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女の子の悪戯(その2)

2015.05.18
 男子は勃起していないと射精できないため、女子よりも性的なことで興奮しやすいらしい。しかし、精通を迎える前の年代の男女を比較すると、性興奮の男女差はほとんどない。むしろ、女子の方が興奮しやすい。

 未紀は男子の性欲をコントロールするのが大好きだった。まだ精通を迎える前の男子であっても、おちんちんとキンタマはちゃんと付いている。小学校低学年のこの時期、キンタマの方は男子に地獄の痛みを与える以外、あまり役割がないが、おちんちんの方は立派に機能している。生まれる前の胎児でさえ、子宮の中で勃起することもあるんだし、小学3年生にもなれば、男子は一人前に勃起する。

 女の子にはよく分からないが、勃起したおちんちんをいじると気持ちが良いらしい。まだ射精できない男の子でも、性的な快感を味わえるみたいで、愛撫中は恍惚状態になる。やんちゃ盛りの男子であっても、この性感には抗えず、女子の言いなりになる。

 とりわけ、夏休みの間、男子たちは未紀の前に自らの性器を晒し出さなければならない。未紀も裸であるが、全裸になっても内性器しか露出しない女子と比べて、股間におちんちんとキンタマをぶら下げた男子の滑稽さはよくわかる。水着も着ないで、川やビニールプールで遊び回る習慣が残る、のどかな田舎ならではの光景だが、男の子にとっては不利な状況であった。

 男子最大の急所であるキンタマをぶら下げていないといけないのはもちろんのこと、男のシンボルであるペニスもさらけ出さないといけないのである。勃起は条件反射のようなもので、些細な衝撃から大きく立ち上がってしまうこともある。シャワーの水を浴びせられた男子が強制勃起させられるのが典型例だ。

 夏休みに入ってから隼士(はやと)は未紀との勝負に負け続けていた。幼稚園の頃から空手をやっていて運動神経も良いし、体格もがっちりしている。しかし、最近、未紀とのプロレスごっこに隼士は勝ったことがない。

 いつも途中までは隼士が優勢に戦いを進めるが、未紀の金的攻撃で全てが逆転してしまう。隼士も空手で経験したことがあるが、金的攻撃を受けると、男子はとても苦しむ。なので、男子同士の試合では禁じ手になっている。しかし、男女対決の際は解禁される。他の道場でも女子からの金蹴りは認められているところが多いらしいが、このルールは男子にとって恐怖であった。どんなに相手を追い詰めていても、股間に一蹴りを食らっただけで、一気に劣勢になってしまう。

 その上、夏休み中、未紀とのプロレスごっこは裸で行われる。空手の道着を着ていれば、キンタマがどんな状態か、詳しくは分からないが、裸では丸わかりである。しかも、おちんちんまで見られることになる。

 この日、未紀と隼士は水遊びをしていた。最初は水鉄砲で撃ち合いをしているくらいだったが、だんだん本気になってきて、未紀がホースを持ち出して隼士に水を掛ける。

 未紀はホースで隼士の股間に水を集中的に放射する。隼士は手で股間をガードするが、未紀は顔に水を掛けたりフェイントをしながら、着実に隼士の股間を刺激する。水着も着ていないわけで、放射された水が隼士の股間にまともに当たる。

 女の子との主導権を賭けた真剣勝負の最中だというのに、隼士は妙な感覚に襲われた。まだ精通はしていないが、男の子の身体は、全裸の女の子を前に性行為の準備を始めてしまう。

隼士:『まずい・・』

 未紀に勃起し始めていることがバレるのを怖れて、隼士はそれとなく猫背の体勢にしたり、空手道場で行う精神集中の黙想をしたりする。しかし、ホースの水が愛撫類似の効果を及ぼして、隼士のおちんちんは大きく立ち上がってしまった。それは外から見ても、よくわかる。

未紀:「キャー!隼士のスケベ!痴漢!」

 わざとらしく、未紀が甲高い声で叫ぶ。

未紀:「何、立たせているのよ。このスケベ男!」

隼士:「ちげーよ!エッチなことなんて考えてねーよ!」

 隼士は焦った。自慰に似たおちんちんをいじる行為はやり始めていたが、ホースの水で勃起してしまったことはない。しかも、勃起を同い年の女の子に見られてしまった。

未紀:「隼士の変態!」

 裸の女子の前で、フル勃起している男子と言う滑稽な光景が出現する。客観的に見て、エッチなことをしたのは未紀である。しかし、男子の心理はおちんちんと連動している。おちんちんが性的な興奮状態にあると、脳は快感を与えて、男子に生殖活動の推進を促す。生殖活動は男子の最優先事項だし、仮に男子が「絶対に勃起しないぞ」と強く思っていても、勝手に固くなってしまう。しかも、脳から来る快感と決心との間に揺さぶられて、男子は葛藤させられる。

隼士:「違うって言っているじゃねえかよ!お前、女子のくせに生意気なんだよ!俺に蹴られたいのかよ!」

 隼士は格好を付けて、すごんだ。女子にとって、空手をやっている男子の蹴りは脅威である。未紀も何度か経験したことがある。特にお腹にまともに当たると、喧嘩の続行は不可能になる。

 おびえている未紀の姿を見て調子に乗った隼士は大股開きで仁王立ちになった。ちょうど、おちんちんは天を指すように立ち上がり、タマタマはだらしなくブラブラしている状態だった。

 その時、未紀に残酷な悪戯心が湧いた。

未紀:『今なら隼士に勝てるんじゃないの?』

 頭でシミュレーションするよりも実際にやってみる方が早い。未紀は隼士の股間を思いっ切り蹴り飛ばした。

 夏休みの暑い時期で、キンタマ袋は伸びきっていて、クッションになってくれるはずのおちんちんは勃起していて、隼士の股間は完全に無防備になっている。そんな時に女子から金蹴りを受けたら、当然、隼士は地獄の苦しみに襲われる。

隼士:「ギエー!キンタマ痛え!!!キンタマ痛え!!!つ、つぶれる!!!だれか、助けてくれ!!!」

 隼士は情けないことをわめきまくると、その場にうずくまった。おちんちんも瞬時に萎える。女の子にはよくわからないが、男子は金蹴りされると呼吸困難になるらしい。女子が出産時に子宮を圧迫されると苦しいのと同様、男子もキンタマを強く圧迫されると激痛に襲われる。

未紀:「隼士の弱点、見つけた♪」

 空手をやっている男子を打ち負かすことができて、未紀は快感を覚える。小学校でもプロレスごっこで金玉握りなどをして勝ってきているが、今回隼士は全裸で、未紀の金蹴りをまともに受けたため、学校とは比べものにならないほど苦しんでいる。

未紀:「すごく効いている?」

 未紀は隼士に尋ねるが、隼士はまともに答える余裕もない。隼士は痛み以外感じられない状態になっているのである。空手で鍛えたたくましい身体もキンタマから来る痛みには何の役にも立たない。

未紀:「男の子なのに情けないわね。空手やっているんだから、女の子に少しくらい蹴られても平気でしょう?」

隼士:「ちくしょう・・・。いい気になりやがって・・・。あとで覚えていろよ・・・」

未紀:「いつでも待っていてあげるわ。ちゃんとキンタマ鍛えて出直して来なさいよ。でも、キンタマって守りにくいところにあって不便ね。毎日、自分でデコピンするとかしてトレーニングしてみればどうかしら?まあ、無理だと思うけど。(笑)」

 未紀は見下したように言う。大人の男の人でもキンタマを蹴られたらイチコロだし、どんなに強い格闘家だってキンタマは鍛えられない。近づいてきたら膝金蹴り、遠くから蹴り込んできたら、女の子特有の長い足を生かしてアウトレンジで金蹴り。どのみち、男の子に勝ち目はない。

隼士:「ふざけやがって・・・」

 隼士は悔しがるが、沸き出す苦痛が戦意を奪っていく。キンタマは男子の反乱を怖れて、神様がわざと作った男子最大の弱点。筋肉隆々とした男たちが反乱を起こしたら、金的攻撃をしてやれば良い。何万人いる軍勢でも金的攻撃を受けたら、一瞬で、戦闘不能になる。

 それに普通に刀や槍で戦ったら、労働できない男子が増えて面倒だから、地獄の苦しみで反乱を起こす戦意をなくすキンタマ攻撃が1番有効なのである。また、簡単に狙える足と足の間に付けておいたから、体力面で男子に劣る女子も使いやすい護身術ツールである。

未紀:「私も1度、キンタマの痛みを味わってみたいなぁ」

 男の痛みに屈してうずくまる隼士を見つめながら未紀は言う。男子相手の喧嘩に便利だから狙っているだけで、キンタマがどんな風に痛いのか、未紀は想像することしかできない。やられた男子の反応からすごく痛いのはわかるけど、自分には付いていない部分だから、具体的にどれくらい痛いのかは謎のままだった。

未紀:「男に生まれて、大切なキンタマを守り抜いてみたい!でも、そんなに痛いなら、やっぱり、付いていなくて良かったのかもね。隼士はどっちがいいと思う?」

 未紀は隼士に問いかけるが、うなり声ばかりで返事はなかった。神様が作ってくれた急所の効果はすごいみたいで、男子は立ち上がることもできない。

 未紀が楽しそうに笑いながら去って行った後も、隼士は男にしかわからない痛みと闘い続けなければならなかった。男としてのプライドを考えている余裕もなく、自分がキンタマを持った生き物であると言うことを強く意識させれらるひとときだった。


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お知らせ(2015年5月18日)

2015.05.18
色々とコメントやウェブ拍手をありがとうございます。
コメントやウェブ拍手は、とても励みになります。

小学校の男女が本気で戦ったら、どちらが強いの?と言う問題があります。体格で男女差はほとんどないか、女子の方が上回っています。運動神経も同じく、女子の方が優勢。そんな状況で、金的という最大の急所を持った男子が、すっきりとした股間の女子と戦ったら、圧倒的に女子が有利になります。

この差が逆転するのは早くても中学生になった頃からです。なので、男子と喧嘩して勝ちたいなら、小学校のうちが1番効果的です。

でも、大きくなってから男の急所に興味が湧く人もいるでしょう。そんな時は仲の良い男子にお願いして、金蹴りさせてもらいましょう!きっと、男の子も金蹴り好きになるはずです!でも、嫌がっているのに金蹴りするとセクハラになりますので、気をつけましょう。

お知らせ(2015年5月5日)

2015.05.05
色々とコメントやウェブ拍手をありがとうございます。
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前回、読み切り小説で「女の子の悪戯」を書きました。その後、未紀が大きくなって、高校ではチアリーディング部に入り、野球部の男子たちの急所を鍛える話とかに憧れます。あと、小学生のうちに、他の男子のキンタマも痛めつけて欲しいです。

「ペガサス座の箱庭」では、麻衣と弘夏に頑張って欲しいです。特に、弘夏は麻衣の考えに従うようになってきましたし。女の子としての自覚が湧いてきたような気がして、うれしいです♪


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