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極月の天使(第43話)

2014.03.04
 女子中学生1人と小学6年生男子3人の戦いは、風美が圧倒的に優勢だった。柔道やサッカーをやっていて、大柄な男子も風美の金的攻撃には耐えられないのである。いつもは体力のある男に生まれたことを誇らしく思っていた男子もこの時ばかりは男に生まれてきたことを後悔させられる。

風美:「ちゃんと、おちんちん付いているの?」

 そう言うと、風美は大祐の股間に手を伸ばす。大祐は両手で股間を守ろうとしたが、すぐに握られてしまった。これで、風美は、大祐の男としての生殖機能を掌握したことになる。

風美:「ちゃんと付いていたのね」

大祐:「・・・変態、やめろ!」

風美:「どっちが変態なのか、たしかめてあげるわ」

 風美は大祐のおちんちんを優しく揉み始めた。

大祐:「あ、あ・・・」

 大祐が思わず、声を上げる。金玉と同じく、おちんちんも男子の大切な生殖器である。女子に優しく扱ってもらうととても気持ちが良いようにプログラミングされている。まだこの世に生まれていない胎児でさえ、何らかの拍子におちんちんが刺激されると勃起してしまうのだから、第二次性徴期の最中の大祐がこの誘惑に耐えられるわけがない。

風美:「こんなので気持ちいいの?」

大祐:「ちげーよ!」

 金玉の痛みとは逆に、おちんちんから来る快感には男子に男に生まれてきたことを肯定させる効果がある。

風美:「でも、イカせてあげないからね?」

 風美は片手で大祐の金玉を2つとも握りしめた。

大祐:「はっうう・・・」

風美:「キンタマつぶれたら、もう赤ちゃん作れないからね。しっかり、我慢していてね♪」

大祐:「この野郎!」

 大祐は風美のお腹にパンチを放った。狙いは正確で風美の子宮付近に命中する。

風美:「痛い!」

 風美が反射的に声を上げた。女の子は鳩尾を攻撃されるよりも子宮を攻撃される方が痛い。出産に重要な部位なので痛感神経が集中していて、生理痛に似た内臓感覚の重苦しい痛みが伝えられる。

 風美の痛がる表情を見て、大祐は自分が金的攻撃されている時みたいだったので、少し快感を覚えた。

 しかし、風美も黙ってはいない。男の子は金的攻撃されると、すぐにうずくまってしまうが、女の子はそんなことはない。やられたらやり返せるのである。子宮は急所とは言え、男子の金玉のように露出していないし、痛みを感じても「あっ痛い!」と言う瞬間的な痛みでそんなには長引かない。逆にアドレナリンが出て、子宮の痛みを中和してくれる。

 風美は大祐の金玉全体を強くいじりまくって、大祐の反応から副睾丸の場所を把握した。副睾丸は金玉本体以上に痛感神経が集中している急所中の急所。さらに脳は副睾丸の痛みを内臓奥部への衝撃と判断して男子を強制的に沈静化するように命令を出すので、女の子の護身術としては最適な攻撃対象である。

 風美はツメを立てながら、大祐の副睾丸を握った。

大祐:「ぐあああ!!!」

 大祐は狂ったように叫びながら暴れ始めたが、風見は手を離さない。

 喧嘩早いとは言え、風美の握力は20キロもない。だが、男子にとって、副睾丸へのツメ立て攻撃はとても効果的で、大祐は痛み以外は感じられなくなった。

 そんな時、後ろから「風美1人で十分じゃねーかよ」と、少女の声が聞こえた。

風美:「彩香(さやか)、ハロハロ!」

 男の子を虐待している現場に現れたのは彩香(さやか)。風美と同じ中学の同級生である。金的攻撃慣れしている風美であっても男子3人相手に喧嘩をしたら、負ける怖れがあったので、保険として友達の彩香を呼んであったのである。

風美:「孝は大人と大差がない身体付きだし、康平は柔道やっていると言っていたから、警戒していたんだけど、あっけなかったわね」

 大祐から孝の対象を移し、股間を足で刺激しながら、風美が言った。女の子にとっては、触れる程度のグリグリであるが、男の子にとっては地獄の苦しみである。

彩香:「小6でこれだけがっちりしているなら、将来有望だな」

 見た目は可愛い女の子だが、彩香には男気あふれる人物である。宮本武蔵の五輪の書を愛読していたり、禅寺に通っていたりするなど、普通の男以上に男らしい。

彩香:「金的も鍛えてこそ、真の男だ」

風美:「無理よ、男子って、軽くデコピンしただけでもすごく痛がるんだから」

彩香:「まあ、武道でも金的狙いは禁じ手だし、仕方がないか」

 風美とは違い、彩香は男の急所を攻撃することにためらいがある。普段、威張っているし、実際に身体能力も自分より上の男子を金的一発で倒すことは武士道に反していると考えているところがある。



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『東大生の論理』(ちくま新書)

2014.03.04
なかなかブログを更新しないで、申し訳ありません。
リハビリ代わりに、書籍紹介を更新します。

今回は『東大生の論理』です。
本職は國學院大學文学部教授の論理学者(哲学者?)が
非常勤講師として東大で教えたドキュメンタリーです。
任意レポート提出用にぱっぱとプログラミングしてしまう1年生、
大学院生レベルの発想が次々と浮かんで来てレポートにまとめる学部生など
リアルな授業風景が描写されています。
(大学の先生を今でも「教官」と呼んでいるところが東大っぽいです。
筑波大学新設以来、大学教員に呼び方が変わってきています)