちんと様になっている。
木刀を打ち込む角度やタイミングも的確である。
しかし、やはり、あかりは女の子なので、身を動かす速度でも
木刀を相手に打ち込む腕力でも、与平に劣る。
少しの間はあかりも与平の攻撃を防ぎ切れていたが、
体力勝負になると、どうしても与平に力負けてしまう。
数回、防具を着けていない部分に与平の木刀が当たり、
あかりは鈍い痛みを覚えた。
初めての木刀試合は与平の圧勝で終わった。
与平はそのまま、今度はあかりと武器なしの体術の訓練をしようとしたが、
常夏が「今度は私とやりましょう」と言った。
与平は「いいぜ」と即答した。
常夏も与平も、体術練習用の動きやすい服装をしていた。
和服とは違って、身体の線がはっきり出る服装だった。
昨今の機動性重視の戦の傾向から見ると、この服装が適しているが、
与平にとっては、少し窮屈な感じがした。
身体の線がはっきり出てしまうのは、常夏も同じである。
むしろ、女の子向けの服の方がぴっちりしており、
股間は超鋭角逆三角形を誇示している。
常夏の胸のふくらみとすっきりとした股間を見せつけられた与平は
思わず、そちらを凝視してしまう。
試合の前だというのに、与平は妙な感覚に襲われる。
必然的に与平のおちんちんは勃起し始めてしまった。
『やばい』と与平は思ったが、勃起を止めることはできない。
女の子3人が見つめている中であったが、与平のおちんちんは大きく立ち上がり、
それは外からもよくわかる。
「なんで、勝手に立たせているのよ?」と常夏はいじわるっぽく言った。
思わず、与平は恥ずかしそうに、勃起を目立たなくさせようと努めたが、
同年代の女の子3人に勃起を見られたという事実は変わらない。
一方、常夏は『ますます、金的攻撃をしやすくなったわ』と思った。
おちんちんがたれている状態だと、せっかく金蹴りをしても
おちんちんの方に当たってしまい、相手が痛がらない場合があるのである。
しかし、おちんちんが勃起して上を向いていれば、その心配はない。
火縄銃が伝来する前なので、刀の使い回しに慣れるための
木刀の訓練は非常に重要である。
まずは、あかりと与平が組み合った。
あかりは幼い時から兄たちと一緒に木刀の訓練を受けてきたので
きちんと様になっている。
木刀を打ち込む角度やタイミングも的確である。
しかし、やはり、あかりは女の子なので、身を動かす速度でも
木刀を相手に打ち込む腕力でも、与平に劣る。
少しの間はあかりも与平の攻撃を防ぎ切れていたが、
体力勝負になると、どうしても与平に力負けてしまう。
数回、防具を着けていない部分に与平の木刀が当たり、
あかりは鈍い痛みを覚えた。
初めての木刀試合は与平の圧勝で終わった。
与平はそのまま、今度はあかりと武器なしの体術の訓練をしようとしたが、
常夏が「今度は私とやりましょう」と言った。
与平は「いいぜ」と即答した。
常夏も与平も、体術練習用の動きやすい服装をしていた。
和服とは違って、身体の線がはっきり出る服装だった。
昨今の機動性重視の戦の傾向から見ると、この服装が適しているが、
与平にとっては、少し窮屈な感じがした。
身体の線がはっきり出てしまうのは、常夏も同じである。
むしろ、女の子向けの服の方がぴっちりしており、
股間は超鋭角逆三角形を誇示している。
常夏の胸のふくらみとすっきりとした股間を見せつけられた与平は
思わず、そちらを凝視してしまう。
試合の前だというのに、与平は妙な感覚に襲われる。
必然的に与平のおちんちんは勃起し始めてしまった。
『やばい』と与平は思ったが、勃起を止めることはできない。
女の子3人が見つめている中であったが、与平のおちんちんは大きく立ち上がり、
それは外からもよくわかる。
「なんで、勝手に立たせているのよ?」と常夏はいじわるっぽく言った。
思わず、与平は恥ずかしそうに、勃起を目立たなくさせようと努めたが、
同年代の女の子3人に勃起を見られたという事実は変わらない。
一方、常夏は『ますます、金的攻撃をしやすくなったわ』と思った。
おちんちんがたれている状態だと、せっかく金蹴りをしても
おちんちんの方に当たってしまい、相手が痛がらない場合があるのである。
しかし、おちんちんが勃起して上を向いていれば、その心配はない。
地頭の代官(第9話)
2010.11.01
形式上、国松与平の身分は守護大名北畠家所属という客分なので、特に仕事はなかった。
もっとも、この村には山賊の襲撃など非常時を除いて、武士の仕事はほとんどない。
日常業務としては年貢の管理と村の治安維持くらいのものである。
しかも、ここは伊勢ではなく、山奥の寒村であるから
与平の欲求を満足させるような娯楽は皆無に近い。
与平の性格上、顔なじみの常夏を相手にするしかない。
与平が地頭の代官にさりげなく話をすると、
娘の武術の訓練相手をしてくれと頼まれた。
これで常夏と関係を持つ口実ができたことになる。
与平は浮かれた気持ちで、武術の練習を行っているという道場へ向かった。
この時、与平には行く手に待ち受ける地獄の苦しみを知る由もない。
与平が道場に入ると、武術の訓練をしている常夏たちの姿が見えた。
ちょうど、あかりが常夏の足と足の間を蹴っているところであった。
それを見て、思わず、与平は自分の股間を手でかばった。
常夏に急所を蹴られたことはないが、仕官先の練習で、
同僚の男に金蹴りされたことはある。
ものすごく痛かった。
だが、『相手はただの女の子、男の俺が負けるわけがない』とすぐに与平は思い直した。
「しばらくの間、一緒に武術の練習をすることになった与平だ。
よろしくな」
与平は男らしく、快活にあいさつした。
本来ならば、あかりをもう少し丁重に扱っても良さそうなものであるが、
そんな配慮は一切ない。
それどころか、今回の赴任自体、非常に短期なので、物見遊山のような感じであった。
「よろしくお願いします」と
あかりとお鶴は丁寧にあいさつをしたが、
常夏だけは「身体だけは一人前になったけど、中身の方はどうかしら?」と
挑戦的だった。
もっとも、この村には山賊の襲撃など非常時を除いて、武士の仕事はほとんどない。
日常業務としては年貢の管理と村の治安維持くらいのものである。
しかも、ここは伊勢ではなく、山奥の寒村であるから
与平の欲求を満足させるような娯楽は皆無に近い。
与平の性格上、顔なじみの常夏を相手にするしかない。
与平が地頭の代官にさりげなく話をすると、
娘の武術の訓練相手をしてくれと頼まれた。
これで常夏と関係を持つ口実ができたことになる。
与平は浮かれた気持ちで、武術の練習を行っているという道場へ向かった。
この時、与平には行く手に待ち受ける地獄の苦しみを知る由もない。
与平が道場に入ると、武術の訓練をしている常夏たちの姿が見えた。
ちょうど、あかりが常夏の足と足の間を蹴っているところであった。
それを見て、思わず、与平は自分の股間を手でかばった。
常夏に急所を蹴られたことはないが、仕官先の練習で、
同僚の男に金蹴りされたことはある。
ものすごく痛かった。
だが、『相手はただの女の子、男の俺が負けるわけがない』とすぐに与平は思い直した。
「しばらくの間、一緒に武術の練習をすることになった与平だ。
よろしくな」
与平は男らしく、快活にあいさつした。
本来ならば、あかりをもう少し丁重に扱っても良さそうなものであるが、
そんな配慮は一切ない。
それどころか、今回の赴任自体、非常に短期なので、物見遊山のような感じであった。
「よろしくお願いします」と
あかりとお鶴は丁寧にあいさつをしたが、
常夏だけは「身体だけは一人前になったけど、中身の方はどうかしら?」と
挑戦的だった。
地頭の代官(第8話)
2010.11.01
あかりの兄弟たちは他の家に武家奉公に出てしまったので、
村に来ている地頭の代官の子息はあかりだけである。
特に長男は守護大名家への武家奉公にとどまらず、
弓矢の腕を見込まれて、将軍直轄軍の奉公衆へ抜擢されたほどである。
若くして、すでに、地頭と対等か、それ以上の立派な侍になったことになる。
このように長い月日の間が経ったので、男の子の急所を攻撃していた幼い日々のことは
すっかり、あかりの記憶の奥底に沈んでいた。
京にいる頃から顔なじみだった常夏でさえ、
あかりが急所攻撃にたけていたことを覚えていないのだから、仕方がない。
一方、常夏は急所攻撃を覚えるのは遅かったものの、
京にいる時は実践的な武術の道場に通っていて、
急所攻撃の訓練を積んでいたので、男の急所を攻める腕は全く衰えなかった。
むしろ、以前よりも遙かに腕前を上げている。
この村に来てから男相手の練習ができなくなって不満だったくらいである。
農作業に忙しい農民を護身術の練習台に徴用するわけにもいかない。
かと言って、地頭の代官が連れてきた武士は村の防衛に必要不可欠な戦力であり、
金蹴りされて、うずくまれては、敵の急襲を受けた時、村の一大事である。
しかし、ある日、常夏たちにとって、朗報が飛び込んできた。
京にいる時からの顔なじみである国松弥平が短期だが、
この村に来ることになったのである。
国松弥平は、常夏たちと同年代の男だ。
父は有力守護大名畠山家の被官で、それなりの中流武士ということになる。
弥平は四男ではあるが、武術に優れ、前回の仕官先は
伊勢の守護大名である名門北畠家であったくらいである。
今回も別にクビになったわけではなく、武士としての経験を積むための
人事交流である。
北畠家は守護職のみならず、国守の職も兼任している公家的な要素が
強い家柄であるゆえ、広い人脈を持っている。
数十年前、北畠家が室町幕府に対して謀反を起こした時でさえ、
赤松家など有力守護大名や朝廷が仲裁に入って、
謀反で戦死した当主の弟がそのまま領地を相続できたほどである。
このように武術に優れ、後ろ盾もしっかりしている弥平であったが、
心の鍛錬は全く足りていなかった。
言い換えると、女癖が悪いのである。
まだ若いのでそんな大事には至っていないが、
同年代の女の子には平気でベタベタ触ってくる。
特に相手が知人だと遠慮なしに、胸などを触ってくる。
常夏が最後に会ったのは、ずっと前のことで、与平も小さな男の子だったが、
その頃から女好きであった。
しかも、今は武術で鍛えた筋骨たくましい青年の武士となっている。
体格・体力は常夏たちどころか、そこら辺の武士を遙かにしのぐほどである。
あの頃の常夏はまだ急所攻撃を体得する前で、散発的な反撃はするものの、
子供の頃から運動神経の良かった与平のやりたい放題だった。
しかし、今は違う。
与平がいくら筋骨たくましい若い男だとしても、
常夏の前では、金玉という、この上なく弱い急所を持った男に過ぎないのである。
村に来ている地頭の代官の子息はあかりだけである。
特に長男は守護大名家への武家奉公にとどまらず、
弓矢の腕を見込まれて、将軍直轄軍の奉公衆へ抜擢されたほどである。
若くして、すでに、地頭と対等か、それ以上の立派な侍になったことになる。
このように長い月日の間が経ったので、男の子の急所を攻撃していた幼い日々のことは
すっかり、あかりの記憶の奥底に沈んでいた。
京にいる頃から顔なじみだった常夏でさえ、
あかりが急所攻撃にたけていたことを覚えていないのだから、仕方がない。
一方、常夏は急所攻撃を覚えるのは遅かったものの、
京にいる時は実践的な武術の道場に通っていて、
急所攻撃の訓練を積んでいたので、男の急所を攻める腕は全く衰えなかった。
むしろ、以前よりも遙かに腕前を上げている。
この村に来てから男相手の練習ができなくなって不満だったくらいである。
農作業に忙しい農民を護身術の練習台に徴用するわけにもいかない。
かと言って、地頭の代官が連れてきた武士は村の防衛に必要不可欠な戦力であり、
金蹴りされて、うずくまれては、敵の急襲を受けた時、村の一大事である。
しかし、ある日、常夏たちにとって、朗報が飛び込んできた。
京にいる時からの顔なじみである国松弥平が短期だが、
この村に来ることになったのである。
国松弥平は、常夏たちと同年代の男だ。
父は有力守護大名畠山家の被官で、それなりの中流武士ということになる。
弥平は四男ではあるが、武術に優れ、前回の仕官先は
伊勢の守護大名である名門北畠家であったくらいである。
今回も別にクビになったわけではなく、武士としての経験を積むための
人事交流である。
北畠家は守護職のみならず、国守の職も兼任している公家的な要素が
強い家柄であるゆえ、広い人脈を持っている。
数十年前、北畠家が室町幕府に対して謀反を起こした時でさえ、
赤松家など有力守護大名や朝廷が仲裁に入って、
謀反で戦死した当主の弟がそのまま領地を相続できたほどである。
このように武術に優れ、後ろ盾もしっかりしている弥平であったが、
心の鍛錬は全く足りていなかった。
言い換えると、女癖が悪いのである。
まだ若いのでそんな大事には至っていないが、
同年代の女の子には平気でベタベタ触ってくる。
特に相手が知人だと遠慮なしに、胸などを触ってくる。
常夏が最後に会ったのは、ずっと前のことで、与平も小さな男の子だったが、
その頃から女好きであった。
しかも、今は武術で鍛えた筋骨たくましい青年の武士となっている。
体格・体力は常夏たちどころか、そこら辺の武士を遙かにしのぐほどである。
あの頃の常夏はまだ急所攻撃を体得する前で、散発的な反撃はするものの、
子供の頃から運動神経の良かった与平のやりたい放題だった。
しかし、今は違う。
与平がいくら筋骨たくましい若い男だとしても、
常夏の前では、金玉という、この上なく弱い急所を持った男に過ぎないのである。