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室町期農村の急所訓練(第6話)
2010.06.24
室町期農村の急所訓練(第6話)
村1番の力持ちと言われた権兵衛も
お雪の急所攻撃には敵わず、他の3人と同じく戦闘不能になった。
残された男は、与平だけである。
お雪は与平と対峙した。
屈強な男たちを4人も連続で倒しておきながら
お雪は汗一つかくことなく、与平との闘いに臨めた。
与平は、特に得意な武術もない。
かろうじて、体格だけは、お雪より勝っていたが
鍛え上げられた身体など金玉から来る痛みには何の役にも立たないと言うことは
前の4人の結果から分かりきっている。
持久戦でも、短期戦でも、まともに戦った場合、
男は圧倒的に不利だということを悟った与平は、
『こっちも急所を狙ってやろう』と思っていた。
試合開始後、与平は素早く、お雪のスネを蹴った。
一瞬、お雪も痛そうな顔をした。
『これなら勝てる!』
与平はそう思い、つっぱりで一気に勝負を着けようとした。
しかし、つっぱりをしようと、お雪に近づいた瞬間、
与平に激痛が走った。
お雪が与平の金玉を思いっ切り握ったのである。
「ぎゃ~!」
与平は叫びながらも、お雪の髪を引っ張った。
髪を引っ張られるのはかなりの苦痛であるはずである。
しかし、お雪は動じなかった。
お雪は与平の金玉を下に引っ張った。
これには、与平も従うしかない。
床に座った状態になると、お雪は権兵衛にやったのと同じように
与平の金玉を強弱つけて数回握った。
与平の顔は苦痛にゆがむ。
強弱をつけられると、かえって痛みに対応しにくいのである。
「参った!降参!」と与平は叫んだが、
お雪は「女の子の髪を引っ張ったんだもの、
もう少し地獄の苦しみを味わいなさい」と笑顔で言った。
降参も許されず、与平は金玉の痛みと闘い続けなければならなかった。
お雪は、与平の金玉を探るように握り続け
すぐに、ぐりぐりと新たな金的攻めを始めた。
「わっ!」
与平はさらに叫んだ。
先ほどとは比べものにならない痛みであった。
それもそのはずで、お雪は彦三郎の時と同じく、
副睾丸を攻めているのである。
彦三郎の場合は一回の打撃で済んだが、
与平はぐりぐりと何分もやられた。
「やめてくれ!」
与平は何度も叫んだが、お雪の攻撃は止まらない。
それどころか、「副睾丸は痛みを感じやすいだけで平気よ」などと
楽しそうに言われた。
けいこ場では、男たち5人がそれぞれ金玉の痛みと闘っている。
お雪は『神様って、こんなにも面白く、
男女をつくり分けたのね」としみじみ思った。
元々は大切な場所だから男の子に守ろうという気持ちを持ってもらうために
金玉を急所にしたのであった。
しかし、急所の度合いを強くしすぎてしまった。
そこをやられると、動くことすらできなくなってしまうほどの痛みを
与える仕組みにしてしまったのであった。
それゆえ、男の子は金玉を蹴られると、
自分の身体さえ、守れなくなってしまうのである。
与平は、他にお雪の痛がりそうな場所を探したが
何も見当たらなかった。
それどころか、お雪の足と足の間はすっきりしていて
金玉も付いていない。
与平は、女の子は一生経験することにない男の痛みと
ただ格闘するしかなかった。
試合は、お雪の圧勝で終わった。
村1番の力持ちと言われた権兵衛も
お雪の急所攻撃には敵わず、他の3人と同じく戦闘不能になった。
残された男は、与平だけである。
お雪は与平と対峙した。
屈強な男たちを4人も連続で倒しておきながら
お雪は汗一つかくことなく、与平との闘いに臨めた。
与平は、特に得意な武術もない。
かろうじて、体格だけは、お雪より勝っていたが
鍛え上げられた身体など金玉から来る痛みには何の役にも立たないと言うことは
前の4人の結果から分かりきっている。
持久戦でも、短期戦でも、まともに戦った場合、
男は圧倒的に不利だということを悟った与平は、
『こっちも急所を狙ってやろう』と思っていた。
試合開始後、与平は素早く、お雪のスネを蹴った。
一瞬、お雪も痛そうな顔をした。
『これなら勝てる!』
与平はそう思い、つっぱりで一気に勝負を着けようとした。
しかし、つっぱりをしようと、お雪に近づいた瞬間、
与平に激痛が走った。
お雪が与平の金玉を思いっ切り握ったのである。
「ぎゃ~!」
与平は叫びながらも、お雪の髪を引っ張った。
髪を引っ張られるのはかなりの苦痛であるはずである。
しかし、お雪は動じなかった。
お雪は与平の金玉を下に引っ張った。
これには、与平も従うしかない。
床に座った状態になると、お雪は権兵衛にやったのと同じように
与平の金玉を強弱つけて数回握った。
与平の顔は苦痛にゆがむ。
強弱をつけられると、かえって痛みに対応しにくいのである。
「参った!降参!」と与平は叫んだが、
お雪は「女の子の髪を引っ張ったんだもの、
もう少し地獄の苦しみを味わいなさい」と笑顔で言った。
降参も許されず、与平は金玉の痛みと闘い続けなければならなかった。
お雪は、与平の金玉を探るように握り続け
すぐに、ぐりぐりと新たな金的攻めを始めた。
「わっ!」
与平はさらに叫んだ。
先ほどとは比べものにならない痛みであった。
それもそのはずで、お雪は彦三郎の時と同じく、
副睾丸を攻めているのである。
彦三郎の場合は一回の打撃で済んだが、
与平はぐりぐりと何分もやられた。
「やめてくれ!」
与平は何度も叫んだが、お雪の攻撃は止まらない。
それどころか、「副睾丸は痛みを感じやすいだけで平気よ」などと
楽しそうに言われた。
けいこ場では、男たち5人がそれぞれ金玉の痛みと闘っている。
お雪は『神様って、こんなにも面白く、
男女をつくり分けたのね」としみじみ思った。
元々は大切な場所だから男の子に守ろうという気持ちを持ってもらうために
金玉を急所にしたのであった。
しかし、急所の度合いを強くしすぎてしまった。
そこをやられると、動くことすらできなくなってしまうほどの痛みを
与える仕組みにしてしまったのであった。
それゆえ、男の子は金玉を蹴られると、
自分の身体さえ、守れなくなってしまうのである。
与平は、他にお雪の痛がりそうな場所を探したが
何も見当たらなかった。
それどころか、お雪の足と足の間はすっきりしていて
金玉も付いていない。
与平は、女の子は一生経験することにない男の痛みと
ただ格闘するしかなかった。
試合は、お雪の圧勝で終わった。
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