臨時予告（2011年12月13日）

臨時予告（2011年12月13日）
今夜、「極月の天使」を２話分以上、更新する予定です。


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極月の天使（第２７話）

　小学生の間は、そんなに男女間の体力差はない。むしろ、小学５・６年生の時期は、女の子の方が成長が早くて、身体能力が高いこともある。特に水泳は浮力や身体の柔軟さも、勝負を決める重要な要素になるので、ますます女の子が有利になる。

　孝・大祐・康平という三強が金玉の痛みから十分回復していないこともあって、この日の勝負は女の子たちが勝った。孝たちは水に入ると、金玉がヒリヒリしてうまく泳げなかったらしい。

　しかも、香菜たちは調子に乗って、
「男子って、弱いのね」
「いつも威張っているくせに全然泳げないじゃないの？」
「海パンをもっこりさせているだけで、役に立たないのね」
などと言い、孝たちをキレさせた。

孝：「おまえら、調子に乗りやがって！」

　男子は水泳で負けた悔しさを腕力で晴らそうと、女子に襲いかかった。１番・２番コースにいた男女それぞれ６人ずつで、人数は対等である。しかし、プールでの勝負になると、条件が異なってくる。

　まず、男子の水着は海パンでとても脱がしやすい服装だが、女子はスクール水着で簡単には脱がせられない。そもそも、男の子は女の子の服の脱がせ方を知らない人がほとんどなので、手惑うばかりである。

　この利点を生かして、女子はすぐに反撃を開始した。男子は女子に近づいても水着を脱がせられないし、逆に女の子特有の柔軟さを生かした攻撃を水面下・水面上の両方から受けることになる。

友恵：「金玉キック～！」

　友恵は後ろからこっそり孝の股間を蹴り上げた。男子の海パンはぴっちりして、金玉の動く余地はほとんどなく、女の子の金蹴りをそのまま受けることになった。

孝：「ぐお！！！」
友恵：「金玉の痛みはどうだったかしら？男の子だから平気よね？」

　友恵は笑顔で孝に問いかけたが、男の子はそれどころではなく、金玉から来る重苦しい痛みに屈して、バタバタと、もがいている。

　そんな混戦の中、香菜は康平に近づくと、海パンを一気に引き下ろそうとした。

康平：「この変態！海パンなんて取るなよ！」
香菜：「こんな水着を着ている男子が悪いのよ」

　康平は必死に海パンを押さえていたが、女の子の攻撃は巧妙だった。水面下から金玉をパンチしたのである。いわゆる金アッパーだが、両手で海パンを押さえていた男子の足と足の間は完全に無防備となっており、まさに金玉直撃だった。

康平：「ぐぎゃ！！！」

　康平は金玉を押さえて、そのまま、ぐったりした。かろうじて浮いているが、女の子に抵抗する余裕などなく、香菜は簡単に海パンを奪うことができた。

香菜：「女の子の水着を脱がせようとしたのだから、しばらく苦しんでいなさいよ」
康平：「きん・・・キンタマ・・・」
香菜：「少しやっただけでバカみたい。金玉が付いている限り、男は女に勝てないの。そのまま、急所をぶら下げて泣いていれば？」
康平：「う、うぐぅ・・・」

　香菜が周囲を確認すると、他の勝負も似たようなもので、男子は金的攻撃を受けて、ふらふらになっているか、海パンを奪われて、両手で股間を隠している状態だった。

　しかし、男子も一方的に女子の好き放題にやられているわけではなかった。大祐が３番・４番コースの山口先生に言いつけに行ったのである。

極月の天使（第２６話）

　友恵・裕美・香菜の３人から強烈な急所攻撃を受けた後、孝たちは男の意地で、何とか、他の男子が来る前に立ち上がったが、少し動いただけで、金玉の痛みが増して、今にもしゃがみ込みそうな状態だった。

　そんな様子を友恵たちは楽しみながら見ていた。小学６年生頃になると、水泳の時間に勃起して、海パンの前を膨らませている男子も時々いる。何でもない時に勃起してしまうこともあるらしいが、勃起した男子は他の子からそのことをからかわれる。

　女の子には金玉のような急所はぶら下がっていないし、おちんちんも付いていないので、エッチなことを考えても他の人にはわからない。おちんちんの膨らみを自慢するか、恥ずかしがるかは人それぞれらしいが、香菜たちのクラスでは勃起の場合を除いては自慢する男子が多いらしい。

「今日は水泳が得意な人は２５メートル、苦手な人も１０メートルは泳げるように頑張りましょう。自分でどんどん泳げるという人は１番・２番のコース、泳げなかったり、すぐに足をついてしまうという人は３番・４番のコースに来て下さい」

　山口千鶴（やまぐち・ちづる）は香菜たちの担任の先生。大学を出たてのように見えるが、すでに３０代半ばで、クラスの運営には慣れている。しかも、山口先生の場合、普通の小学６年生よりも、純粋な考えの持ち主で、香菜たちから見ると、男子にとても甘い。

　他のクラスと合同で授業をする時など、男の先生がいると、異様に山口先生の方を見つめている。あれだけ顔が可愛くて、胸が大きければ当然であるが、天然を装う計算屋さんなのか、本当に意識しないでやっているのかは香菜たちにもわからなかった。

　１番・２番コースに来ている人で男女対抗レースをすることになった。孝たちは先程の仕返しができると乗り気だった。

　一方、女の子の方も

友恵：「おちんちんや金玉がぶら下がっていて邪魔じゃないの？」
香菜：「競泳水着とか抵抗が少なくなるようにぴっちりしているけど、男子の海パンが膨らんでいたら、意味がないわよね」

などと男の子たちのことを挑発していた。

お知らせ（2011年12月7日）

色々とコメントやウェブ拍手をありがとうございます。
コメントやウェブ拍手は、とても励みになります。

「ペガサス座の箱庭」も続きは書いていますから
大丈夫ですよ。
麻衣の人気が高いみたいですね。

「極月の天使」で、もう１人出てくる予定だったキャラは
香菜と仲の良い男の子（色々あって、登校拒否を続けている可愛い男の子）です。

臨時予告（2011年12月6日）

臨時予告（2011年12月6日）
今夜、「極月の天使」を２話分以上更新する予定です。


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